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監督評議会命令
以下のファイルはレベル4/4812機密情報です。
無許可のアクセスは禁止されています。
4812
アイテム番号: 4812
レベル4
収容クラス:
see below
副次クラス:
none
撹乱クラス:
ekhi
リスククラス:
danger

header.png

Pictured (L to R): Entrance to SCP-4812-S's containment area (500m checkpoint) / SCP-4812-E's containment vault at Site-80 / Early file image of SCP-4812-K being pursued by Soviet jet fighters(写真(左から右): SCP-4812-Sの収容エリアへの入り口(500m地点の検問) / サイト-80のSCP-4812-E収容室 / ソ連軍の戦闘機に追跡されるSCP-4812-Kの早期画像ファイル)


呼称メモ: SCP-4812-S、-E、-Kの関係の独特な性質のため、3つの実体をまとめて示すためにオブジェクトの単一の呼称が使用されます。但し、それぞれが個々の別のアノマリーとして見なされ、このファイル内でもそのように記載されています。

分類メモ: SCP-4812-S、-E、-Kの独特な性質のため、それぞれの実体には個々の収容クラスが割り当てられています。

  • SCP-4812-S: Safe1
  • SCP-4812-E: Euclid2
  • SCP-4812-K: Keter3
  • ███-████-█: 補遺 4812.4を参照してください。

特別収容プロトコル:

  • SCP-4812-S: SCP-4812-Sはその発見地点で収容されます。SCP-4812-Sを収容している洞窟への入り口は三重の最厳重セキュリティドアにより封鎖されます。SCP-4812-Sの収容サイトへの立ち入りは適切な許可証がない限りいかなる人物でも禁止されます。どのような状況下においても、SCP-4812-Sはいかなる量の光にもさらされるべきではありません。SCP-4812-Sと接触できるのは全盲の機動部隊ヴェスタス-12 "北極星"の隊員のみとします。

どのような状況下においても、SCP-4812-SはSCP-4812-E及びSCP-4812-Kにさらされるべきではありません。

  • SCP-4812-E: SCP-4812-Eはサイト-80の温度制御保管庫に収容されます。SCP-4812-Eの異常な能力のため、その収容チャンバーは1400℃で一定に保たれなければいけません。SCP-4812-Eそのものは融けた鉄の入ったタンク内に収容されます。SCP-4812-Eの収容チャンバーの直接的なメンテナンスは、内部の激しい熱のためセル外部で行われなければなりません。SCP-4812-Eの収容セル内部の保全には炭化ハフニウムの外装を備えた特別な遠隔操作ドローンが使用されます。内部温度が50°C以上低下した場合は収容違反と見なされなければなりません。

どのような状況下においても、SCP-4812-EはSCP-4812-S及びSCP-4812-Kにさらされるべきではありません。

  • SCP-4812-K: SCP-4812-Kは現在未収容です。SCP-4812-Kの位置及び性質のためその存在が露見する可能性は低いですが、SCP-4812-Kに関する情報の隠蔽が徹底されるように注意しなければなりません。SCP-4812-Kの画像、報告、記録のウェブトラフィックを監視するために財団の情報セキュリティ用資源が使用されます。SCP-4812-Kが再び地球上に出現した際のさらなる曝露を防ぐために、SCP-4812-Kの性質に関するさらなる研究が必要です。

どのような状況下においても、SCP-4812-KはSCP-4812-S及びSCP-4812-Eにさらされるべきではありません。

skeleton_2.jpg

Victim of SCP-4812-S, recovered from within the subterranean cavern the entity was discovered in. Due to the condition of the skeleton, it is likely the victim died over three-hundred years ago. (SCP-4812-Sが発見された地下の洞窟内から回収されたSCP-4812-Sの犠牲者。骨格の状態から、死亡から300年以上経過していると考えられる。)

説明: SCP-4812は3つの異常実体SCP-4812-S、-E、-K及びそれらについて言及されている回収された文書(SCP-4812-1)の総称です。

SCP-4812-Sはフランス共和国アレス付近の地下洞窟に存在する不定形かつ巨大な実体です。SCP-4812-Sはその主要な塊から伸びる、粘着質の物質で覆われた長い多数の付属肢によって洞窟の壁に接続されています。同様の付属肢がSCP-4812-Sの全体を覆っていますが、大部分は中央の塊まで捻じ曲げられて押し込まれています。それぞれの付属肢及びSCP-4812-Sの実際の体は細く、疎水性の毛で覆われています。

