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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは現在収容されていません。SCP-XXXX-JPの発生が確認された場合、出現が確認された小規模音楽イベント1はエージェントの監視下に置かれ、プロトコル„サプライズ”が実行されます。監視下に置かれた全イベントの終了によりプロトコルは終了します。また、ウェブ上のSCP-XXXX-JPに関する言及及び情報の全ては財団ウェブクローラによる検閲が実施され、削除されています。
プロトコル„サプライズ”: SCP-XXXX-JP発生の可能性のあるイベントに対して、18歳から25歳の筋肉質な男性職員13名で構成された財団フロントのダンスパフォーマー集団が不定期に派遣され、演奏中にステージに乱入しパフォーマンスを行います。このパフォーマー集団は、一般の観客には「プロのバックダンサー」であると認知されます。
説明: SCP-XXXX-JPは世界各地に2体の人型実体が不定期に出現する現象です。SCP-XXXX-JP-aはアラブ系、SCP-XXXX-JP-bはスラヴ系と推定されており、出現時には必ず黒色のタンクトップに紺色のズボンを着衣しています。SCP-XXXX-JPを確保する試みは今現在全て失敗しています。
SCP-XXXX-JPは小規模音楽イベントが行われる際、ステージ上、演奏者の背後に突如として出現します。この時、観客はSCP-XXXX-JPの発生を感知しますが、演奏者は感知しません。SCP-XXXX-JPの出現パターンはシンガーソングライターの背後となる事例が突出しています。
発生イベント時、SCP-XXXX-JPは演奏者の奏でる音楽に合わせて息の合ったダンスを踊ります。しかし数分程度で片方のミスによりダンスは中断され、2体のオブジェクト同士の口論が発生します。この時も演奏者はSCP-XXXX-JPの存在を感知していません。そして、最終的に口論は2体によるレスリングに発展します。どちらかが勝利すると同時に演奏が終了します。このレスリングの勝利数は現在までに、SCP-XXXX-JP-aが125回、SCP-XXXX-JP-bが7回です。
この一連の事象は観客に演奏の感想として著しい称賛または著しい不評を抱かせますが、観客が不評を訴えた事例は134件の内僅か7件のみです。
以下のログは2019/██/██に行われたSCP-XXXX-JP捕獲作戦における映像ログです。
この一件の後も確保のために部隊が投入されていましたが、全て失敗に終わったため、プロトコル„サプライズ”を用いての収容に切り替えられました。
対象: SCP-XXXX-JP
日時: 2019/██/██
場所: ██県██市██で開催された音楽イベント『████』
[ログ開始]
イベントの4番目の出演者██氏が登壇する。██氏はボーイズ・タウン・ギャングの楽曲『Can't take my eyes off you(君の瞳に恋してる)』を歌い始める。歌手が第一声を発した瞬間、背後にSCP-XXXX-JPが出現。
エージェント・カミラ: SCP-XXXX-JPの発生を確認。確保します。
曲に合わせて2体のオブジェクトがジャンプ。SCP-XXXX-JP-bは用心深く周りを伺う様子を見せながらも、手を腰に当て左右に振る。また、指を鳴らすような仕草をしながら前へと歩く踊りも披露する。途中、何度も演奏者の体がSCP-XXXX-JPに接触しているが、気づいている様子は無い。
エージェント・カミラ: 変な振り付けだな。
ここで、SCP-XXXX-JP-aは左に歩くが、SCP-XXXX-JP-bは右に歩く。ここで初めて2体の動きが乱れる。SCP-XXXX-JPは踊るのを止める。
SCP-XXXX-JP-a: おいお前、なんべん同じとこでミスしたら気が済むんだ?
曲がサビに入る。
SCP-XXXX-JP-b: だってよお。[ため息]そんなこと言ってもよお。
SCP-XXXX-JP-a: お前やる気あんのかよ?大体な、この前の…
[口論が続く]
SCP-XXXX-JP-a: カンベンしてくれよブラザー。もうお前とはコンビ解散だなあ?
SCP-XXXX-JP-b: は?
[戦闘開始]
瞬間、SCP-XXXX-JP-bがSCP-XXXX-JP-aの顔に左ストレートを放とうとするが避けられる。
SCP-XXXX-JP-bは即座に腰を低くし、相手を挑発するハンドサインをする。
SCP-XXXX-JP-b: hey![卑猥な言葉]![卑猥な言葉]![卑猥な言葉]!
