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SCPといえばコンテスト、コンテストといえばチーム。2013年のニューイヤーコンテスト(通称カノンコンテスト)から現在に至るまで、本家SCP Foundationでは何度も大規模なチーム制のコンテストが開催されてきました。そして現在、2022年の春もコンテストの季節です。

department-contestは、その名の通り財団の内部部門の活動に焦点を当てたコンテストです。参加者は3人でチームを組み、全員が最低1本の記事を書くことを求められます。SCP記事とtaleを最低1本ずつ、合計4本以上を書いたチームが受賞条件を満たし、各チームのrate上位5記事のrate合計で順位が決まります。

SCPコミュニティの拡大を反映して、ENのチーム制コンテストは年々参加チームが増加傾向にあります。今回の部門コンテストではチームメンバーが3人に制限された¹こともあり、一時は60チーム以上がエントリーしていました(現在は58チーム)。毎日2~3本のペースで記事の投稿が続いており、JPでの2020年秋の狂騒ほどではないにせよ、盛り上がっているといえるでしょう。

コンテストの見どころは、やはり新たな物語の誕生でしょうか。反ミーム部門やAIADなど、「財団の内部部門」という題材は数多くの素晴らしいシリーズを生み出しました。それらに匹敵する、あるいは上回る魅力を持つ新たな物語がこのコンテストから生まれるかもしれません。

現在のコンテスト情勢は、得票数ベースで"原作的に考えて、マージはオナラできないはずだろ"が一強状態です。the-trashfireのメイン著者である UraniumEmpire に率いられたこのチームは、他のほとんどのチームの合計rateにダブルスコアをつけています。肝心の記事の内容は……少しばかり刺激的で新聞に直接書くことは憚られるので、まずはこちらを読んでみることをお勧めします。面白いですよ。

他にも複数のコンテストの主催者として知られる A Random Day (ARD)に率いられた"Team Fortress 3"や、既にハブページ含め6記事を投稿している"ルイス・デュシャン記念コンテストチーム記念コンテストチーム"などが有力です。個人的には"Department of Yokai Management"を書いているらしいチーム"Taipei Express"が気になっています(が、今のところ記事数はゼロです)。ぜひ何か投稿してほしいですね。

コンテストの投稿期間はまだ10日以上残っているため、今後も興味深い作品がいくつも出てくることと思います。SCPの世界観をさらに広げてくれるだろう重要なコンテストであるだけに、次の展開に期待したいですね。コンテストハブは随時更新していく予定なので、気になる方はぜひ覗いてみてください。

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1. portal:5060201 (15 Jan 2019 17:15)

Footnotes

1. これまでのチーム制コンテストでは、基本的にチームメンバーは3人または4人とされており、4人でチームが組まれる傾向にありました。