SCP下書き「茂り呼び蠢き見る」

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反認識/認知異常警告

以下の文書には危険な認知異常実例が描写されており、事前にiS抗認知改変処置を受けた場合にのみ表示されます。文書上の異常影響は予測されたものですが、人に近い存在を認識していることを自覚した場合、閲覧の停止が推奨されます。

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SCP-XXX-JP内部。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPと外部の境界線に鉄製フェンスと立ち入り禁止を示すシンボルマークが配置されています。雇用下にある警備員8名がSCP-XXX-JPの外部周辺を交代でパトロールし、民間人の立ち入りの防止と不審な実体の報告任務を担います。SCP-XXX-JPの内外で発見された人を含む異常関連実例は記録され、職員は可能なかぎりこれらをSCP-XXX-JPの内部に留めるよう指令されます。

1967~1967年に実施された土地区画整理事業及び民間伝承にまつわる情報は汚染が深刻な場合、クリーニングの上で破壊する必要があります。関連した風土・歴史的な大衆記録は異常情報部門の職員によって検閲されなければなりません。

現在、SCP-XXX-JPへのアクセスは如何なる状況でも許可されません。

説明: SCP-XXX-JPは日本の東京多摩地域の[削除済]に位置する湿地帯です。SCP-XXX-JPの面積を測定する試みは、SCP-XXX-JPの非ユークリッド的性質から成功していません。SCP-XXX-JP内は天候等の外部環境に関わらず、常に照度が低く湿度は70%以下を下回りません。

SCP-XXX-JPは生物に対する複数の有害な異常性質を有しています。一般的なものとして内部の人間を含む生物は、方向感覚の部分的欠如、原因不明かつ防ぐことが不可能な熱気、圧迫感、視線を報告します。影響の深刻さはSCP-XXX-JP内の地理的距離と関係し、特定の構造物が存在する中心地域において最も顕著に顕れます。

SCP-XXX-JPの起源は明らかになっていません。財団が2001年にSCP-XXX-JPを発見するまでこの地域一帯の情報が不自然なほどほとんど記録されておらず、その歴史的調査を難しいものにしています。SCP-XXX-JPの最古の関連記録は1967年までさかのぼることが可能ですが、長期間アノマリーが発見/記録されていなかった理由は未だ不明です。

補遺.1: 1966年のSCP-XXX-JP関連記録が土地区画整理事業の公的記録から回収されました。以下はその記録です。

1966/08/15: SCP-XXX-JP内部で工事業務を行っていた作業員3名が、奥地から不明瞭な話し声が聞こえることを作業担当員に報告する。

1966/08/17: この日、作業員がSCP-XXX-JP内にそれまで存在しなかった中規模の沼地を発見する。沼地から強い腐臭が発生していることを作業員が報告する。

1966/08/18: 来週に独自に沼地を埋め立てることが開発機構上層部によって決定される。

1966/08/19: 午前6時頃にSCP-XXX-JP近隣にてランニングを行っていた民間人が、森の奥からおびただしい数の人間がこちらを見つめていたことを警察署に連絡する。警察署の職員はこのような実体を発見できなかった。この日の工事は一時中止される。

1966/08/22: 作業員の反対にも関わらず工事が再開される。ショベルカーで埋め立て作業を行っていた作業員が午前11時過ぎに熱中症に似た症状を発症したため別の作業員と交代するが、この作業員も午後2時ごろに強い倦怠感を訴え始める。

作業員1名が沼地の中に人を発見し、強い不安を他の作業員に訴える。

1966/08/23: 午後の作業中に作業員であった山下██氏が行方不明となる。複数の作業員によって捜索が行われた際に、山下氏が使用していたタオルが木に引っかかって放置されているのが発見される。タオルは大量の泥が付着しており、強い腐臭がした。

これ以上の情報は現在提供不可能であると判断されています。

補遺.2: SCP-XXX-JP内部の探索が実施されました。これらはSCP-XXX-JPへのアクセスが禁止される以前に行われた実験です。以下は探索の文字おこし記録です。

探査実行: D-36890
対象: SCP-XXX-JP


[記録開始]

[映像はSCP-XXX-JP内の木々を映し出している。湿度のためか水滴が映像をやや不明瞭にしている。]

D-36980: 今入りました、はい。

司令部: 了解。そのまま進んでくれ。

[D-36980は4分間沈黙して道を進み続ける。]

D-36980: [軽い深呼吸]、あちいな。

[D-36980は支給された水筒から1口飲み、前進する。2分が経過する。]

D-36980: なっこれ、[咳き込む]。

司令部: どうした?

