SCP-XXXX-JP-降伏文書

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:SCP-XXXX-JPは現在有効的な収容方法は存在していません。SCP-XXXX-JPからB6サイズの紙媒体(以降これをSCP-XXXX-JP-1と呼称) の投下が確認された場合、SCP-XXXX-JPの飛行ルート半径5Km以内(以降作戦範囲と呼称)を全て封鎖し作戦範囲内の在日外国人を全て避難させてください。そして作戦範囲外へ日本人の血統を持つ者(基準は三親等まで日本国籍を持っている者とする)を出さないようにしてください。

SCP-XXXX-JPから投下されたSCP-XXXX-JP-1は、脱走防止のため首筋に小型GPSを埋め込んだ日本人の血統を持たない者で構成されたDクラス職員に全て回収させてください。なおこの構成に日本人のハーフやクォーター、日系人を含めないで下さい。全てのSCP-XXXX-JP-1の回収が終わった後、SCP-XXXX-JP-1はサイト-8104の低危険度ロッカーに保管してください。

全てのSCP-XXXX-JP-1の収容ができた場合、この事象に関わった全ての一般人にクラス-A記憶処理を行ない、カバーストーリー「大規模な地盤沈下」を流布してください。

説明:SCP-XXXX-JPはボーイング社が開発した戦略爆撃機、B-29に似た飛行機型の実体です。SCP-XXXX-JPは、20██年██月██日領空内高度500mに突如として出現しました。当時財団が所有しているレーダサイトでは、レーダの探知範囲内であったにも関わらず、SCP-XXXX-JPの探知ができませんでした。SCP-XXXX-JPは依然として領空内を飛行し続けていたため自衛隊が撃墜を試みましたが、全て失敗に終わりました。SCP-XXXX-JPは自衛隊内に潜入している財団エージェントによって発見されました。

SCP-XXXX-JPは領海から██県██市上空を直線距離約20kmを飛行した後消失しました。SCP-XXXX-JPは出現から消失までの約20kmの飛行の間、爆弾倉を開き中から合計約1万枚の文書SCP-XXXX-JP-1を投下しました。SCP-XXXX-JP-1を読むなどして曝露した日本人の血統を持つ者は手元にある殺傷能力のある物(包丁や金槌など)を持ち、外国人を殺傷しました。この行為による死者は████人に及び、曝露者は「███陛下万歳」、「鬼畜███死すべし」など第二次世界大戦時に用いられたスローガンと類似するな言動を繰り返し発言していました。なお固有名詞にあたる単語は地球上に存在しない言葉で語られていました。曝露者はクラス-A記憶処理を行うことにより、その異常性が消失しました。
なおSCP-XXXX-JP-1は日本人の血統を持つ者に暴露し日本人の血統を持たない者への暴露は現在確認されていません。

補遺: 20██年██年██日、███県████市の戦争博物館職員が外国人入館者を殺害する事件が起きました。その後、███県████市の戦争博物館でSCP-XXXX-JP-1が発見されました。███県警に潜入していた財団エージェントが押収された証拠品からSCP-XXXX-JP-Aを発見しました。博物館から得られた文献によると19██年██年██日、██県████市にSCP-XXXX-JPが出現したとの旨が書かれていました。これによりSCP-XXXX-JPは過去にも出現していたことが判明しました。そうしてその中に本SCPに付いて書かれいていた文献がありました。以下がその文献です。

国名に入る所には現在・過去に存在している国名とは一致しませんでした。財団は以上よりSCP-XXXX-JPは███国の組織によって作られていた事が明記しており、文面から今回の愉快犯による犯行だと思われます。現在財団は███国の組織との関連性を調査しています。

実験記録1- SCP-XXXX-JP-1 日付20██年██月██日

対象: 10人の日本人の血統を持つDクラス職員

実施方法: 10人の日本人の血統を持つDクラス職員にSCP-XXXX-JP-1を読ませる。

結果: 10人の日本人のDクラス職員に異常性は見られませんでした。そのまま一時間SCP-XXXX-JP-1を10人の日本人のDクラス職員に目を通させ続けましたがSCP-XXXX-JP-1に見られる異常性は確認されませんでした。

実験記録2- SCP-XXXX-JP-1 日付20██年██月██日

対象: 10人の日本人の血統を持たないのDクラス職員

実施方法: 10人の日本人の血統を持たないのDクラス職員にSCP-XXXX-JP-1を読ませる。

結果: 10人の日本人以外のDクラス職員に異常性は見られませんでした。そのまま一時間SCP-XXXX-JP-1を10人の日本人以外のDクラス職員に目を通させ続けましたがSCP-XXXX-JP-1に見られる異常性は確認されませんでした。

 
 実験記録3 -SCP-XXXX-JP-1 日付20██年██月██日

対象: 5人の日本人の血統を持つDクラス職員と5人の日本人の血統を持たないDクラス職員

実施方法:それぞれのDクラス職員にSCP-XXXX-JP-1を読ませる。なお5人の日本人の血統を持たないDクラス職員はSCP- XXXX-JP-1の異常性を考慮し、椅子に拘束する。


