傘雲の蛇

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの完全な収容は不可能です。SCP-XXX-JPの出現が確認された場合、カバーストーリー"土砂崩れの発生"を用いて登山道を封鎖し、山頂に民間人が侵入することを防いでください。もし民間人の侵入が確認された場合は速やかに確保し、精神鑑定をした上で必要に応じてBクラス記憶処理を施してから解放してください。また、民間人がSCP-XXX-JPと直接接触した場合、救出は不可能です。SCP-XXX-JPの消失を確認後、警察内部に潜伏している財団職員と連絡を取り、遭難事故による死亡者として適切に処理してください。

説明: SCP-XXX-JPは██県の██山に笠雲1が発生した際に出現するアオダイショウ(Elaphe climacophora) に類似した巨大な白い蛇です。胴の直径が約50mであることから全長は100mを超すと推測されますが、正確な測定はできていません。SCP-XXX-JPが出現した際の大きな特徴として天気、湿度に関係なく山頂全体に濃霧が発生することが確認されています。

SCP-XXX-JPは特定の条件を満たした人間(以下対象) が山頂に現れた場合のみ雲の中から出現します。SCP-XXX-JPが条件を満たした対象をどのようにして判別しているかは不明です。現在推測されている条件の一部は以下の通りです。

  • 精神疾患を患っている。
  • 親しい人物、または親族を亡くしている。
  • 過去に後悔している事柄がある。

対象を確認したSCP-XXX-JPは、対象がいる位置まで頭部を移動させると対象を丸飲みしたのち、すぐに消失します。この時対象は抵抗する様子は無く、自ら進んで飲み込まれやすいように行動することが確認されています。飲み込まれた後の対象の行方は未だ判明しておりません。また、SCP-XXX-JPに危害を加える、対象の飲み込みを阻止する行為は不可解な現象2によって全て失敗に終わっています。

発見: SCP-XXX-JPは██山でSCP-███-JPの調査中に機動部隊員数名が実体と接触、2名が消失したことをきっかけに詳しい調査が開始されました。その後実体の存在が確認できた為、SCP-XXX-JPとして認定されました。以下は実体と最初に接触した機動部隊員のインタビュー記録です。

補遺: ██山麓にて、自殺した生物学者の墨廼江すみのえ氏の遺書からSCP-XXX-JPと思われる記述が発見されました。墨廼江氏の身辺を調査したところ、家宅からも数点、SCP-XXX-JPに関連すると思われる研究資料が見つかっており、墨廼江氏が独自にSCP-XXX-JPを観測していた可能性があります。

記述XXX-JP

[前略]
雲の中にいる蛇を研究し、その性質を完全に理解したはずだった。しかし、蛇は私を飲み込んでくれない。何も無くなった私にはあの蛇しかいないのに、蛇は私を見ようとしない。何度も何度も山頂に向かい、その時を待った。しかし蛇は私の前に現れない。蛇は、生きる意味を無くした者を救ってくれるんじゃないのか。私はもう生きることに疲れた、それなのに [以下インクの滲みにより解読不能]

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