SCP-XXXX-JP-a、即座にSCP-XXXX-JP-bの背後に回り、タックル。
SCP-XXXX-JP-b: [呻き声]
SCP-XXXX-JP-aがSCP-XXXX-JP-bを強く締め上げた所、SCP-XXXX-JP-bがギブアップの意思表示。SCP-XXXX-JP-aは片腕の拳を高くつき上げて声にならない叫びを放つ。
██氏の演奏が終了した。
観客は一人残らずスタンディングオベーションで大きな拍手を送る。さらにエージェント・カミラは涙を流し演奏者に対して賛辞の言葉を叫んでいる。
[ログ終了]
<終了報告書>
ああ、いい演奏だった。
-エージェント・カミラ
対象: SCP-XXXX-JP
日時: 2019/██/██
場所: ██県██市██で開催されたコンサート『████』
[ログ開始]
観客からのアンコールに応じ、██氏が再び壇上に上がった。██氏はエディット・ピアフの楽曲『愛の賛歌』を歌い始める。歌い始めると同時に、██氏の背景が徐々に明るくなってゆき、SCP-XXXX-JPの姿が見える。
エージェント・ヒノエ: たいそうなご登場だな。確保する。
SCP-XXXX-JPは思い思いに舞台上を滑らかに動き回り、曲の雰囲気にふさわしい舞踏を行っている。今回はSCP-XXXX-JP-aがSCP-XXXX-JP-b及び歌唱中の██氏に接触する様子は無い。
エージェント・ヒノエ: [笑いを堪える]
曲がサビに入る。ここで、SCP-XXXX-JP-aがバランスを崩し、SCP-XXXX-JP-bに接触。SCP-XXXX-JP-bは転倒する。
SCP-XXXX-JP-b: [小声で]何だよ。
肘でSCP-XXXX-JP-aを小突く。SCP-XXXX-JPは発声を控えているように思われる。
SCP-XXXX-JP-aが無言でSCP-XXXX-JP-bを小突き返す。
[戦闘開始]
SCP-XXXX-JP-bが素早くSCP-XXXX-JP-aの背後に回り込み、首を絞める。
即座にSCP-XXXX-JP-aはもがくが、自身の首に回された手を外すことができない。手足を激しく動かすが、効果がある様子は無い。
曲が最後のサビへと入る。
同時に、SCP-XXXX-JP-aが意識を失った。気絶したとみられる。
SCP-XXXX-JP-b: [高笑い]
██氏の演奏が終了した。
突如、██氏の歌唱に大ブーイングが起こった。会場には██氏に向けた罵詈雑言が飛び交っている。██氏は驚き壇上を後にした。エージェント・ヒノエも、██氏に罵倒の言葉を浴びせる姿が確認された。
[ログ終了]
<終了報告書>
はあ、とんでもない駄作を見させられるとはな。ひどい演奏だったぜ。
-エージェント・ヒノエ
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:5252619 (12 May 2019 15:01)
宜しくお願いします。
拝読しました。
環境依存文字なのでkmとしておきましょう。
コミカル系ですね。異常性はバカバカしくて好きですが、個人的にはもう一押し欲しいところです。どれぐらいの分量を目指しているかにもよりますが、映像ログなどでよりバカバカしい雰囲気を強調出来ると良いと思います。
ありがとうございます。
文量は短く纏めたいので、ログを書くことは出来るだけ抑えたいのですが、そうなるとインパクトの無さに不安がありますよね…
入れるかどうかは検討させていただきます。
>イベント出演者の背後に突如として出現します。この時、観客はSCP-XXXX-JPの発生を感知しますが、演奏者は感知しません。SCP-XXXX-JPの出現パターンはシンガーソングライターの背後となる事例が突出しています。
イベント出演者ではなく、ステージ上としたほうがいいかもしれません
>2体の口論が発生します。
オブジェクト同士の口論 などとしたほうがいいかもしれません
>全体的に
シュール系なら、かなりぶっとんだ内容にしたほうがいいようにおもえました
もうすこし、インパクトやネタ度がほしいようにおもえます
yzkrt様、to2to2様、ご批評ありがとうございます。
ログを追加することにしました。よろしくおねがいします。