SCP-XXXX-JP 屍の歴史

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SCP-XXXX-JP-a-97の出現したロッカー。

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: その性質上、SCP-XXXX-JPの完全な収容は不可能です。プロトコル・クローザーはSCP-XXXX-JP-aと疑われる不審死体の認知情報に対して発動されます。機動部隊て-11"死体処理班"が国内の基幹サイトに常駐し、SCP-XXXX-JPの発生に際してSCP-XXXX-JP-aの回収、ならびに関係者への記憶処理を行います。日本国内の警察、消防および地方自治体に所属するフィールドエージェントは、確認されたあらゆる全裸状態の人間死体の発見事案について、速やかにサイト-8108司令部のレベル3/XXXX-JP/CCクリアランスを有する工作担当監督官に報告してください。SCP-XXXX-JP-aはサイト-8108の地下霊安室に収容し、定点カメラによって常時監視します。特定されたSCP-XXXX-JP-bが生存していた場合、拘束してCクラス記憶処理を施し、異常性の消失が確認された後に解放してください。

説明: SCP-XXXX-JPは日本国内で不定期に発生する異常現象です。SCP-XXXX-JPは、対象となった人間1名(以下、SCP-XXXX-JP-b)がその付近の「開閉する部位/機構を備えており、かつその内部に一定以上の大きさの空間1が存在する物品」1つを開放した際に発生します。

開放された対象物の内部には全裸状態の人間の死体(以下、SCP-XXXX-JP-a)が出現します。SCP-XXXX-JP-aがどの時点で出現しているのかは不明です。SCP-XXXX-JP-aの身元を特定する試みは失敗しています。SCP-XXXX-JP-bへのインタビューは、SCP-XXXX-JP-aとの接点を特定できない結果に終わりました。SCP-XXXX-JP-aの死因は各個体によって異なりますが、多くの場合において死体は明確な他殺の痕跡を示しており、死後間もない状態です2。稀にSCP-XXXX-JP-aの死因に関連した非異常性の物品が同時に出現する場合があります。多くの場合、それらの物品はSCP-XXXX-JP-bの関与を示しており3、SCP-XXXX-JP-aがSCP-XXXX-JP-bによって殺害されたことする推測を裏付けています。

現時点では、最初のSCP-XXXX-JPの発生はランダムであると考えられています。以降、SCP-XXXX-JP-bがSCP-XXXX-JPの発生条件を満たした場合、確実にSCP-XXXX-JPが発生するようになります。SCP-XXXX-JPの再発生と同時に、前回出現したSCP-XXXX-JP-aは消失し、新たなSCP-XXXX-JP-a個体が出現します。新たな個体は前回の個体と完全に同一の特徴を有する4ため、SCP-XXXX-JP-bに特異的に紐付けられていると考えられています。

複数のSCP-XXXX-JP-bに対する追跡調査から、SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-bと対象物の双方に対して観測者が存在しない場合にのみ発生すると推測されています。確認されたすべてのSCP-XXXX-JPの発生例は、監視カメラや衛星トラッキング等の機械的手段を含む観測の範囲外でのものです。多くの場合で、SCP-XXXX-JP-bは常に他者と共に行動する、閉鎖された物体を"開く"事を可能な限り避けるなどして、意識的にSCP-XXXX-JPの発生を抑制しようとします。この意思決定プロセスは自発的で、またSCP-XXXX-JP-bの身体・認知機能レベルとは無関係です。SCP-XXXX-JP-bはSCP-XXXX-JPの発生トリガーに関する情報を全く与えられていないにもかかわらず、SCP-XXXX-JPの発生を正確に回避しようとし、しばしば長期間これに成功します。またSCP-XXXX-JP-aに関しても、同様に自発的な隠蔽を試みます。この性質により、SCP-XXXX-JP-bの特定には一定の困難が伴います。

SCP-XXXX-JP-bがSCP-XXXX-JP-aに関する記憶を完全に喪失することで、SCP-XXXX-JPの発生は抑制されます。このプロセスの詳細は不明です。Cクラス記憶処理が有効であることが確認されています。

現在、財団が確認しているSCP-XXXX-JP-bの総数は████人です。

以下はSCP-XXXX-JP-b実例へのインタビュー記録です。

インタビュー記録 XXXX-JP-53


対象: ███ ██(SCP-XXXX-JP-b-53に指定)
インタビュアー: 久住尋問官


<記録開始,1977/06/23>

[数分間の世間話]

███: だからよ、おれは言ったんだ、美濃部のやつが知事から降りねえ限り――

久住: ███さん、そろそろ話を聞かせてもらわなきゃならない。

[十数秒の沈黙]

███: …………おれは何もしてねえ。

久住: では、本当にあの死体について、何も知らないと?