結果: 5人の日本人の血統を持つDクラス職員がSCP-XXXX-JP-1に暴露した瞬間、5人の日本人の血統を持たないDクラス職員に対して非常に攻撃的になりました。なお5人の日本人の血統を持つDクラス職員は暴露時元のDクラス職員とは全く別の人格を有しました。(以降SCP-XXXX-JP-1に暴露した者をSCP-XXXX-JP-1-Aと呼称)

 __ 実験記録4 -SCP-XXXX-JP-1 日付20██年██月██日__

対象: 日本人の血統を持つD-クラス職員(D-2856)と日本人の血統を持たないD-クラス職員(D-3254)

実施方法: D-2856とD-3254を隣接する部屋(両者はお互いが確認できない)に待機させ、その後D-2856にSCP-XXXX-JP-1を読ませる。

結果: D-2856に異常性は見られなかった。

分析: SCP-XXXX-JP-1は外国人が目に見える範囲にいないと異常性を発現しないこと推測されます。

以下は実験記録3にてSCP-XXXX-JP-1-Aの1人のSCP-XXXX-JP-1-A-αとのインタビュー記録である
 インタビュー記録1
対象: [SCP-XXXX-JP-1-A-α]

インタビュアー: [小山田博士]

<録音開始>

小山田博士: それではインタビューを開始します。

SCP-XXXX-JP-1-A-α: ここは一体何なんだ! お前らは███国のスパイか!

小山田博士: 落ち着いてください。私は貴方に危害を加えるつもりはありませんし、スパイでもありません。

SCP-XXXX-JP-1-A-α: 嘘だ! 俺から情報を聞き出して祖国に害するつもりだろ!

小山田博士: そんな事はしません。私はただ貴方について知りたいだけなのです。

[SCP-XXXX-JP-1-A-αが沈黙]

SCP-XXXX-JP-1-A-α: 本当に祖国に害することはしないのか?

小山田博士: 勿論です。貴方にも貴方の祖国にも危害を加えないことを約束しましょう。

SCP-XXXX-JP-1-A-α: そうか……。だが言うも言わないも俺の自由だがいいか?

小山田博士: 構いません。それでは最初の質問として貴方はどうやってここに連れてこられたか分かりますか?

SCP-XXXX-JP-1-A-α: そんなの知らねぇよ。ちょっと目眩がして目の前が真っ暗になって気づいたらここに拘束されてたんだよ。

小山田博士: なるほど。それでは貴方はどうして目の前のD-2645(5人の日本人以外のDクラス職員の1人)に攻撃を行おうとしたのですか?

SCP-XXXX-JP-1-A-α: は? 攻撃するのは当たり前だろ? 今は戦時中だ、敵を攻撃して何が悪い?

小山田博士: 戦時中ですか? 今はどこの国も戦争を行っていませんが?

SCP-XXXX-JP-1-A-α: おいおいスパイのくせにそんな事も知らない無いのか? わが祖国の██████帝国は███国の植民地から█████を開放する聖戦だぞ?

小山田博士: ███国ですか!?

SCP-XXXX-JP-1-A-α:おい、いきなりどうしたんだよ……。

小山田博士: すみません……。その███国に興味がありまして。お聞かせ願いませんか?

SCP-XXXX-JP-1-A-α:いいけどよ。 あ? あんた何でそんな誰もが知っているような事聞くんだ? まあいいけど。███国はな大きな工業大国とは聞くな。そんで悪魔や怪物のような兵器を製造していると言われている。

小山田博士:その悪魔のような兵器はなんですか?

SCP-XXXX-JP-1-A-α:色々だよ。人を操ったりするものや、毛むくじゃらの獣のようなものまで様々だよ。おおよそこの世の物とは思えん。

小山田博士:まるで見てきたようですね。

SCP-XXXX-JP-1-A-α:見てきたんだよ俺はな。何せ俺はそこの施設に行ったことがあるんだからな。昔まだ███国と帝国の仲が良かった頃だ。俺はそこの交換研究員で行ったんだよ。それであそこの技術を初めて見た時舌を巻いたよ。

小山田博士:そうですか。ではそこでエドモンド・ハンセンという人物に会ったりしましたでしょうか?

SCP-XXXX-JP-1-A-α:エドモンド・ハンセン……? ああ、確か施設の主席研究員だったな。俺は会ったことはないよ。縁がないしな。でも一回施設で演説してるのは聞いた事あるぞ。

小山田博士:それはどのようなものだったか覚えていますか?

SCP-XXXX-JP-1-A-α:はっきりと覚えてるよ。あいつは人の心を持ってない。どうやって人を兵器で効率的に殺すことしか考えてなかったよ。でもそこの研究者達はあいつの意見に賛成して拍手喝采、賛同の嵐だよ。

<録音終了>

終了報告書: SCP-XXXX-JP-1-A-αは例の組織との関わりがある事が分かりました。SCP-XXXX-JP-1-A-αとのインタビューから、どうやら組織は我々とは別世界にいるものだと推測できます。そして何らかの力を用い、我々の世界へ入り、組織が開発している兵器の実証実験を行っているものと考えられます。


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  1. portal:7689220 (07 Oct 2021 12:43)
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