善意の通報-改訂版

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 三親等以内の親族を何らかの事件/事故で亡くした職員、または犯罪被害者支援団体、遺族支援団体、遺児支援団体等の被害者や遺族を支援するコミュニティーに所属する職員はSCP-XXXX-JPの認識災害の影響を受ける恐れがあるため、サイト-81██への接近並びにサイト-81██での勤務が禁止されています。またサイト-81██に勤務する職員は三親等以内の親族を何らかの事件/事故で亡くした場合、サイト-81██人事部審査室へ出頭し、必要な処置を受けてください。

回収されたSCP-XXXX-JP-Pは通信機構を完全に破壊し、不透明なカバーにより梱包した状態で、サイト-81██の施錠された標準収容ロッカーに収容されます。さらに未設置のSCP-XXXX-JPが発見された場合、不透明な袋に密封した状態でサイト-81██の施錠された標準収容ロッカーに収容されます。20██年█月現在、SCP-XXXX-JP-Pは████████基、未設置のSCP-XXXX-JPは██████████枚収容されています。

SCP-XXXX-JPの拡散を防止するため財団は標準的な情報操作を行うだけでなく、犯罪被害者支援団体、遺族支援団体、遺児支援団体等の被害者や遺族を支援するコミュニティーにエージェントを派遣し監視を行っています。潜入したエージェントは潜入場所の状況やSCP-XXXX-JP-Cの発生状況などを分析し、SCP-XXXX-JPの入手を阻止し、適宜SCP-XXXX-JPの回収並びにSCP-XXXX-JP-Cへの治療を行ってください。

SCP-XXXX-JPの設置された通信機から発信され異常性を持ったA分類1XY 特番通話1(通報イベントXXX-JP)を一般回線から隔離し完全な収容下に置くことは、不可能です。詳細は補遺1を参照してください。上記理由により通報イベントXXXX-JPの収容に関して財団は、受動的な収容プロトコルであるプロトコル“間違い電話”を制定しました。

説明: SCP-XXXX-JPは双方向音声通話機能を有する通信機器に設置することを目的に作製された、異常性を持ったステッカーです。SCP-XXXX-JPの形状は様々ですが、一様にA分類1XY 特番のうち119(消防)・110(警察)・118(海上保安庁)・188(消費者ホットライン)・189(児童相談所全国共通ダイヤル)の5つの番号4と「あなたの善意はキセキを織りなす」という標語が印字されています。現在SCP-XXXX-JPを設置された通信機器(SCP-XXXX-JP-P)から除去する如何なる試みも成功していません。

SCP-XXXX-JPの異常性は2つに分類されます。1つ目は三親等以内の親族を何らかの事件/事故で亡くした人物、または犯罪被害者支援団体、遺族支援団体、遺児支援団体等の被害者や遺族を支援するコミュニティーに所属する人物がSCP-XXXX-JPを視認すると強迫性障害を発症する異常性であり5、2つ目はSCP-XXXX-JP-Pから発信される異常性を持たない A分類1XY 特番通話(通報)を不定期に異常性を持った通報イベントXXXX-JPに置換する異常性です。さらに通報イベントXXXX-JPはその発信者(SCP-XXXX-JP-A)6と通報イベントXXXX-JPを受けた受信者(SCP-XXXX-JP-B)7に強迫性障害を発症させることが確認されています。

SCP-XXXX-JP-CはSCP-XXXX-JPを入手し、秘密裏に通信機器に設置しなければならならず、SCP-XXXX-JPを所有している事実を隠蔽しなければならないという強迫性障害を発症します。当該障害の症状の度合いはSCP-XXXX-JP-Cにより様々ですが、大部分のSCP-XXXX-JP-Cは一般的な医学的処置による治癒が可能です。しかし、非常に低い確率で重篤な強迫性障害を発症することが確認されており、当該障害はクラスC記憶処理以上の記憶処理でなければ除去することができません。またSCP-XXXX-JPの入手方法は不明です8