███: 知るわけがねえだろう、あんな――あんな[数秒間の沈黙、咳払い]

久住: 気持ちはわかるが、あなた自身の潔白を証明するためにこの会話が必要だ。

███: あんたから何度も同じことを聞かれたぜ。あんな子供、俺は知らない。見たこともない。

久住: 親戚、友人、同期や同僚、旅行先、なんでもいい。あの子に見覚えはないんだね? 大昔に見た覚えがあるとか、夢に出てきたことがあるとか、そういうこともない?

███: 悪夢になら毎日のように出てくるがな、初めてあれを見た時の情景が。どうやって選対事務所の金庫の中に死体が入るってんだ? 鍵はおれしか持ってなかった。

久住: あなたの場合、死体が小さいためにトリガーとなる対象物の範囲が広い。しかしあなたが死体を見つけたのは4回だけだね?

███: 4回もだぜ、おい。

久住: 失礼した。それで、4回あなたは子供の死体を見つけた。あなたの言を信ずる限り、最初の発見から我々の管理下に入るまで2年以上かかっている。その間、どのように生活していたのかな。

███: どのようにも何も、普通に暮らしてたよ。

久住: 普通に? 何か気を付けていることとか、生活の変化だとか、そういったものは?

███: 何もない、強いて言えば女房をもらったくらいだ。あの子供の顔がちらついて、一人でいるのが嫌になったんで。ちっとばかし小指と気が短い以外は、言うことがねえ奴でよ。

久住: それだけ?

███: 前より怖がりになって、何をするにも他人と一緒だ。まあ今のところ上手くいってる、少なくともここ半年はあれを見てねえ。

久住: ふむ、では……死体をどうしたか話してくれ。

███: 何度も話しただろ、埋めたよ。多摩川の河川敷だ、住所はそらで言える。必要か?

久住: いや、どちらかといえば、私たちが聞きたいのは理由なんだ。つまり――なぜ隠した?

[十数秒の沈黙、███は軽く咳込む]

久住: 記録にある限り、あなたは模範的な市民だ。犯罪歴もなく、社会的な信用も厚い。死体を発見してしまったのは不運だったが、あなたには警察に通報するという選択肢があった。事務所の関係者に相談することもできた。なぜ誰にも話さず、4度にわたって死体を隠し、同じ場所に埋め続けたのか、聞かせてくれ。

███: …………そうしなきゃいけないと思った。

久住: というと?

███: 死体を見た瞬間に、そのままにしておけないと理解できた。顔も知らねえ子供だ、でも、まだ赤みの残ってる肌を見てたら無性におれがこの手で殺したような、そんな気がしはじめてーーだから、やるしかなかったんだ。それ以外のことは思いつかなかった。

久住: ……なるほど。顔色が悪いな、少し休憩しよう。

███: ありがとう……なあ、葛城5さん。

久住: なにか?

███: 先に扉、開けてくれないかな。

<記録終了>



補遺: 以下はSCP-XXXX-JP-bと対応するSCP-XXXX-JP-a個体(対象と記載)のリストの一部です。全リストの閲覧にはレベル3/XXXX-JP/CCクリアランスが必要です。

分類: SCP-XXXX-JP-b-19

発現: 1949/02/13(推定)

対象: 男性、30代後半、モンゴロイド系、刺青、胸部切創による失血死

現況: 死亡

分類: SCP-XXXX-JP-b-30

発現: 1961/08/01(推定)

対象: 女性、60代後半、コーカソイド系、白髪、下腹部切開創(治癒済)、脳挫傷

現況: 記憶処理

分類: SCP-XXXX-JP-b-53

発現: 1974/11/18

対象: 女性、生後6ヶ月前後、モンゴロイド系、短指症、頸部圧迫による窒息

現況: 記憶処理

分類: SCP-XXXX-JP-b-97

発現: 1999/11/18

対象: 女性、20代後半、ネグロイド系、複数の臓器への精密手術痕、死因不明

現況: 死亡

分類: SCP-XXXX-JP-b-185

発現: 2027/01/31

対象: 男性、[削除済み]、モンゴロイド系、大脳辺縁系の機械化ならびに視床下部への高精度紫外域認識インプラント、急性放射線障害

現況: 保護観察中

 

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    時間異常部門特別警告


    このファイルにレベル3/XXXX-JP/CCクリアランス承認無しで行われるアクセスは記録され、終了を含む即時懲戒処分の対象となります。


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