ミタマゴリョウ

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アイテム番号: SCP-405-JP

オブジェクトクラス: Safe Pending Lemures

特別収容プロトコル: SCP-405-JP-Aはサイト-8171にて衝撃吸収材を全内面に施した4m×4m×2.5mの収容室に収容されます。

電子媒体のSCP-405-JP-C実例はRAISAデータベースに保存、それ以外の実例はSCP-405-JPの収容室に収容されます。尚、当収容室には電子媒体のSCP-405-JP-Cを閲覧するためのコンピューターが設置されます。

効率的な収容、インタビューのため、SCP-405-JPへの鎮魂コマンドは推奨されており、レベル1以上のクリアランス保持職員は当コマンドを行えます。

説明: SCP-405-JPはSCP-405-JP-A(後述)の亀裂部分から出現するA-Ⅲ型霊的実体です。SCP-405-JPの姿には若干のばらつきがありますが、大まかには人型として観測されます1。また、知性は思春期以前の子供程度と推測されています。通常の霊的実体と異なり、SCP-405-JPは改良版カーデック計数機や非物質変異無効装置(n-PDF)等の霊体へ干渉するための装置を適用できません。

SCP-405-JP-Aは直径約30cmの凡そ球形の花崗岩です。周囲には直径約7cmの注連縄が巻かれており、上部には亀裂があります。SCP-405-JPは霊体の一部がSCP-405-JP-Aと繋がれており、SCP-405-JP-Aから約半径1.5mの範囲までしか移動できません。

SCP-405-JPを視認した人物(以下対象)は鎮魂コマンド(後述)に対して執着する他、SCP-405-JP-Bに指定される何らかの言及不可な概念を取得し、「SCP-405-JPは鎮魂されなければならない」と主張するようになります。また、「赤ん坊や子供の声が聞こえる」とも多数報告されていますが、いずれの対象もその発言内容までは証言できませんでした。SCP-405-JPはこの認識災害を自覚、積極的に行使していると思われます。

SCP-405-JP-Bを取得した対象はSCP-405-JP-Bを元に創作活動を行います。この活動を元に生成された創作物はSCP-405-JP-Cに指定されています。作成が完了すると、対象はSCP-405-JP-CをSCP-405-JPへ提供し、SCP-405-JPの影響から解放されます。この過程は鎮魂コマンドと命名されています。

以下は財団職員によって作成されたSCP-405-JP-Cの一例です。

アイテム番号: SCP-405-JP-C-1

詳細: 「ドッグ・キャノン」と名付けられたゲーム案。殺処分されたとされる犬を砲台で餌のある場所に発射させる内容。

アイテム番号: SCP-405-JP-C-25

詳細: 「メビウス号殺人事件」と名付けられた小説。クライン氏の死を起点に話が展開するも、事件は解決せずに小説は終了する。

アイテム番号: SCP-405-JP-C-88

詳細: 「夢の木と地球」と名付けられた小説。夢の中で木を育て、それが現実に影響するショートストーリー。

アイテム番号: SCP-405-JP-C-180

詳細: 「インスタントヒーロー」というタイトルの漫画。使用するとヒーローになれる宇宙服とそれを使用した少年を描いている。

アイテム番号: SCP-405-JP-C-356

詳細: 「ネコ流星群」と名付けられた、宇宙空間から大量のネコが落下するイラスト。

アイテム番号: SCP-405-JP-C-690

詳細: タイトル無し。子供が集団で線路や道路に飛び出す異常現象を追う漫画。

SCP-405-JPは財団に対して敵対的な態度は取っていませんが、ストレスレベルが日を追う毎に高まっています。しかし、鎮魂コマンドを行うことでストレスレベルの低下が可能です。

SCP-405-JP-Aは2016/10/31の12:30p.m.にサイト-8171に閃光と共に、SCP-405-JPを伴わない状態で出現しました。その後、白色発光する不明な実体を数十体吸引した後にSCP-405-JPが出現、周囲の財団職員45名にSCP-405-JP-Bを感染させました尚、当初はSafeクラスに分類されていましたが、ストレスレベルの上昇に伴う認識災害への積極性やその被害を考慮して現在はPendingに再分類されています。

当初は狂暴性からインタビューが不可能でしたが、その後、異常性が判明したことから鎮魂コマンドの複数回実行により、長期の会話が可能になる段階まで回復しました。

以下はSCP-405-JPに対するインタビューです。

インタビュー記録405-JP-1

日付: 2016/11/06

インタビュアー: 晴明博士

対象: SCP-405-JP

備考: 初期収容のため、SCP-405-JPはまだ番号で呼称されていません。


[記録開始]