SCP-4812-Sはクラス-XIII視覚災害です。SCP-4812-Sを視認する生物は常に致命的かつ暴力的な生物学的反応を経験します。SCP-4812-Sの直接の視覚的な観測は目、脳、神経系を非常に強い苛性の酸に晒した場合に類似する症状をもたらします。SCP-4812-Sの影響は即時的であり、一度曝露された場合回避は不可能です。犠牲者は激しい痛み、皮膚や開口部からの出血、麻痺、窒息を経験し、やがて死に至ります。この影響は全ての視覚的メディアを通して持続します(例としてSCP-4812-Sを写した写真やビデオ記録は同じ効果を持ちます)が、即時性や暴力性はやや低下します。

SCP-4812-Sの性質により、その実際の外見は不明です。SCP-4812-Sとの相互作用は完全な暗闇で、気密スーツを着用して行わなければなりません。人間が自然に発する、少なく、感知できないほどの光でもSCP-4812-Sの作用を引き起こすには十分です。SCP-4812-Sをわずかでも見たことがある個人はすでに全て死亡しているため、SCP-4812-Sの体表と光がどのように相互作用するかは不明です。SCP-4812-Sの体表の毛さえも、剃られて光に晒されると、本体よりは少ないものの同様の効果4をもたらします。人間がSCP-4812-Sを視認できない場合SCP-4812-Sと相互作用できるように、SCP-4812-Sの能力は暗闇の中では抑制されます。

異常かつ強力な視覚災害であるものの、SCP-4812-Sは動かず、接触や雑音に反応しません。SCP-4812-Sの身体は有機物で構成されているものの、その異常な構造の性質によりスペクトル分析は不可能です。SCP-4812-Sの巻きひげのような付属肢は収容されている洞窟の周辺の地中奥深くまで伸びていると考えられていますが、その適切な分析は困難です。

SCP-4812-Eは白金と微量のタングステンやその他の金属化合物から構成された巨大な人型実体(高さ~15m)です。SCP-4812-Eの特徴として外見は漠然と人間の骨格の形を取っていますが、収容時はその金属の身体の高温の影響により視認できません。

SCP-4812-Eはほぼ完璧なヒートシンクであり、収容されていない場合その身体の温度は0.0000000031Kで一定に維持されます。SCP-4812-Eは熱交換を行わず、最終的に熱平衡へ達するように作用する代わりに周囲の正味損失分のエネルギーを吸収します。この作用が発生する速度は非常に速く、SCP-4812-Eは10m x 10m x 10mの収容セルを16秒以内に室温から絶対零度付近まで冷却することが可能です。このため、SCP-4812-Eは凍結した蒸気と氷による不透明な空間に継続的に覆われており、高温に晒されない限りその実際の外見を見ることはできません。

SCP-4812-Eへの曝露はほぼ常に致死的です。SCP-4812-Eに曝露した被験者は周囲の空気の温度が下がり、体内の水分が凍結するため通常数秒で死亡します。高度に断熱化された防護服でさえ、着用者を曝露の影響から保護できるのは一瞬です。ただし、極端な熱によりSCP-4812-Eの影響は抑制される可能性があります。収容されていない場合SCP-4812-Eの効果は急速に発生しますが、高温に晒された場合影響は大きく弱まります。このため、SCP-4812-Eを一定の高温の下に置くことでその収容が可能となっています。

SCP-4812-Kはクワガタムシとサソリの両方に類似性を有する、巨大な銀色の翅を持つ昆虫様実体です。SCP-4812-Kの体長は約180mであり、6本の肢(前2本には大きな鉗脚が付いている)と、端に尖った鋸状の棘のある、節に分かれた長い尾を持っています。しかし、SCP-4812-Kは昆虫の目と口の代わりに標準的な人間男性のものほどの大きさ5の男性の顔を持っています。SCP-4812-Kの全身は厚く反射性の高いキチン質で覆われており、背中から伸びる4枚の翅を持っています。

SCP-4812-Kはその圧倒的多数の時間を成層圏上部で過ごしており、高度を維持するための羽ばたきを除き知覚可能な方法で移動することは滅多にありません。SCP-4812-Kがほぼ不可視6であり、かつその移動の際の加速度が大きいため、SCP-4812-Kの存在はSCP-4812-1の発見までわかっていませんでした。SCP-4812-Kは常に800km/h以上を維持します。SCP-4812-Kは意思疎通の試みに応じず、大きく接近した(約700m以内)乗り物を引き込みます。

