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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの収容の試みは放棄されています。発見者及び発見場所には標準遺体隠蔽処理が施され、発見されたSCP-XXXX-JP-1も検死の上で焼却処分されます。
説明: SCP-XXXX-JPは特定の要件を満たした人物が生物的死を迎えた際に、その死体が自身を弔う仏壇の前に出現する現象です。出現した際、死体(以下SCP-XXXX-JP-1と呼称)は仏壇に正対するように跪座1しており、額の前方で合掌し、目を閉じて頭を下に向けています。この体勢はSCP-XXXX-JP-1が人為的な外力を受けるまで維持されます。SCP-XXXX-JP-1は対象の人物の絶命とともに転移していると推測されており、絶命時着用していた衣服も共に転移しています。一部の例では、砂利や海水などの絶命時の周辺環境を巻き込んだ状態での転移も確認されています。SCP-XXXX-JP-1は通常の遺体と同様の過程で腐敗します。
DNA鑑定や身辺調査により、死亡時にSCP-XXXX-JPが発生する条件について共通項が確認されています。現在までに確認されている共通項は以下の通りです。
- 失踪前に同居人や周辺コミュニティーと疎遠もしくは不仲であった。
- 自分の意思で居住していた家を飛び出し、戻らなかった。
- 親族や友人から失踪中の所在を感知されていなかった。
- 失踪宣告2がなされ、葬儀が執り行われた。
発見されるSCP-1708-JP-1の多くは無表情ですが、一部の個体は感情を持っていると認識される表情をしており、「怒っている」もしくは「悲しんでいる」として解釈されます。一般的に死体は、死後硬直の後に表情筋の弛緩により「安らかな」と形容される表情になるため、SCP-1708-JP-1の表情についても体勢と同様に未知の恣意性があると推測されてきました。現段階では「SCP-1708-JP-1となった人物が、生前に特定の状況下で示すであろう感情を再現したものであり、その感情とは自分自身が弔われている仏壇や過去の自分が笑っている遺影を見た際のものではないか」とする説が有力視されています。
付与予定タグ: scp jp keter 時空間 死体 瞬間移動 未収容 ショート2023
批評してほしいところ
- メタタイトルをどうすべきか
- UV or NV or DV
- 誤字脱字
- 表現の改善案
- ネタかぶりしてないか
- 最後の推測が変ではないか
ぜひ教えて下さい。
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- portal:4957671 (31 May 2019 23:39)
御作拝読しました。
本当は死んでいなかったのに「書類上死んだことになってるから実際に他界してね☆」されてしまうところが恐ろしくて好きです。
仏壇に位牌の前に座らせる(葬儀を行った)のなら、失踪宣告より認定死亡のほうが合うかもしれません。
https://www.e-sogi.com/guide/14517/
感想を拝見したところ、自分の思っていた方向性と違う形に読めてしまうことに気づきましたので修正しようと思います。
失踪宣告と認定死亡についてなのですが、認定死亡は大きな災害などが絡まないと認められないみたいだったので採用しませんでした。
読んでいただきありがとうございました。
そもそも体勢は死亡時の姿勢ではなく、仏壇に正対するような跪座として固定されていませんか?
この推測の後半部については、自然な状態で死亡する人物がどのような表情を浮かべるのか存じ上げないため、妥当性の判断には少し困りました。もし死者に占める無表情の割合が低いとか、あるいは笑みを浮かべるような安らかな死に顔が大半みたいな統計的な事実があるならば、この推論はそういうこともあるのかなと頷けるのかもしれません。
DVです。どういう面白さ/魅力を意図されたのかよく分からない印象を受けました。このアノマリーの真相としては、おそらく死者自身は自分が死亡したことに気付いておらず、死後の魂あるいはSCP-XXXX-JP-1が自分の葬儀を見てメタタイトルにもある「勝手に殺すな」という思いを抱き、SCP-XXXX-JP-1の表情にバリエーションが生まれているということなのかなあと思いました。
これが正しい解釈だったとして、「そうなんだ」以上の感情が浮かび上がってきませんでした。劇中で描かれているような怒りや悲しみに読者が共感するには情報が足りないように思いますし、あるいは『ジョジョの奇妙な冒険』第2部でジョセフ・ジョースターが知らないうちに自身の生前葬を取り行われていたというようなギャグにもなっていないように感じます1。記事全体としてニュートラルな情報の占める割合が多く、読者が持つべき感情のヒントが無く、誘導をしきれていないように感じました。字数には余裕がありそうですし、読者に抱いてほしい感情への導線をもう少し強く引いてよいのではないかと思います。
ご批評ありがとうございます。
確かに変な文章になってますね。直させていただきます。
表情に関して調べてみたところ、死後に筋肉が硬直した後に弛緩するそうで、その際にいわゆる「安らかな」表情になるようです。そのため、一応無表情が少なくなる傾向にはありそうですが、確かに説明不足だと思いましたので、「表情にもなにかしらの恣意性がありそうだ」という言及を追加してみます。
このSCPで表現したかったのは、失踪して別の環境でたとえ幸せに生きていたとしても、失踪された側からすると「死んだ」として扱われてしまうこともあるだなという無常感でした。ジョジョ4部には吉良吉影に親族を葬られた人々が、彼らが生きていると信じて待っている姿が描かれていますが、自分がやりたいのはその逆でした。
メタタイトルの変更などを視野に入れつつ、表現したいものを上手く見せられるようにしていきたいと思います。
改めまして、批評ありがとうございました。