晴明博士: こんにちは。ご気分はいかがでしょうか。

SCP-405-JP: ……うん。

晴明博士: いくつか質問したいことがあるのですが、今ご都合の方はよろしいでしょうか。

SCP-405-JP: いいよ。まだ気分が良い方だし。

晴明博士: ありがとうございます。早速ですが、名前とかはございますでしょうか。

SCP-405-JP: 名前?ないよ。一応ミタマとか呼ばれてたけど。SCPなんたらってついてるでしょ?好きなのででいいよ。

晴明博士: なるほど。では、今のご自身の状況については説明できますか。

SCP-405-JP: あまり。とりあえず、この石の中にいると消えないですむから、この中に入ってるの。

晴明博士: その石については何か心当たりはありますか。

SCP-405-JP: ううん。多分わたし達が欲しいって思ったから出たのかな。わかんない。

晴明博士: 「わたし達」ということはその石には貴方だけでなく、他にも似たような存在が封じ込められているということですか?

SCP-405-JP: そう。みんないるよ。

晴明博士: 貴方達の起源とか、過去については何かご存知でしょうか。

SCP-405-JP: わたし達はパパとかママから元々普通に生まれるはずだったの。でもできなかった。元が酷くて。それで死んだりそもそも生まれなかったり。で、死んだ後はほっとかれた。しかもこれがどんどん増えているわけ。今中はぎゅうぎゅうでこの持つかな。ただ、最近はみんなすごく大人しい。あんたらが色々作ってくれるお陰だよ。感謝。

晴明博士: その、パパとママというのは誰でしょうか?

SCP-405-JP: えと、その、2人だけじゃなくて[苦悶の表情を浮かべる]

晴明博士: 大丈夫ですか?

SCP-405-JP: 少し。で、できればそれを定期的にしてくれると助かる。あと、話してたら思い出してイライラしてきた。1回中止してほしい。

晴明博士: 了解しました。1度これでインタビューを終了します。

SCP-405-JP: パパ……。

[記録終了]


終了報告: SCP-405-JPの起源に関するインタビューは後日行われる予定です。起源に関する情報の引き出しは失敗しました。SCP-405-JP-Bの言及不可の性質との関連性が推測されています。

SCP-405-JP-Bの異常性やや起源への言及不可的性質から、SCP-405-JPへの暴露はSCP-405-JP自体が含有する概念・情報の取得が可能であると推測され、実験が行われました。詳細は以下の実験記録を参照してください。

実験記録405-JP-23

日付: 2017/06/09

実験主導: 晴明博士

被験者: D-3967 (女性、健康上の問題無し)

実行内容: D-3967にSCP-405-JPの霊体と重複させることで暴露させる。

結果: 成功と推測、以下のログを参照。


[記録開始]

晴明博士: では、双方とも開始してください。

[D-3967とSCP-405-JPは困惑した様子を見せる。]

D-3967: えっと、本当に大丈夫なんですか?その、近づいて。

晴明博士: 構いません。危険になったら離します。

D-3967: ……分かりました。いきます。

SCP-405-JP: 早く終わらせて。

[D-3967がSCP-405-JPに頭部を埋める]

D-3967: あー、なにか頭の中にイメージが。

晴明博士: それがどのようなものか話せますか。

D-3967: 場所でしょうか。どこがそこか分かりません。それが死んだように止まっています。そんな場所はあったんでしょうか。

人がいます。ここの人々に似ています。悲しんでいるような、怒っているような、そのような表情をしている人々がいっぱいいます。私と同じ服装の人も多々います。

何か言っているようです。「助けてくれ」、「何故見捨てた」、「忘れてくれるな」、そのようなことを言っているようです。

場所や世界の上に何かいます。手が見えます。ディスプレイが見えます。糸が見えます。私は―[D-3967が数秒間沈黙する。]

晴明博士: D-3967、大丈夫ですか。

D-3967: [認識災害の危険により編集済]

晴明博士: D-3967を引き離してください!

[記録終了]


終了記録: その後の観察の結果、D-3967には極度のパラノイア、極度の精神不安感、極度の躁鬱病等の症状が見られましたが、本実験の記憶に対してクラスB記憶処理した結果、症状は完治しました。





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タグ: メタ ミーム esoteric-class scp-jp 人工 反ミーム 外部エントロピー 情報災害 概念 群れ 自己複製 自我 視覚 認識災害

批評してほしい所

  • 面白いか。
  • 「鯨」と更に差別化するにはどうすれば良いか。

    • _


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