Need - to - Know
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倫理委員████は知っていた。

自らの名前を知っていた。

自らが定時に帰れぬ事を知っていた。


フラワーショップ「サニーアンドセレブレーションプレジャーSunny and Celebration Pleasure」従業員松本 あゆみは知っていた。

昨夜、交通事故が起きた事を知っていた。

事故は店先で起きた事を知っていた。

こんな時、花屋が何をするか知っていた。

事故がどのような物だったか、被害者は誰で加害者が誰かは知らなかった。

彼女は今、地面に一輪のバラを置く。


エージェント・佐藤は知っていた。

昨夜、事故など起きていない事を知っていた。

事故という事に"された"事を知っていた。

被害者が誰かを知っていた。

加害者が誰かを知っていた。

"それ"は人間ではない事を知っていた。

"それ"が何かは知らなかった。

彼の足元には、バラの花が置いてあった。

これを確認する事が、彼の任務だという事を知っていた。

それが何の為であるかは知らなかった。

彼は今、無線のスイッチを入れる。


機動部隊隊長アルファは知っていた。

昨夜、収容違反が発生した事を知っていた。

"それ"との戦い方を知っていた。

死んだのは、財団の職員だと知っていた。

それが誰かは知らなかった。

封じ込めに、バラの花が必要だと知っていた。

それが何故かは知らなかった。

彼は、実体がその瞬間も活性化する可能性がある事を知っていた。

エージェントがその事を知らない事を知っていた。

彼の手元には、狙撃銃があった。

スコープ越しに、エージェントの横顔が見えた。

エージェントが無線のスイッチを入れたのが見えた。

間もなく、彼の無線が報告を伝えた。

彼は、自分の任務が同時に終了した事を知っていた。

彼は、何故エージェントを終了する準備が必要かは知らなかった。

同時に、知るべきでない事を知っていた。

彼は今、引き金から指を離す。


黒█博士は知っていた。

昨夜、収容違反が発生した事を知っていた。

逃げたのは、SCP-████-JPだと知っていた。

それは、概念そのものだと知っていた。

犠牲者は財団の職員だと知っていた。

"それ"が人を殺せないと知っていた。

"それ"がいかなる精神汚染も引き起こさないと知っていた。

"それ"が、Safeクラスのオブジェクトだと知っていた。

"それ"が、今でもSafeクラスに分類されていると知っていた。

"それ"が自発的に収容違反を起こす能力を持たないと知っていた。

実の所、"それ"は一歩たりとも収容室から逃げ出してなどいないとは知らなかった。

自立型ボタン

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