D-36980: あー、ひどい臭いがする。何か腐ってるみたいな……[大きくせき込む]。

[映像の奥に窪んだ陸地がうっすらと映し出されている。]

司令部: リュックの中にマスクがある。耐えられないようなら着けてくれ。

D-36980: ありがてえな。

[D-36980がリュックの中を確認している音声が記録される。1分後カメラが戻り、映像が再開する。]

D-36980: うん、だいぶましになった。

司令部: そのまま奥に進んでくれ。

D-36980: 了解。

[D-36980が前進し映像が続くと沼地がおぼろげながら顕れてくる。28秒後D-36980は沼地の前で立ち止まる。]

D-36980: これを付けてても臭うな……。たぶん臭いの原因はこれだと思う。

司令部: 分かった。そうだな、次に左の-

D-36980: 待ってくれ、何か……人がいる。

司令部: 詳細に教えてくれ、実体の説明を頼む。

[カメラが人に向けられる。]

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D-36980が映した沼地の向こう側の映像。中央の作業着を着た男性を指していると思われる。

D-36980: なんかあれだ、工事現場の人みたいな……。

司令部: 一旦、実体と-

人: 待ってくれ。

D-36980: ん、あ。

人: 近づくな。

[D-36980は前進する。]

司令部: どうした? 報告してくれ。

D-36980: いや、人がいるんだ。

[D-36980は前進を続け、左足を沼地に沈める。]

司令部: 今すぐ戻るんだ、D-

人: [悲鳴、叫び声]

[D-36980は前進し続けるが、深部へ近づくにつれ身体が沼に沈んでいく。]

人: [悲鳴、叫び声]

[D-36980の身体がほとんど沈む。この時点でカメラの映像が暗転する。]

人: [悲鳴、叫び声]

[記録終了]

探査実行: D-41783
対象: SCP-XXX-JP


[記録開始]

[映像はSCP-XXX-JP内の草と植物を映し出している。湿度のためか水滴が映像をやや不明瞭にしている。]

D-36980: 来たぞ、[舌打ち]くそ暑い。

司令部: 余計な発言は慎むように。道を進んでくれ。

[D-36980が道を進む。14分間の間、時おりD-36980が悪態をつく以外の音声は記録されない。]

司令部: D-36980、そこを右に進んでくれ。

D-36980: 分かった、分かった、そこまでうるさく言う必要はねえよ。

[D-36980が右折すると、人の視線がD-36980の背後に一瞬見える。D-36980はそのまま道を進み続ける。]

[2分後、D-36980が水筒を取り出し水を2口程度飲む。さらに6分が経過する。]

D-36980: おい、まだ着かねえのかよ。

司令部: もう少しだ、あと数分我慢してくれ。待ってくれ、何か……人がいる。

D-36980: [舌打ち]。

[D-36980の左側の草木の中に人がいる。人はD-36980を見ている。1分が経過する。]

D-36980: クソっ。

[既にD-36980の付近に多数の人がいる。映像から多くの人が確認できる。]

[4分が経過する。様々な人がいる。しかし、人ではない目が奥からのぞいている。]

D-36980: おいっ、まだかよ!

司令部: もう少し進めば建物がが見える。いや、人がいるんだ。

D-36980: ふざけんじゃねえ。

[D-36980が走り出す。多くの人の視線がそれを追う。それは渇望する。]

[3分が経過する。D-36980が立ち止まり、付近の人の影に移動する。]

D-36980: [咳き込む]。

[D-36980が顔を上げる。]

人: 余計な発言は慎むように。

D-36980: ああ、終わったんだな……時間かけさせやがって。[咳き込む]、二度とこんなこと。

人: もう少しだ、あと数分我慢してくれ。

[D-36980がそれに近づいていく。D-36980は進む。それは常に望んでいる。]

人: もう少し進めば建物がある。

[D-36980と人の周りにはそれがいる。]

[それはD-36980を欲している。それは人であることを望んでいるからである。]

[D-36980は人である。それは人が人であるために必要なものを望み続ける。]

[記録終了]

付与予定タグ: scp jp euclid 敵対的 場所 概念 樹木 植物 反ミーム



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