不死殺しのツィンギール

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黒の女王・ダクティル。進行役を担当するよ。

カーディ到着! カタログ化は任せて。

未知なる異界の知識を提供。黒の女王・ホライゾンです。

バルタザール。有意義な時間にしよう。


ベースライン

読んで字の如く、不死殺しの武器。形態は出現した年代の技術に依存していて、ほとんどのタイムラインでは刀剣や槍、時には棍棒などの原始的な武具の形を取る。ある特定の種類の不死存在を破壊するためだけに作成されることが特徴で、殺害対象ではない誰かが扱う場合には、危険性はそれほど高くないんじゃないかな。あくまでも比較論だ もちろん。触れただけで命を奪われるような代物じゃないってだけで、使用法によっては破滅的な効果を齎すことになる。

必須条件

不死なる者とそれを滅ぼしたい者の存在、それからツィンギール。どういうこと? 武器を製作した人物の名前。観察可能なすべてのタイムラインにおいて、この武器は製作者の名を冠することがわかっています。ツィンギールと名辞される個体の存在はアイテムの出現に必要不可欠。したがって個体、または個体名という概念を持たないタイムラインでは、アイテムの出現確率はゼロです。

実用性

不死の存在を永久にこの世から消し去りたいならば、これに頼るのが最も確実だ。ちょっと物騒じゃない? そもそも絶対に死なない人なんて会ったことないんだけど、そんなに大勢いるものなの? 不死という概念の明確な定義は困難。しかしながら、宇宙の通常法則によって破壊することが難しい存在という解釈においては、数え切れないほど多数。だよねえ。熱力学第二法則は昔から酷いものだったけど、最近特に信用が置けないよ。

傷つきやすさ

通常の手段では殺せない存在を滅ぼせるという一点を除いて、この武器に異常な点はありません。材質および構造は出現当時の技術水準に準拠。したがって基本的に破壊可能で、難易度も高くはありません。貴重な上に消耗品だから、できれば壊さないでほしいけどね。


実例: タイムライン K-449

まずは手近なところから。7割がたのタイムラインでは、この武器はダエーバイトの処刑器具になる。操肉術カルノマンシーによる肉体再生を無視してナルカの叛徒を殺すため、魂を喰って剣の中に取り込める仕組みだった。王朝に歯向かった愚か者は、丸裸の魂だけで永遠に闇の中を彷徨うってわけ。趣味わるーい! まったく同感。

ダエーバイト文明が現在まで存続しているならともかく、ほとんどの場合は大昔に滅んでいるから、現物を手に入れるのは難しい。それに武器としても扱いづらい。僕の故郷、ハイ・ブラジルに棲み着いたワニモドキの女王を退治するためにアラル海から発掘したんだけど、完全に魂を食い尽くすまで1週間も心臓に刺しっぱなしにする必要があって、とても使えたものじゃなかった。即効性がないことは利点にもなる。間違ってこいつで指を切っても心配無用、結構じゃないか。

実例: タイムライン F-233

ここではGOCの五大任務がかなり拡大解釈された結果、財団との全面戦争が発生した。多くのタイムライン同様、監督者たちは若さの泉に浸かっていたけど、戦争遂行のためにそれ以上の技術も積極的に使用したことが戦後明らかになった。財団の解体が5年ほどで終了したにもかかわらず、捕らえた歴代の監督者全員を確実に殺害するために、GOCはさらに20倍の時間を必要としました。

ツィンギール手続きは対人仕様のピチカートって感じで、憎たらしい誰かが存在していた事実を因果律からすっぱり消去する。よく使われたのはユニコーンの死体から作る因果中絶弾頭。ウクレレの叛乱時に散々使われたから効果は折り紙付きで、盗み出せたら即戦力になると思う。是非とも手に入れたいな そうだね。唯一の問題は、もし僕らに銃口が向けられた場合、回避する手段がほぼないってこと。入手時の交戦リスクを考慮、相応の準備が必要と判断。渡航の際は私にご一報ください。

実例: タイムライン Q-707

ここはめちゃくちゃなんだよ! 地球全体が紫色のねばついた織物に覆われてて、ひどい臭いがする。ナフサと数理哲学の精神とゼノファニアの毒棘を煎じて10年煮詰めたみたいな感じ。難解すぎる 生き物はみんな織物が腐って溶けた粘液の海の中に住んでる。北極海があるはずのあたりに巨大な鋏が突き刺さってて、近づくと鱗に"杼を捨てよ"って読めるミームの痣が刻まれる。何かの呪いだと思うけど、言葉を話せる生物がもう生き残ってないから調べようがないんだ。粘液のサンプルを採ってきたから、あとで人像を造って降霊術を試してみるつもり。精神汚染の危険性が極大。記憶防壁は3重以上にすることを推奨 わかってるってば。

