SCP下書き「拷問システム」

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アイテム番号: SCP-XXX-JP Level 3/XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Classified

脅威レベル:


Computerroom.jpg

異常性を生じる以前の第6区画コンピュータールーム。

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP内へと通じるドアは南京錠と電子的な手段による二重のロックが掛けられています。サイト-E96に所属する職員は上位職員の直接の指令がある場合を除き、第6区画に立ち入ってはいけません。

SCP-XXX-JPに個人が存在する場合、収容違反警告が通達され直ちにAlpha級自立型キルドローンが出動します。SCP-XXX-JP-2の終了が完了するまでに第6区画内にいた人員は喪失したものと見做されます。

倫理的問題から実験は現在禁止されています。

説明: SCP-XXX-JPはかつてサイト-E96の第6区画コンピュータールームであった儀式的処刑場です。SCP-XXX-JP内には使用された形跡のある様々な拷問道具から成るシステム(SCP-XXX-JP-1)が確認でき、これは部屋中央の断頭台を中心に環状に配置されています。この部屋にもともと存在したハードウェアはSCP-XXX-JP-1に接続されており、不明なアプリケーションが常時起動されています。

SCP-XXX-JPへ侵入した対象はSCP-XXX-JP-1から特定のミームを受信します。この原理は不明ですがおそらくは対象の知的認識領域へ形而上的な接続が行われているものと考えられます。ミームを受信した対象(以下、SCP-XXX-JP-2)はSCP-XXX-JP-1を使用して個人の拷問を試みます。このミームはほとんど強制力を持たないことが判明しています。

SCP-XXX-JP-2がSCP-XXX-JP内に存在する場合、半径200m以内の個人はSCP-XXX-JP内へと侵入を行います。SCP-XXX-JP-2がSCP-XXX-JPにとどまり続ける限り、この影響は永久的に継続します。


補遺.1/起源

1978/04/11、サイト-E96の警告ネットワークが第6区画における異常を検知しました。同サイトの機動部隊が出動したもののその影響によって全隊員が死亡しました。第6区画が封鎖され初期の収容体制が確立されるまでに、23名の職員が異常性によって犠牲者となりました。

異常が抑制されSCP-XXX-JPがSafeクラスへと再分類されるに伴い、起源の調査が開始されました。しかし、サイト-E96の職員であったセレスト・リンドゥ博士は故意にSCP-XXX-JPを作製したことを自白したため、調査は一時中断されました。リンドゥ博士は拘束され内部裁判にかけられました。


補遺.2/インタビュー

インタビュー#1
インタビュアー: ローザ・L・ガーネット研究員
インタビュー対象: セレスト・リンドゥ被告


ガーネット研究員: こんにちはリンドゥ。

リンドゥ被告: はあ

ガーネット研究員: ……何ですか?

リンドゥ被告: いや、私が改めてリンドゥ“博士”でなくなったのだと思った、それだけだよ。

ガーネット研究員: あなたには異常存在を人為的に作成した疑惑が-

リンドゥ被告: 疑惑ではない。それは事実だ。

ガーネット研究員: ……OK、ではなぜそのようなセキュリティ違反を行ったか説明して頂けますか?

リンドゥ被告: そう急ぐな、順を追って説明するさ。この犯罪は……そうだな、一つの事実に基づいているんだ。

ガーネット研究員: 事実とは?

リンドゥ被告: SCP財団はゴミであるという事実だ。

ガーネット研究員: [沈黙]

リンドゥ被告: [クスクスと笑う] どうした? 研究員殿。

ガーネット研究員: もう少し詳細に説明して頂けますか。

リンドゥ被告: そのままの意味さ。財団は上から下までバナナの皮と魚の骨で出来ている。貪りつくされたゴミカスの山だ。

ガーネット研究員: あなたは個人的な財団への敵対心からアノマリーを生みだしたと。

リンドゥ被告: 君は話を急かす癖があるな。昔はそういう手合いが多かった。物事が今よりシンプルだった時代だ。

ガーネット研究員: あなたは裁判にかけられています。先ほどの発言は有罪判決の決定的な理由となります。

リンドゥ被告: 分かっている、それは十分にな。

ガーネット研究員: あなたは……なぜあのようなことを……

リンドゥ被告: それは私の地位に起因するものかな? それとも動機か?

ガーネット研究員: 両方です。

リンドゥ被告: 過去に財団法に違反した上位職員がいないわけではないだろう、少なくとも両手で数えられないほどの数がいることも知っているさ。ある者はアノマリーの解放を試み、またある者は離反を試みた。

ガーネット研究員: 半分は未遂に終わりました。彼らはあなたと同様に裁判にかけられ-

リンドゥ被告: 半分は成功したんだろう。私は財団最初の犯罪者ではないし、最後の犯罪者でもない。

ガーネット研究員: この話はもう十分です。

リンドゥ被告: 構わない。悪いが今日はもう話せそうにない、年寄りにこの手の尋問は堪えるものがあるよ。

ガーネット研究員: ……いいでしょう、今日のインタビューはこれで終わりましょう。

リンドゥ被告: [自身の耳を掻く] インタビューね、物は言いよう-

ガーネット研究員: インタビューを終了します。

インタビュー#2
インタビュアー: ローザ・L・ガーネット研究員
インタビュー対象: セレスト・リンドゥ被告


ガーネット研究員: おはようございます、リンドゥ。

リンドゥ被告: おはよう、たしかガーネットだったな?

ガーネット研究員: ええ。それでは前回の続きを話しましょう。

リンドゥ被告: いいさ、なぜ私が-

ガーネット研究員: その続きを話す必要はありません。私が質問します、あなたは答えてください。

リンドゥ被告: [肩をすくめる] 了解。

ガーネット研究員: あなたはどのようにしてSCP-XXX-JPを作製したのですか? そして作成するための技術をどのようにして手に入れたのですか?

