アイテム番号: SCP-XXXX
オブジェクトクラス: Gevurah1
特別収容プロトコル: 全世界の書店は監視され、書籍入荷時のSCP-XXXX実例の混入を確認します。実例が発見された場合、機動部隊イプシロン-22("ピュアなやつら")が回収を担当します。当部隊のメンバーは全員、かつて記憶処理を施されたことは無い、もしくは過去の処理済記憶に脅威的な精神影響が無い職員で構成されています。
現在エリア-53で言語別に保管されている各10冊分を除き、実例は全て焼却処分されます。執筆者や翻訳者の特定が現在続行中です。
説明: SCP-XXXXは「隠された裏側(Hidden Behind)」と題された本です。書籍に著者として記されている「ジャクソン·ヘイワーズ(Jackson Haywards)」という人物、並びに英語版以外に記載されている翻訳者は現時点で存在が確認されていません。
当該書籍は書店入荷時には既に数十冊単位で混入していることが判明していますが、具体的な流通経路は未だに不明です。この混入は週に3回程度、大規模なものを中心に地球上のどこかの書店にランダムに発生しています。
SCP-XXXXには財団を含む超常組織や要注意団体、異常存在に関する情報が「隠蔽された事実」として記載されています。その内容の大半は真実であると検証されており、少なくとも虚偽の内容は確認されていません。特記事項として、カバーストーリーや記憶処理についての記載があります。
当該書籍の内容を一部(詳細な範囲不明)でも認識した人物は、脳の機能で正当に忘却されたものに該当しない、不自然に改変・削除された記憶を時間経過と共に復元します。これには記憶処理で消去された記憶も含まれます。この記憶はSCP-XXXXの内容と共に再度記憶処理を施行することで削除可能です。
SCP-XXXXは、SNSにおいて過去に財団が収容した異常存在に関するコメントが複数件確認されたことに注目した財団が、コメントした人物を調査した際に発見されました。この時、SCP-XXXXを読んだとされる38人全員が、過去に何らかの異常存在と遭遇したことによって記憶処理を受けていたことが判明しています。
報告書執筆時点において財団の記憶処理を1回以上施行された人は地球の全人口の内の10%以上であると推測されています。この確率自体は低いですが、SCP-XXXX自体の出現頻度が高いために記憶の復元の危険性が高く、情報の拡散性も相まってLV-Zero”捲くられたヴェール”シナリオの誘発が危惧されています。
財団職員に絞った場合、全職員の96%以上が記憶処理を1回以上経験済であると計算されています。特に財団職員は業務上、ミーム災害や情報災害等、有害となりうる記憶を記憶処理によって削除していることが多いため、安易なSCP-XXXXの閲覧は大規模な収容違反を招きます。以上につき、当オブジェクトは財団の活動を大きく妨害するとしてGevurahクラスに指定されました。
特記事項として、明らかに財団が関与していない記憶の復元も確認されています。復元内容から、記憶消去を行う未確認のアノマリー、或いは財団以外の団体による記憶処理の痕跡の存在が判明しています。この情報を元に、現在までに39件のオブジェクト、5つの要注意団体が発見されています。
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シリーズ-JP所属
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JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:5018858 (05 Jun 2019 10:46)
拝読しました。
現状だとDVです。書かれていることのインパクトは強いものの、後述の設定面でのヘッカ違い、矛盾に思える記述、オチの弱さが気になりました。
>報告書執筆時点において財団の記憶処理を1回以上施行された人は地球の全人口の内の80%以上であると推測されています。そのため、出現頻度と合わさって記憶の復元の危険性が高く、LV-Zero”捲くられたヴェール”シナリオの誘発が危惧されています。
まず、「地球の全人口の内の80%以上が記憶処理を受けている」というのは(割合が多すぎて)ヘッカに合いませんでした。
また、この記述は「全人口の8割以上が過去のいずれかの時点で記憶処理を要するような異常現象と接触している」ことを意味するものと思いますが、これを裏返すと、「人類の8割以上が過去に異常に遭遇しているにも関わらず、財団はそれらに記憶処理で対処し、ヴェールを保っている」ということになります。であれば、この本による記憶復元に対しても記憶処理で対処することは十分可能であるように思え、描かれているような危険性を感じられませんでした。
>尚、機動部隊イプシロン-22のメンバーは全員、かつて記憶処理を施されたことは無い、もしくは過去の処理済記憶に脅威的な精神影響が無い職員で構成されています。
内容としては特収プに書いても良いものであり、敢えてオチに据える程インパクトのある情報でもないと感じました。
ありがとうございます。機動部隊については特別収容プロトコルの項に移しました。
K-クラスシナリオが稀に発生することを考慮して80%以上と考えましたが、多すぎたでしょうか。
一先ず、10%程度に抑えてみました。
読ませて頂きました。
「人々の封じられた記憶が呼び起こされる事で大変な事になる」というのは面白いアイデアだと思います。
しかし、結果として起こるのが「ヴェールの崩壊」「大規模な収容違反」というありきたりかつ、簡単な言及で終わってしまったのは残念だとも思います。
ヴェールの崩壊を招くオブジェクトは山ほどありますし、この本で言えば異常性が無くても財団の事が書いてある時点でヴェール崩壊を招くのは変わりませんし…。
私であれば、記憶の復活という部分は残しつつ、記憶復活の異常性ならではの他に無い展開を膨らませます。
ありがとうございます。
見方を変えて、「財団以外の存在による記憶処理の可能性」について言及し、単に有害に終わるわけではないものとして文章を追加しました。