実例: タイムライン M-985

宇宙時代になっても人類は寄生虫に悩まされてる。ツィンギール級突撃駆虫艦は、木星の核を食い荒らす惑星脊索条虫から重力場とガス鉱山を守るために3ダースも建造された。そのナンタラ虫って不死? 珪素生物の生態には詳しくない。幼生でもガニメデなみの質量があるから、まともな手段では死なないだろうが。この艦は寄生虫の腹節に衝角で突入して神経を乗っとり、暴れないように300年ほどかけて緩やかに餓死させる。その後はどうなるの 鉱山がひとつ増える。数世紀は掘り尽くさないはずだ。わあ、お得!

実例: タイムライン Z-642

このタイムラインに立ち寄ることはおすすめしません — 宇宙の安定性は明らかに破壊されています。誰がやった? 財団。ツィンギール・パナギオトポルスが何をしたのかは全く不明ですが、とにかく、彼らは武器を作成し、明確な目的のために使用しました。結果として、何かが致命的に損なわれました。タイムラインは矛盾した状況に置かれ、緩やかに崩壊しています。矛盾って? 文字通りに。同一人物が2人以上、あるいはマイナス人存在し、並立し得ない事象が同時に複数観測されています。近いうちにこの宇宙は消滅するでしょう。何を殺したんだか知らないが、判断を誤ったらしいな。

実例: タイムライン T-199

四体液説について聞いたことがない人間は幸せだ。このタイムラインの出身者なら誰だってそう言うだろう。その心は? 死を克服した結果、生の価値が暴落したんだ。私が生まれた頃には、生きてるってことの重要性を思い出すのは難しくなってた。死んでないことの方が大事でな。哲学的だね 窒息するほどに。

ここにもツィンギールさんがいるの? 探しているが、見つかっていない。まだ生まれてないのかもな。系統樹仮説が正しければ、このタイムラインの不死殺しは原初のタナトーマ、死の系統樹の幹そのものだ。今のところ誰もそれを取り出せてないんで、こうして異世界の武器を探す羽目になってる。もしツィンギールに出会えたなら、私の旅はそこでお終いさ。待ち人が見つかるよう祈ってるよ。わたしも! ありがとう。

実例: タイムライン S-253

これで最後にしよう。ここまでは不死と不死殺しの対比を扱ってきたけれど、今回はそれに当てはまらない。殺す相手がいないんだ。武器だけがそこにある? 正確には、製作者だけが。

黒の女王・ツィンギールは、僕らが記録してきたほぼすべてのタイムラインよりも平和な場所に暮らしている。彼女は偶然図書館に一度だけアクセスし、それもひどく短い時間だったけど、詮索好きな姉妹の目に留まった。彼女の出身宇宙には、信じ難いことに、財団もGOCもそれらに類する組織も存在せず、彼らが"対抗"する脅威もいないように見える。すごーい! それってかなり奇跡的じゃない? 状況は精査中であり、確定事項ではありません。もちろん。

今のところ、彼女はほとんど完璧に一般人だけど、名辞的に確定した運命を背負っていると言ってもいい。彼女はおそらく不死殺しだ。ということは、彼女または彼女が作る何かによって殺すことができる存在が、宇宙のどこかにいるということになる。大抵は、彼女のすぐ近くに。怪物か、疫病か、神格やミームか、それ以上の何かかもしれない。

彼女を守るつもりか? いいや。黒の女王は行く先を自分で決めるべきだ。僕らがそうしてきたようにね。同意。姉妹による助力は当人の求めに応じて行われるべきです。ちょっと薄情な気がするけど それがルールさ。

とにかく、若くて無知な妹が助けを求めてもう一度図書館にアクセスする可能性はゼロじゃない。自分のルーツを知るのは大事なことだ。どういった選択を取るにせよ、知識がすべての鍵となるからね。だから君たちを招集してこのカタログを作成した。これはツィンギールのために残しておく。

どうか良き選択を。このカタログを読んだうえで、君が自ら求めるなら、僕らは喜んで君の助けになる。




ええーっ、わたしは助けてあげたいけどな! ツィンギールちゃんに会ってみたいし。ねえ、知覚糸を伸ばして今から行ってみたらダメ? 貴女の外見的特徴と対象タイムラインの状況を考慮すると、適切なコミュニケーションが行える可能性は極小。接触は非推奨行為です。 潔く諦めろ。暇なら私が相手してやるから そんな! ねえ君たち、人が綺麗に締めてるところを台無しにするのはやめてくれない?

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