SCP-XXXX-JP-Pから発信される緊急通報が通報イベントXXXX-JPに置換される規則性は全く不明であり、その接続先の選択基準も下記2点を除き、全く不明です。また通報イベントXXXX-JPの接続先を外部から変更した場合、当該通信を下記の条件に合致する複数台の通信機器に接続するという、ある種の防衛機構が備わっていることが確認されました。

リスト1

  1. 音声通話が可能で、双方通話機能を備える通信機器である。
  2. 上記の条件に合致する通信機器の半径1m以内に、通話を受けかつその内容を理解できるだけの知性を有した存在がいる。

通報イベントXXXX-JPはSCP-XXXX-JP-A及びBが発症する強迫性障害の様態から開始・準備・実行・終了の4段階に分類されます。なお、開始・準備・実行の3期における記憶処理は一切効果がなく、通報イベントXXXX-JPを終了させるまでSCP-XXXX-JP-A及びBは当該イベントの影響下に置かれます。さらに、通報イベントXXXX-JPが何らかの形で終了期を迎えることができなくなった場合、SCP-XXXX-JP-A及びBは死亡するまで当該イベントの影響下に置かれることが確認されました。詳細に関しては以下の表1並びにリスト2を参照してください。

表1
段階 定義
開始期 通報イベントXXXX-JPに置換された通報をSCP-XXXX-JP-Bが受信してから、当該通話が終了するまで。
準備期 事象への対処を行うための準備活動が開始されてから、その行動が終了するまで。
実行期 事象への対処のための活動が開始されてから、その活動が終了するまで。
終了期 実行期が完全に終了し、SCP-XXXX-JP-A並びにBが通報イベントXXXX-JPの影響下から完全に離脱するまで。

