SCP-XXXX-JP - 増える

クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 増える
著者: Karathh
作成年: 2022

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter
 
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8117に収容されています。収容の効率とバックアップを考え、個体数は常に4人とします。
 
説明: SCP-XXXX-JPは高崎由美(Takasaki Yumi)として知られていた女性です。SCP-XXXX-JPは毎日約午前3時から午前5時(日本時間)の間に自身の精巧な複製を周囲に出現させます。この複製はSCP-XXXX-JP同様に生きており、物理学的･生物学的な面において差異が存在しません。各個体は自他の区別がついていない様な言動をしています。

本人達の報告、並びに性質からこの異常性は2022/08/01に発現したと考えられます。収容当時(2022/08/05)の個体数は32人でした。

補遺: 2022/08/07(個体数: 128)、SCP-XXXX-JPの指数関数的な増加からNK-クラス"グレイ･グー"シナリオの発生が危惧され、大多数の個体の終了が決定されました。1人目の個体を塩化カリウムの致死量注射によって終了した際、告知されていないにも関わらず残りのSCP-XXXX-JPの127人全てが狂乱状態に陥りました。主な症状としては絶叫、脱走の試み、注射針への拒絶が挙げられます。その後、終了措置を繰り返す度に症状が深刻化したため、4人目の時点で終了措置は中止になりました。

以上の事案から、全てのSCP-XXXX-JP個体は不明な原理で意識を一部共有していると推測されています。この事態を受け、倫理的観点から現在は全個体が昏睡状態にされています。

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  R-00X 04 Aug 2022 04:05

  オチの部分ですが、何故終了前にこの複製個体含むSCP-XXXX-JPの特性を調査しなかったのかが引っ掛かります。もし死亡させたとしても複製が発生し続けたら意味がない訳ですし、終了処分するにしてもまず詳細な性質を調べる筈で、なんなら感覚の共有なんていう異常事態はオブジェクト本人から自己申告があってもおかしくないのではないでしょうか。

  Karathh 04 Aug 2022 09:15

  確かに、財団なら明らかに時間を取ってちゃんと調査することを見落としてましたね……。詳細な方法を知り得るような状況でない様にすれば辻褄が合いますかね……。

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