クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - とある平行世界の探査記録、あるいは
著者: ©︎Ueh-S
作成年: 2020

4/XXXX-JP LEVEL 4/XXXX-JP

CLASSIFIED

Item #: SCP-XXXX-JP

Object Class: Thaumiel(Temporary)

None

特別収容プロトコル

SCP-XXXX-JP-Eの詳細が判明するまではSCP-XXXX-JPの存在はレベル4/XXXX-JPライセンス保持者のみに開示されます。SCP-XXXX-JP-1の探査は同セキュリティクリアランス保持者で構成された機動部隊で行われます。

現在、第21次有人探査計画まで完了しています。

SCP-XXXX-JPの収容放棄が決定しました。SCP-XXXX-JPの破壊処分に関しては現在検討中です。

説明

SCP-XXXX-JPは月と同じ軌道を周回するポータルです。形状は球形であり、直径は約4.5kmである事が財団天文学部門による計測によって判明しています。

SCP-XXXX-JPの内部には平行世界が存在しています。観測可能な範囲内における天体の位置は現行世界のものと99.98％が一致しています。これらの天体のうち、現行世界の地球(以下、地球)に相当する天体がSCP-XXXX-JP-E¹に指定されています。

SCP-XXXX-JP-Eの地軸の傾きや自転速度、大気組成、大気循環は地球と同一である事が複数回に及ぶの探査によって判明しています。また、地震活動や火山活動が確認されていることから、地球と同様に地殻活動が存在すると推測されています。

SCP-XXXX-JP-Eには人型実体(以下、SCP-XXXX-JP-E-H²)を初めとした生物³の存在が確認されていますが、現行世界において確認されているものと一致しています。これまでの探査ではほとんどのSCP-XXXX-JP-E-Hがこちらに対して友好的な態度を示しており、危害を加えた事例は現在のところ確認されていません。

以上の事例から、SCP-XXXX-JP-Eを現行世界においてK-クラスシナリオ発生した際の退避先として利用できる可能性があることからThaumielに暫定的に指定されました。しかし、これまでのところ平行世界内において異常性を有する物体や超常現象、財団を始めとした超常技術を用いる団体などが一切存在していないことから、倫理委員会を中心に協議が行われています。

第21次有人探査においてSCP-XXXX-JP-Eに未知の異常性の存在が確認されました。詳細は補遺/XXXX-JP.1を参照してください。