リンドゥ被告: それは言えないな。

ガーネット研究員: なるほど。それでは別の手段を取る必要がありま-

リンドゥ被告: 冗談が通じていないようだな。

ガーネット研究員: それではジョークについて詳しく教えていただきましょうか?

リンドゥ被告: それは別の異常存在と関連しているからだ。

ガーネット研究員: なっ、それはどういう-

リンドゥ被告: データ削除済。1

ガーネット研究員: ふざけるのも大概にしていただけませんか。

リンドゥ被告: [笑う] それは君らが-いや、そのシステムが日ごろから成していることだよ。

ガーネット研究員: あなたは財団の秘密主義を批判しているのですか? そのような官僚制的構造を?

リンドゥ被告: 財団が官僚的だったことなどない。この組織は均一な顔なしによる牢獄よりも、縁故主義と紙幣に支配された独裁制に近い。

ガーネット研究員: どちらであれ結論に変わりはありません。あなたの財団への敵意は明らかです。

リンドゥ被告: 兄弟が同じ思想を共にするとは限らないさ。君は話の最初から結論まで、全てにおいて判断が速すぎる。

ガーネット研究員: レトリックはもうたくさんです。私が聞いているのはあなたがどのようにアノマリーを作り出したかについてです。

リンドゥ被告: 残念ながら詳しいところは私にも分からないのだよ、技術の提供者は既に去ってしまった。

ガーネット研究員: 提供者? 財団外の敵対者によるものですか?

リンドゥ被告: ああ、冷淡な帝国主義者(Cool Imperialist)と呼ばれている組織だ。

ガーネット研究員: [悪態]

リンドゥ被告: 初めて財団職員らしくないところを見せたな。素晴らしいことだ。

ガーネット研究員: ……インタビューを終了します。


付記: カオス・インサージェンシーとSCP-XXX-JPのつながりは調査中です。

インタビュー#3
インタビュアー: ローザ・L・ガーネット研究員
インタビュー対象: セレスト・リンドゥ被告


ガーネット研究員: ……こんにちは、リンドゥ被告。

リンドゥ被告: こんにちは、ガーネット研究員殿。

ガーネット研究員: あなたの処遇は明日決まります。最後に聞いておくことがあります。

リンドゥ被告: なんだ。

ガーネット研究員: なぜ処刑場なのですか?

リンドゥ被告: その質問が“収容”に関係あるのか?

ガーネット研究員: ええ。

リンドゥ被告: 君はひどい嘘つきだな。

ガーネット研究員: 質問に答えてください。

リンドゥ被告: [軽く笑う] いいだろう。実を言うとその質問をしてくれてとても嬉しいよ。あれは私が財団に残した最大の成果だよ、間違いなく。

ガーネット研究員: 私には皮肉にしか聞こえませんが。

リンドゥ被告: なるほど。……では先に聞いておくが君はあれが何を意味するものだと思う?

ガーネット研究員: 消費されるDクラス……いいえ、財団の犠牲者全般の比喩でしょうか。あれは財団が執行者であることを表現していますね。

リンドゥ被告: 限りなく近いが核心ではないな。

ガーネット研究員: まるで芸術家のようですね。

リンドゥ被告: [かすかに笑う] そうとも言えるな、私の代表作になるだろうね。

ガーネット研究員: しかし、あなたに贈られるのは称賛でも批判でもなく罰です。

リンドゥ被告: ふむ、ではもう一度質問する。

ガーネット研究員: 何でしょう。

リンドゥ被告: あの処刑台で実験をしたか?

ガーネット研究員: [沈黙] いいえ。

リンドゥ被告: だから言っただろう? 君はひどい嘘吐きだ。

ガーネット研究員: 何も起こりませんでした。

リンドゥ被告: そのはずだ。あのシステムはDに対してそのように作用する。

ガーネット研究員: ……なぜです。あのミームに強制力はありません。なぜ……なぜ、SCP-XXX-JPは23人もの職員を死に-

リンドゥ被告: [笑う] そこが最も面白いところだ。ネタばらししよう、研究員。あれはミームというより特殊なアルゴリズムだ。

ガーネット研究員: なぜ-いったい何が起こったのですか。

リンドゥ被告: 自己複製するミームと違い、アルゴリズムは単なる手順だ。正気であれば人殺しの手順を知っても実際にナイフで人を刺すことはないはずだ。正気であれば、だ。

ガーネット研究員: それは-

リンドゥ被告: SCP財団で長らく勤務した者がどんな状態になるかを理解した時、それを試さざるを得なかったよ。そういう意味では私も手遅れだが。情報は身体に刻み込まれるんだ、SCP財団の職員にね。システムの部品共が囲むのは-

ガーネット研究員: 早く、マイクを止めなさい!


補遺.3/裁判結果

財団事案裁判所より通達


セレスト・リンドゥ氏(財団の元レベル4研究職員)を被告とする裁判は予定通り進行しました。被告は自身の犯罪を全面的に認めているものの、自身の行為に対する反省は見られませんでした。

罪状であるアノマリーの作製及び間接的な多数の職員の殺害は、財団法における重篤な侵害と見做されました。

  • 異常存在の作製.Ⅰ級(故意に、そうせざるを得ない状況下にあるわけでもなく、アノマリーの危険性を十分に認識していた)降格処分
  • 間接的な多数の職員の殺害.Ⅰ級(故意であり、アノマリーの危険性を十分に認識していた。)降格処分

執行: 被告は財団の一般職の地位を剥奪され、Dクラス職員へと降格されます。


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