SCP-4812-Kを収容セルに移動するためにSCP-4812-Kを確保するための試みが数回行われましたが、これまで全てが失敗しています。戦闘機と遠隔攻撃ドローンはSCP-4812-Kと並んで飛行することができましたが、その強い物理的な力と大きさにより即座に無力化されました。加えてこれまでSCP-4812-Kに対して使用された武器はSCP-4812-Kに対して知覚可能な損傷を与えることができませんでした。それどころか、それどころか、SCP-4812-Kに衝突したあらゆる物体は、それが直撃した場合と同量の運動エネルギーを跳ね返されるものとみられており、このことからSCP-4812-Kは研究者に何らかの形で完全な反射体であると考えられています。

scrolls_2.jpg

SCP-4812-1 scrolls on display as part of a Marshall, Carter and Dark exhibition in Berlin. (マーシャル・カーター&ダーク株式会社のベルリンでの展覧会で展示されていたSCP-4812-1の巻物。)

補遺 4812.1: SCP-4812-1の内容

SCP-4812-1はオランダの蒐集家であるマルクス・デ・ウェースが生前保有していた異常物品のコレクションから発見された文書及び工芸品です。このコレクションは"コニントン・セット7"と名付けられており、以下を含みます:

  • 様々な形と大きさの16枚の硬貨。いずれの額面も既知の通貨の名称と一致しない。
  • 古代エジプトの星図のように見える5巻のパピルスの巻物。これらの図の分析では余白にメモが書き込まれていたことが判明しているが、これらのメモは脱色されていて判読できない。
  • 革で包まれた堅木で装丁された3冊の大きな本。ドイツ語で書かれており、古風の座標のようなもので埋め尽くされている。1冊は温度の変化も示している。これらの本は数年間に渡って書かれたようである。
  • ひびのある水晶のレンズが嵌った真鍮の小型望遠鏡。1枚のレンズは無くなっている。望遠鏡を通して見ると、いくつかの小さく華やかなからくりが見える。しかし、これらは過去に損傷を受けたようであり機能していない。
  • 中に少なくとも3つの連続した黄麻布の袋が入っており、中央にゼラチン質の厚い塊がある黄麻布の袋。この袋を見た人間は気分が悪くなり、わずかに目の奥が焼けるような感覚に苦しむ傾向がある。
  • 鉄のフレームと固体の鉄のレンズを備えた眼鏡。1枚のレンズは損傷している。人間が着用し前述の黄麻布の袋を見ると、鉄のレンズを通して僅かに光が見える。
  • 金と白金から構成された薄いサークレット。全体の輪の周りに3つの尖った部分があり、そのうち2つが根元付近で折れているように見える。残る3つ目の突起には触れると温かい小さなガラス球が付属している。
  • ウィンストン・J・コニントンによって書かれた日誌。SCP-4812に分類される3実体全ての説明及びコニントン博士自身による個人的研究が書かれている。

3冊の座標が書かれた本のうち、第2巻には恐らく他の本とは別の著者によりイタリア語で書かれた短いセクションがあります8。セクションの冒頭には正教会の暦が使われた、名前と日付のリストがあります。日付は"Tornold of Yire"という名前の横に"1343[89]"とリストされているように、年の後に別の数字が書かれていることが多いです。名前のリストの後には、後に続く長いセクションに組み込む予定であったと考えられるメモ書きのリストが書かれています。長いセクションの翻訳文は以下の通りです:

他のアイテムの多くは一般に注目すべきものではありませんが、研究者にとって特に興味深いのはコニントン博士による日誌です。日誌の大部分は暗号で書かれており、ドイツ語で書かれたセクション(通常、文の残りに関係のない小さな注)が僅かにあるのみです。

少数の短いセクションが翻訳されていますが、これは大きな本の一冊の内側に暗号が刻んであったためです。そこに含まれる文は以下のように翻訳されています:

補遺 4812.2: SCP-4812実体の収容

Lamenellant.png

SCP-4812-K being engaged by Global Occult Coalition defense systems.(世界オカルト連合の防御システムと交戦するSCP-4812-K。)

SCP-4812-Kは1964年、ソ連北部を横断中にアメリカの試験機と混同されて以来財団に知られています。チュクチ海上でソ連の戦闘機と交戦後、SCP-4812-Kは急速に成層圏まで上昇し、完全に視界から消失しました。直後SCP-4812-Kは高速で戦闘機と再交戦し、迅速に戦闘機を破壊しました。

これ以降、SCP-4812-Kはごく稀にのみ観測されており、その原因の大半はSCP-4812-Kの飛行がキチン質の外殻に反射する光によって生じる歪みを視認できるほど低かったためです。特に、SCP-4812-Kはある程度決まったルートを辿っているとみられ、通常SCP-4812-S及びSCP-4812-Eの収容サイト上を通過します。また同様に通過する場所として██████, ███████████に位置する██████ ██████ █████████ ███████ ███████が存在します[補遺 4812.4を参照してください]。この理由は不明です[補遺 4812.4を参照してください]。