リスト2

  • 開始期にみられる症状
    • SCP-XXXX-JP-Aの症状
      当該通報が通報受理機関に接続されていないにもかかわらず、一切違和感を示さずにSCP-XXXX-JP-Bとの通話を継続します。一般的な通報で伝達すべき事項9を全て伝えた場合、通話は終了します。また、SCP-XXXX-JP-Aが発生現場の所在地を知りえない状況下においても、正確にその所在地を伝達することができます。
      本段階からSCP-XXXX-JP-Aは発生現場に対する異常な執着を示し、開始期から終了期まで一貫して発生現場10から離れようとしません。さらに、SCP-XXXX-JP-Bが必ず発生現場に到着し、適切な対処をとることを確信しているため、SCP-XXXX-JP-B以外からの如何なる救助も拒否し、SCP-XXXX-JP-B以外の救助活動11を妨害します。当該行動の理由を調査するため開始期段階にあるSCP-XXXX-JP-Aへのインタビューを試みたところ、SCP-XXXX-JP-Aは一様に通報イベントXXXX-JPを「奇跡」として捉えており、その「奇跡」を完成させる12ための活動であることが判明しました。
    • SCP-XXXX-JP-Bの症状
      自らが受信した通話が異常なものであることに一切違和感を示さずに、SCP-XXXX-JP-Aとの通話を継続します。また、SCP-XXXX-JP-Bが発生現場の所在地を知らない場合においても、SCP-XXXX-JP-Aにより伝達された所在地を正確に認識し、当該所在地へ迷うことなく向かうことができます。
      本段階からSCP-XXXX-JP-BはSCP-XXXX-JP-Aから伝えられた事象へ対処することに異常な執着を示し、SCP-XXXX-JP-Aは必ず発生現場で待っており、助けを求めていると確信しています。当該行動の理由を調査するため開始期段階にあるSCP-XXXX-JP-Bへのインタビューを試みたところ、SCP-XXXX-JP-Bもまた一様に通報イベントXXXX-JPを「奇跡」として捉えており、その「奇跡」を完成させる13ための活動であることが判明しました。
  • 準備期にみられる症状
    • SCP-XXXX-JP-Aの症状
      通話が終了するとSCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JP-Bが到着するまで待機状態に移ります。この状態のSCP-XXXX-JP-Aは積極的に活動することはありませんが、必要に応じ現場の保全活動14や最低限の生命維持活動等を行うことが確認されています。
    • SCP-XXXX-JP-Bの症状
      通話が終了するとSCP-XXXX-JP-Bは自らの知識の範囲内で事象に対処するために必要と考えられる各種機材を獲得するために行動します。当該獲得活動の様態は様々ですが、入手が簡単な機器に関しては比較的穏当な手段を以て、入手が困難な機器に関しては強硬手段を以て入手しようと試みる傾向があります。
  • 実行期にみられる症状
    • SCP-XXXX-JP-Aの症状
      SCP-XXXX-JP-Bの到着を確認したSCP-XXXX-JP-Aは最初にSCP-XXXX-JP-Bを様々な形で賞賛し、その到着を喜びます。その後、SCP-XXXX-JP-Bが行う対処活動を積極的に補助し、事象の収拾に向け活動を始めます。
    • SCP-XXXX-JP-Bの症状
      準備期が終了したSCP-XXXX-JP-Bは発生現場へ向かいます。この時、SCP-XXXX-JP-Bは一般的な経路ではなく地図上の最短距離、つまりは現在地と発生現場を線分で結んだ際にできる直線に沿った経路で現場に向かおうと試みます。大抵の場合、当該経路上には様々な障害物が存在しますが、SCP-XXXX-JP-Bは出来るだけ直線的経路から外れずに進もうとします。
      発生現場に到着したSCP-XXXX-JP-BはSCP-XXXX-JP-Aによる歓待をひとしきり受けた後、自らの知識の範囲内で事象に対処し始めます。多くの場合、事象の発生から長時間が経過しているため事象の対処は困難あるいは不可能な状態にありますが、現状その場で出来るだけの対処を行います。一般的に事象が解決したとは言い難い状態15であっても、SCP-XXXX-JP-A並びにBが「事象への対処に成功した」16と確信した場合は、終了期へ移行します。
  • 終了期にみられる症状
    • SCP-XXXX-JP-A並びにBの症状
      SCP-XXXX-JP-A並びにBの認識する範囲内での対処が完了し、終了期に移行すると両対象の強迫性障害は2~3時間で完全に消滅し、イベント中に抱いていた強迫性障害に起因する価値観も消滅します。ただし当該イベント中の記憶は完全な形で残っており、クラスC記憶処理を施さない限り当該記憶は消去することはできません。_

通報イベント中の活動はイベントが及ぼす精神的異常の性質上、反社会的・残虐的な傾向が強く、正常な精神状態では耐え難い記憶であるため、多くのSCP-XXXX-JP-A並びにBは重篤な精神疾患を発症し、最終的には自殺に至ることが確認されています。

発見経緯: 1980/5/2、富山市内にて潜入調査中であったエージェント██(SCP-XXXX-JP-B-0)が突如、SCP-████-JPを奪取した上で、逃走を図る事案が発生しました。事案発生当初、財団は当該事案を一般的な職員脱走事案
において発生した自動車事故を目撃した斎藤███氏が、SCP-XXXX-JPが取り付けられた公衆電話(後、SCP-XXXX-JP-P-1に指定された)を用い緊急通報をしようと試みたところ、財団がフロント団体として所有する「█████協会」に接続されたことから、SCP-XXXX-JPが発見されました。

財団は当該事件を出動事例XXXX-JP-0として指定し、通報イベントXXXX-JPとそれに起因する事象(出動事例XXXX-JP)に関連する情報を収集するために「SCP-XXXX-JP調査委員会」を発足させました。SCP-XXXX-JP調査委員会が収集した出動事例XXXX-JPは「出動事例XXXX-JP記録集」として専用のアーカイブに保存されます。詳細に関しては補遺3を参照してください。

補遺1: 事案XXXX-1簡易報告書


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