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クレジット
タイトル: 設定した時間に起きられる時計
著者: ©︎AMERICANSUN
作成年: 2024
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:4873219-9-1350
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの収容は現在サイト-81██に収容されていますが、財団日本支部の収容状況および要注意団体の活動状況に応じ、不定期で移動が行われることがあります。この移動はセキュリティクリアランスレベル4以上の職員にのみ知らされます。
SCP-XXXX-JPの操作は、SCP-XXXX-JP-Aの安定的な発生のためにサイト管理者およびSCP-XXXX-JP研究チームの許可が必要です。
SCP-XXXX-JPと同様の異常性を持つ目覚まし時計が存在する可能性があるため、SCP-XXXX-JPと同型の目覚まし時計の回収および分析を続けてください。
説明: SCP-XXXX-JPは、精密機器製造会社の"█████"によって2006年に製造・販売されたモデルのデジタル目覚まし時計です。収容以前は、大津研究員の私物として使用されていました。SCP-XXXX-JPは、同型の一般的な目覚まし時計と同様に、現在時刻・気温・湿度の表示および目覚まし、スヌーズ1を備えていますが、時間設定機能はなく、不明な方法でJST(日本標準時)に調整されます。
SCP-XXXX-JPの異常性は、目覚まし機能を使用し、アラームが鳴る際に発生します。睡眠などの意識の無い状態のときに、アラームの音を直接60dB以上で聞いた対象は、即座に覚醒状態2へと移行します。この現象は麻酔や外傷による昏睡でも発生しますが、失血や脳死など、特定の要因による意識障害では発生しない場合があります。
SCP-XXXX-JPが、目覚まし機能で設定された時間になりアラームが鳴った際、止められないまま5分が経過するとスヌーズ状態になります。この状態の間は10分に1回、2分間アラームが鳴ります。これは回数制限がなく、鳴り止め操作により止められるまで無限に繰り返されます。SCP-XXXX-JPのスヌーズ機能によるアラームを用いて睡眠状態にある人を覚醒させる試みは、必ず失敗に終わります。
SCP-XXXX-JPのアラームが鳴り始めると同時に、周囲の人間に異常な記憶(SCP-XXXX-JP-Aとする)が発生する場合があります。このSCP-XXXX-JP-Aには以下の性質があることが実験から判明しています。
・発生する対象はアラームが鳴った時点から未来において、睡眠状態でSCP-XXXX-JPのスヌーズ音を聞く可能性がある人間である
・睡眠状態でスヌーズ音を聞く可能性が高い対象、すなわち計画的に聞く予定のある対象ほど記憶に強く定着する。
・上で述べた計画の強制力が強い場合、SCP-XXXX-JP-Aの発生によって重大な精神異常を引き起こす場合がある
・時間的範囲はアラームが鳴ってから次に睡眠状態でスヌーズ音を聞くまでである
・複数の記憶の重ね合わせで構成されており、同じ時間に2つ以上の異なる体験をした記憶が存在する
SCP-XXXX-JPは大津研究員が10年ほど前に家電量販店で購入したもので、通常の目覚まし時計として日常的に使用されていましたが、異常性は認識されておらず、異常性が製造時からあったのか、付与されたものなのかは不明です。また、これまで同型の目覚まし時計1121個を確認しましたが、それらに異常性は確認されませんでした。
2020年1月3日、財団職員複数名による慰安旅行の際に、SCP-XXXX-JPのアラームによって睡眠時間および睡眠直前の状態に関係なく、通常であれば起きられる状況下でないにも関わらず全員が起床したことで発覚しました。
実験記録XXXX-JP-25 - 日付2020/12/09
対象: 大津研究員
実施方法: SCP-XXXX-JPのアラームが15時に鳴るようにセットを行ったあと、アラームが聞こえない別室で大津研究員が就寝する。アラームが鳴り始め、スヌーズ状態に移行したのを確認し、睡眠中の大津研究員にスヌーズ音を聞かせる。
結果: 15時になりアラームが鳴り始めると同時に、大津研究員が異常な記憶の発生を訴えたため、実験監督であった和田博士によって実験が中断され、インタビューが行われた。インタビューで大津研究員は、「これから行われる予定であったこの実験の、アラームが鳴ってから就寝するまでの記憶が頭に浮かんだ」「その記憶には、同一時刻に多重な記憶が重なっていた」と述べた。
