アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
説明: SCP-XXX-JPは直径0.8~1.3μmの細菌です。外見的特徴及び生物学的特徴は髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)に酷似していますが、感染しても髄膜炎もしくはそれに近しい症状を発症することはありません。SCP-XXX-JPは様々な経路で感染しますが、主な感染経路は感染者との直接的な接触(接触感染)です。
SCP-XXX-JPはヒトの体内に侵入した場合に異常性を発現させます。侵入後、SCP-XXX-JPはヒトが持つあらゆる細胞に擬態します。その擬態の精度の高さ1から、免疫細胞がSCP-XXX-JPを排除することはありません。擬態中のSCP-XXX-JPは異常性を発現していないものと同様に栄養の吸収、排泄行為を行うことが確認されています。SCP-XXX-JPが擬態する目的は現在も調査が続けられていますが、栄養を効率よく吸収するためであるとの仮説が██博士から提唱されています。
一定期間2が経過すると、SCP-XXX-JPは赤血球に擬態し血管へと侵入します。血流に乗って体内を移動したSCP-XXX-JPは、再び別の細胞へと擬態します。
SCP-XXX-JPが細胞に擬態することによって人体に直接的な害を与えることはありませんが、脳神経細胞に擬態した場合、SCP-XXX-JPが排泄するアミノ酸やポリペプチドによって"既視感(デジャヴ)"を生じさせることがあります。
当該オブジェクトの発見によって"既視感"の原因はSCP-XXX-JPによるものであると考えられましたが、Dクラス職員を用いた実験3により、SCP-XXX-JPに感染していないDクラス職員にも"既視感"を生じる者がいた4ことから現在も"既視感"の原因に関する調査が続けられています。
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- portal:5372876 (23 Jun 2019 07:02)