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男は電話をかけていた。

街中の小洒落たカフェだった。2つだけのテラス席の片方を占領して、彼は小一時間も座り込んでいた。コーヒーはすっかり冷めていたが、彼は2杯目を飲み干す気になれずにいた。カフェインの効用は弱々しいものだが、脈拍の増加も興奮作用も利尿効果も、今の彼にはあまり相応しくない。

昼下がりの喧騒が大通りの方から聴こえてきていた。1本引っ込んだ通りには、人通りはそう多くない。彼の姿は目立つものではなかった。風景の一部になりきって、彼は携帯端末に耳を当てていた。

男は電話をかけていた。常にどこかの誰かと会話しながら、実のところ、人を待っているのだ。

決して電話に出ない相手を。


ベルが鳴って、地下5階のオフィスで、彼女は受話器を取るかどうか悩んだ。10秒ほど待って、自分よりも上位のクリアランスを持つ人間が誰も同じフロアに存在しないか、取り込んでいるか、居留守を決め込んでいることがわかった。彼女は受話器を取った。

「はい、天宮」

電話口の誰かは名乗らなかったが、彼女にはなんの驚きもなかった。財団はそういう場所だ。名乗ることを禁じられた人間はそこらじゅうにいた。彼らと面と向かって話す機会はほとんどない。彼女の友人や同僚はみな、他人行儀ではあるものの親切で丁寧だった。横柄で傍若無人なのは、いつだって名前を封じた人間だ。黒い受話器の回線からは、まともな社交辞令が聞けそうもない。

「はい、はい……もちろん、こちらで監視を。少し待って、照会コードは」

矢継ぎ早

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  1. portal:5060201 ( 15 Jan 2019 17:15 )
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