アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは第4種人間型オブジェクト収容手順に則り、サイト-8181に収容されます。
説明: SCP-XXXX-JPは東京都府中市在住の社会人男性、小堺 徳弘(1994-)です。
SCP-XXXX-JPは、ラーメン、つけ麺、油そばなどの中華麺料理を提供する飲食店に入店する際、およそ30%の確率で、下記の手順でクレーマー・イベントを発生させます。
クレーマー・イベント発生手順
- SCP-XXXX-JPが飲食店に入店し、中華麺料理を注文する。
- 店員は注文されたメニューを作成するが、その際、通常のレシピには存在しない非異常性のプロセスが挿入される。
- このプロセスを経て調理された中華麺料理は、食欲を著しく損なう外見や、食用に適さない物質が含まれるものなど、非常に低品質な状態でSCP-XXXX-JPへ提供される。1
- SCP-XXXX-JPは怒り、落胆などのネガティブな感情を表明し、料理を完食せずに飲食店を退店する。この際、店員や他の客はSCP-XXXX-JPに提供された中華麺料理や、SCP-XXXX-JPの言動に違和感を抱かない。
- クレーマー・イベントをその場で目撃した人物は、SCP-XXXX-JP退店後5分以内にイベントの内容を全て忘却する。
以下にクレーマー・イベントの例を示します。なお、同イベントは監視カメラなどの撮影機器が設置されている店でないと詳細の確認が不可能なため、大半の記録ははSCP-XXXX-JP本人の証言やグルメレビューサイトでの書き込みから作成しており、実際のイベントの内容と必ずしも合致しない点には注意してください。
クレーマー・イベント-001
発生場所 東京都足立区のラーメン専門店
日時: 2017年4月2日 12:00ごろ
特異点: ゴキブリ約30匹が混入したラーメンが提供された。
備考: SCP-XXXX-JPが初めて経験したクレーマー・イベント。
クレーマー・イベント-006
発生場所 東京都練馬区のラーメン専門店
日時: 2017年8月11日 12:00ごろ
特異点: 合成着色料によってつけ汁が紫色に着色され、麺がセパタクローボールに絡みついたつけ麵が提供された。
クレーマー・イベント-013
発生場所 東京都八王子市のラーメン専門店
日時: 2017年10月11日 13:00ごろ
特異点: 通常のレシピで調理されたラーメンが、丼の外側全面にとりもちが貼りついた状態で提供された。
クレーマー・イベント-016
発生場所 神奈川県横浜市中区のラーメン専門店
日時: 2017年12月23日 13:00ごろ
特異点: 通常のレシピで調理されたラーメンが提供されたが、提供時に店員がSCP-XXXX-JPに霧吹きで豚骨スープを吹き付けてきた、とのこと。
クレーマー・イベント-022
発生場所 千葉県浦安市のラーメン専門店
日時: 2018年5月4日 12:33
特異点: 丼の容積に対して約2倍の量のウニの棘が乗ったラーメンが提供された。
備考: はじめて映像として記録されたクレーマー・イベントであり、財団がSCP-XXXX-JPを把握するきっかけとなったもの。厨房の映像には、調理中に店員がウニの殻から棘を1本ずつ折って取り外し、それを丼に乗せている姿が映し出されている。
クレーマー・イベントを経験したSCP-XXXX-JPは、多くの場合口コミサイトに店への否定的なコメントを残しますが、前述の通りクレーマー・イベントを記憶している人物はSCP-XXXX-JPのみのため、これらのコメントは基本的に事実無根の誹謗中傷として捉えられます。一部の飲食店経営者の間では、SCP-XXXX-JPの顔写真を共有し、入店禁止にする動きも存在します。
クレーマー・イベント-015の後、財団はカバーストーリー「幻覚・幻聴を伴う未知の精神疾患」を適用してSCP-XXXX-JPを収容しました。その後、暴露療法という名目でクレーマー・イベントを発生させる実験を複数回実施しています。しかし、後述のインシデントの発生から、現在実験計画は見直されています。
インシデントレポートXXXX-JP-001
発生場所 東京都府中市のラーメン専門店
日時: 2018年7月23日
備考: 入店実験にはエージェント・弥富が同行。事前に厨房と客席に隠しカメラを設置し、エージェント・弥富経由でSCP-XXXX-JPに多少の指示を出せる体制でした。エージェント・弥富には記憶補強を実施しています。
[ログ開始]
<12:23:00> SCP-XXXX-JPとエージェント・弥富が入店。店内には店員3名、客6名が存在していた。
<12:27:12> SCP-XXXX-JPが辛みそラーメンを注文。同時間に辛みそラーメンを注文した客は、ほかに1人しかいない。
<12:35:45> 辛みそラーメンの調理中、厨房で店主が棚から薬瓶を取り出し、レシピに含まれていないと思われる無色の液体を丼に投入。
<12:35:55> クレーマー・イベント発生と判断。生命の危険があるため、薬品の投入を確認したオペレーターがエージェント・弥富に退店を指示。
<12:36:12> SCP-XXXX-JPとエージェント・弥富の退店が完了。
<12:36:27> 店主と異なる店員が、誤って薬品の混入した丼に辛みそラーメンを盛りつけ、一般客に提供。
<12:37:04> 一般客が薬品の混入したラーメンを摂食し、その場に倒れこむ。
[以下、重要性の低いログのため割愛]
事後対応: 一般客は一命をとりとめました。店員、他の客は退店後30分が経過してもイベントを忘却しなかったことが確認されたため、全員に記憶処理を実施しました。混入した薬品は亜ヒ酸であることが確認されました。
分析: 当初、このインシデントは通常のクレーマー・イベントと同様のものと考えられていましたが、これまで致死性の物質が混入した例がないこと、その場で目撃した人物がイベントを忘却しなかったこと、店主と誤って毒物を摂取した一般客の間には面識がなかったことなどから、新しいパターンのクレーマー・イベントが発生したか、特殊なイベントは発生しておらず、店主がSCP-XXXX-JPへ明確な殺意をもって亜ヒ酸を混入させた可能性が考えられます。
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任意A任意B任意C- portal:5103066 (15 May 2019 12:45)
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