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クスノキの葉が香る、さわやかな朝。暖かな日光に導かれるように、家から出た住人たちは大きく伸びをして深呼吸する。町全体の澄んだ空気は、心地の良いもので彼らの活力の源だった。

鬱蒼と生い茂る森に過る二つの影──町の運び屋、サルの門木とゴリラの五里。彼らは優れた握力と運動神経を発揮して、木々の間を難なく通り抜ける。最後の枝を一段と大きくしならせ、河原の岩場に着地する。そして、個性を主張したポーズを堂々と決めた。

「門木くん、そのポーズも大分板がついてきたじゃないか」

「五里先輩とこの町のおかげっすよ! ……自分、外の世界だと嫌われ者で、いつも誰かに敵視されていました。でもこの町は、そんな自分を受け入れてくれて、こんな誰かのためになる仕事を与えてくれて、なんか自信がついたというか。自分の思いや自信を表現するのにこのポーズはピッタリなんすよ!」

門木はもう一度、ポーズをビシッと決めた。

「そうか、門木は俺みたいな純粋なアニマリーじゃなくて、あの病気の被害者だもんな……」

五里は優しく目を細め、門木の肩を抱き寄せて激励する。門木はやや照れ臭そうに額をかき、笑い声を漏らした。



町を囲むように流れるこの川は、住人たちにとって欠かせない水源だ。不思議なことに、この川は濾過の必要がないほどに澄んでおり、また、非常に美味しい。川の周りには、同じく素晴らしい水源を求めるかのように木々が茂っている。門木&五里コンビの仕事は、そんな木々からフルーツを採取して町に運搬することだ。

「ふぅ、今日も大漁大漁。こんな瑞々しい実をまたすぐ作ってくれるんだから、この木々と川の神様に感謝だな!」

「本当っすよね~。あ、見てくださいよ先輩。今日の川、なんだかキラキラしてません?」

「うおお、すごいキラキラしているな! ではちょいと失礼して……」

五里は水を両手ですくいあげ、こぼさないよう慎重に飲む。たちまち水は疲れ果てた細胞ひとつひとつを丁寧に癒して、言い様のない多幸感が彼を支配した。興奮した五里は唇に滴る水滴を急いで拭い、感謝のドラミングを披露した。歓声とリズミカルな音が、森全体に響き渡った。



カゴいっぱいにフルーツを詰めた門木&五里コンビが町に戻ると、近くの住人が彼らのもとへ一斉に駆け寄る。

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  1. portal:5252746 ( 26 Mar 2019 10:15 )
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