SCP下書き「業火」

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3/XXX-JP LEVEL 3/XXX-JP

CLASSIFIED

classified-lv3.png

Item #: SCP-XXX-JP

Object Class: Keter

fire.jpg

SCP-XXX-JP関連異常を撮影した画像。異常な影響を受けている。

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの収容は現時点で不可能です。全ての被影響者から異常を排除する試みは成功していません。

説明: SCP-XXX-JPは一連の異常な失踪現象です。平均的に前回のSCP-XXX-JPが終了してから、4週間に以内に新たなSCP-XXX-JPが発生します。SCP-XXX-JPは法的機関に確保されていない、もしくは何らかの理由で刑罰が与えられなかった1名の重犯罪者(殺人犯、強姦犯、強盗犯、誘拐犯、重度の暴行犯)を標的とします。

これらの影響者された対象は一連の異常事象に遭遇します。事象は非常に多岐にわたりますが、以下のものは頻繁に確認されます。

  • 対象への宅配物に赤色の手紙が混入します。内容は現地の新聞や雑誌の文字を切り抜いたもので構成されており、対象を脅迫することを意図しています。日数の経過とともに発生する手紙の量は増加する傾向にあります。
  • 対象が目撃する反射像(鏡、ガラス、水面等)が正常なものではなく、その場に存在する物体が炎上しているように写ります。これは数秒間程度しか持続しないため、しばしば対象の精神を不安定であるかのように認識させます。
  • 対象が動物を飼育している場合、対象が外出した際や別室に移動した際にゲージや水槽が消失します。物品が存在した場所に原因不明の焼き焦げ跡が残っています。
  • 対象が赤い紙や布に触れた際に一瞬の間強い熱を感じます。
  • 対象は連続性のある悪夢を経験します。報告された中で、対象は深夜の荒廃した百貨店を歩いている場面から始まります。対象は胸騒ぎからこの施設を脱出することを試みますが、面積が膨大かつ入り組んでいるため成功しません。対象は長い時間施設を歩き続け、ふとした瞬間に天井を見上げます。対象は天井に何かを見つけたところで覚醒します。対象は目撃したものを説明できませんが、極めて強い恐怖を訴えます。
  • 対象は漠然とした閉塞感と自身が"隠れる必要がある"ことを確信します。結果的にこれは対象の精神に不調をもたらします。

対象は6~11日間に渡ってこれらを含む異常影響を受けた後の深夜に突如として行方不明となります。対象の失踪先や消失の有無は一切確認できておらず、身元の発見にも至っていません。対象に起こった事象を描写した情報は、燃え盛る木材の写真として表現されました。

対象の失踪後、複数の地点(主に対象の居住地域周辺)で上空に不明な天体が僅かな間輝くのが観測されることがあります。この事象の原因は明らかになっていません。


補遺.1 担当研究員によって対象#062(最低でも6件の殺人を行ったにも関わらず、証拠不十分を理由に不起訴となった。)に送られた手紙23通が回収されました。分析はこれらの手紙自体に異常は確認できないと結論付けられました。以下は手紙の内容の抜粋です。

自分自身の結果と顔を合わせる時が来た。

過去は消えない、そしてお前を見つける。

その温度はお前の犯したことの一部にすぎない。

お前は決して幸せにならない。お前は決して逃げられない。

永遠に燃え尽きない罪人がいる。

2度と戻らない現実がある。お前のための場所は1つしかない。

お前の腕がかすめ取った。盗んだものをもらいにきた。

忘れるな。


補遺.2: 異常分析及び実験のため、対象#103(4件の暴行と7件の強姦を行ったが、違法な司法取引によって無罪となった。)がサイト-57HGにて勾留されました。監視下にあるにも関わらず、対象が偶然としか考えられない原因によって4件の脅迫文を受け取ったことが特筆に値します。常に対象を収容するユニットの外部を周回していた機動部隊L-29("ハエ取り罠")の隊員による脅迫文の完全な検閲は失敗しました。

対象が監視下に置かれてから5日後の23時56分にサイト-57HGの第2区画から原因不明の火災が検出されました。直ちに職員の退避命令がうながされ、防火機能の起動によってそれ以上の延焼は防がれました。火災による死傷者や収容違反は防がれました。

同日の13時31分にサイト管理官と職員によってサイトの事後点検が開始され、この時点で対象を収容していたユニットが多大な損傷を受けているのが確認されました。ユニットの内部は熱によって融解しており、対象の痕跡は見受けれませんでした。室内の監視カメラは異常な映像をサイト司令部に転送していました。カメラは既に熱で破壊されていましたが、以下の映像が司令部のアーカイブに記録されていました。

[記録開始]

[映像が開始する。対象#103がインスタントコーヒーをカップで飲みながら、周囲をゆっくりと見ている。]

[部屋のデスクや植木鉢が突如としてゆっくりと"シューシュー"と音を立てながら融解する。対象#103が椅子から転げ落ち、コーヒーの一部が床にこぼれる。コーヒーが床で蒸発し始める。]

不明: [不明瞭な音声]

[対象#103が右手でドアを開けようとする。ドアノブに触れると同時に指が熱せられる。対象#103の全ての手は火傷しているように見える。]

[対象#103が叫んでいる。対象#103は左手で壁に触れるが、左腕が即座に燃え盛る木材に変わる。対象#103は再び叫ぶ。]

不明: [不明瞭な音声]

[部屋内部が延焼しているにも関わらず、室内には暗い空間が広がりつつある。部屋のあらゆる物品が溶けつつある。対象#103が何かを言っているが聞き取れない。]

不明: [不明瞭な音声]

[部屋には燃える火以外の光が存在しない。対象#103が常に何か発言し続けており、時おり切れ切れに叫ぶ。]

不明: 恐ろしい存在が訪れたようだ。

[部屋はもはや火以外のものが確認できない。対象#103は"H”から始まる何らかの単語を叫んでいる。]

不明: それを見る時だ。知った方がいい、お前の運命は存在しなくなることだ。

不明: お前が[不明瞭]されたら、お前はもう一度[不明瞭]される。

不明: 最初の熱がお前を殺すだろう。

不明: 最期の熱が存在を拒否している。

不明: 見上げろ。

["パチ"という音と共に画面が暗転する。14分37秒にわたって静かな風が吹いている音声が記録される。]

[画面が暗いトンネルの内部を映し出している。映像はしばしば暗い画面がちらつき、安定していない。先ほどよりも高温の風の音が聞こえている。]

[1時間57分にわたってほとんど同様の映像が記録される。風の音が徐々に強まっている。]

[風の音に加えて話し声が混じり始める。不明瞭ながら、おそらく"Come"という単語を何度も発言していると思われる。]

[3時間12分にわたって風の音が聞こえている。]

不明: [歪んだ音声で] 多くの、[不明瞭]、彼女は戻ってくるだろう。彼ら、彼らは戻った。

[唐突に画面が暗転した後、白い何もない映像が続く。いかなる音声も記録されない。]

[記録終了]



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