Vinuvinex.png

SCP-4812-E's travel path shortly after discovery.(発見直後のSCP-4812-Eの移動経路。)

SCP-4812-EはSCP-4812-1の取得直後に発見されました。第3巻に記された一連の座標を調査していた財団の発見チームは██████-███, ███████付近の湖直下に温度異常を発見しました。この地点の調査により湖に小さな亀裂が生じ、この亀裂から湖の水が流出しました。その後間もなく、この地点では以前湖直下の熱水噴出孔内に閉じ込められていたSCP-4812-Eの地表への上昇により著しい気温の低下が発生しました。

発見チームは直ちに撤退し、機動部隊アーク-11 "火付け人"がSCP-4812-E実体との交戦のために緊急出動しました。しかし、急激な気温の低下及び大気条件の危険性の上昇により、最も近い人口密集地へ向かって前進するSCP-4812-Eを妨害するために機動部隊アーク-11は距離の維持及び長距離砲の使用を余儀なくされました。

移動するSCP-4812-Eへの8km以上の区間での砲撃の数時間後、直近での制御されたガス爆発と遠隔輸送ドローンによる直接の溶融スラグの投下によりSCP-4812-Eは収容されました。スラグに覆われたSCP-4812-Eは可動電磁炉内へと移動され、サイト-80の温度制御DEEPWELL保管庫へと輸送されました。

SCP-4812-Sは財団管理者フレデリック・ウィリアムズのメモに要注意領域として含まれており、財団の前身のオカルト調査団体の結成以来漠然とではありますが知られていました。財団の関与以前はSCP-4812-Sが単一の実体であることは理解されておらず、洞窟に進入した人物からの再度の連絡がないことから、多くの団体は洞窟自体が旅行者にとって危険であると考えていました。

補遺 4812.3: SCP-4812-Kの敵対的行動

2002年6月9日、SCP-4812-Eの発見及び収容の3ヶ月後にSCP-4812-Kが予想されていた経路を逸れ、北海のある領域に向かったのが観測されました。財団の航空部隊がこの領域へと向かうと、そこではSCP-4812-Kが世界オカルト連合の輸送船と交戦していました。SCP-4812-KはGOC船に搭載されていた通常兵器に怯まず、船の外装を破ろうとしているように見えました。特筆すべきことに、SCP-4812-Kがこの種の挑発によらない敵対的行動を、とりわけこのような低高度で起こした事例はそれまで観測されていませんでした。

財団の航空部隊はすぐにこの戦闘に加わり、短い小規模な戦闘の後にSCP-4812-Kを輸送船から排除しました。財団の航空部隊はGOC船に対して支援を申し出ましたが、この支援は拒否され、船は北へと航行を続けました。衛星画像によると、この船はノルウェー北部のこれまで公表されていない港に停泊しています。

このインシデントはSCP-4812-E及びSCP-4812-Sに関する他の2つのイベントと一致しました。SCP-4812-Kとの戦闘の間、SCP-4812-Eは著しく活性化し、ある時点においてはSCP-4812-Eを安定させる目的でDEEPWELL保管庫内の温度を上げるため、これまでに試験されていない技術の使用が必要となりました。同時刻、SCP-4812-Sのサイト付近では幾らかの振動が感じられ、その地域の地震計は洞窟の大部分が崩落したことを明らかにしました。

その後の観測により、SCP-4812-Sは70m以上上昇したことが示されています。

補遺 4812.4: 秘匿通信

注意: 以下のデータエントリーは制限付きレベル4/4812機密情報です。データファイルにアクセスするには適切なクリアランスが必要です。

補遺 4812.5: 内部連絡票

出典: SCP-4812
著者: djkaktusdjkaktus
作成日(EN): 2018/10/01
SCP-4812 - Wrath
SCP-4812 - 憤怒
tags: agent-lament airborne alive animal children-of-the-night cognitohazard document esoteric-class geological global-occult-coalition humanoid sapient scp self-repairing sentient thermodynamic uncontained visual
タグ: エージェント・ラメント esoteric-class scp 世界オカルト連合 人間型 動物 熱力学 地質 夜闇の子ら 文書 未収容 生命 画像差し止め 知性 自己修復 空棲 視覚 認識災害


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The Scarabaeus's portal does not exist.


エラー: Scarabaeusのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:4891285 ( 13 Feb 2020 05:56 )
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