インタビューの後に実験が再開したが、睡眠薬を摂取して入眠した大津研究員にスヌーズ音を聞かせようとした際に、実験助手の松本研究員がSCP-XXXX-JPを誤って落下させたため、電池が外れスヌーズが停止し、実験は続行不可能となった。備考: SCP-XXXX-JPのスヌーズ機能には、これまでの実験で判明した異常性と異なる未知の異常性が隠れている。次回の実験ではこのようなことがないように実験の手順と事故防止策の見直しを行う。
実験記録XXXX-JP-26 - 日付2020/12/14
対象: D-24467
実施方法: 事前にアラームが10時に鳴るようセットする。10時にアラームが鳴ったのを確認した後、SCP-XXXX-JPをスヌーズ状態のまま放置する。この状態を維持したまま、別室でD-24467に5つの箱の中から、嗜好品の入った正解の箱を選ぶように指示する。その後D-24467に睡眠薬を摂取して寝るように指示を行い、入眠が確認され次第スヌーズ音を聞かせる。
結果: D-24467は正解の箱を選んだ。その後D-24467にその箱を選んだ理由を質問したところ、「この箱を選んだら煙草が出てくる記憶があったため、そうした」と答えた。その後D-24467に睡眠薬を摂取させ入眠を確認した後、実験助手の松本研究員がSCP-XXXX-JPを睡眠中のD-24467に運ぶ途中、SCP-XXXX-JPを載せた台の移動脚が停止し、松本研究員と共に転倒した。この事故の際、SCP-XXXX-JPは衝撃によってプラスチック製の外装が歪み、内部回路が損傷しスヌーズが中断され、実験は続行不可能と判断された。
備考: 本実験で損傷したSCP-XXXX-JPの各部品は機能を損なうことなく修理された。今回発生したSCP-XXXX-JP-Aから、異常な記憶はアラーム鳴動時に知りえない情報が含まれていることが分かった。この性質から、時間的異常がかかわっている可能性が示唆された。どちらの実験も実験助手の松本研究員によるミスだが、これは普段の行動とは大きく乖離しているためオブジェクトの影響下にある可能性がある。彼への処分は見送り、次の実験ではより確実に実験を遂行できるよう実験手順を見直し、これらのミスがSCP-XXXX-JPの性質によるものか判断する。
実験記録XXXX-JP-27 - 日付2020/12/20
対象: D-24467
実施方法: D-24467にSCP-XXXX-JPのアラームが15時に鳴るようセットしたうえで、15時にアラームが鳴ったのを確認したのち、D-24467に睡眠薬を投与し、スヌーズ音を聞かせる。
結果: 15時にアラームが鳴ると、D-24467は錯乱状態になり、心拍数や脳活動が極端に増加した。このためにD-50457に対するインタビューは行われず、即座に鎮静剤が投与されたが、先の心拍数および脳活動の増加が原因と考えられる脳出血により死亡が確認され、実験は中止された。
備考: SCP-XXXX-JPの実験における最初の死亡事例となった。D-24467には高血圧の傾向があったこと、そして錯乱状態に陥ってから鎮静剤の投与までに時間がかかったことから今回の死亡事故が発生したと考えられる。この実験から、SCP-XXXX-JPはスヌーズ機能を睡眠中の人物に聞かせないような作用を周りに向けて働かせている可能性があるとされた。
実験記録XXXX-JP-28 - 日付2021/01/10
対象: D-50457
実施方法: SCP-XXXX-JPのアラームが15時に鳴るようセットしたうえで、15時にアラームが鳴ったのを確認したのち、D-50457に睡眠薬を投与し、スヌーズ音を聞かせる。ただし、実験XXXX-JP-27の結果を踏まえ、事前の医療検査により、D-50457は脳出血などの致命的な症状につながるような要素を持たないことが確認されている。
結果: 15時にアラームが鳴ると同時に、D-50457は錯乱状態に陥ったが、セキュリティとカウンセラーにより鎮静され、発生したSCP-XXXX-JP-Aに関してのインタビューが行われた。インタビュー後、D-50457の入眠を確認したのちにスヌーズ音を聞かせようと試みたところ、サイト内で高危険度のオブジェクトが収容違反し、実験が中止された。
備考: この実験が行われたサイトでは、収容違反の可能性がある高危険度オブジェクトは2つしか収容されていなかった。また、再収容後の分析では、この収容違反にプロトコル上の重大な問題は見られず、収容班内部での伝達ミスと機械的エラーによりフェイルセーフを突破したものと判明し、このインシデントによってプロトコルおよび収容体制が改訂された。このインシデントにより、SCP-XXXX-JPはスヌーズ音を睡眠中の人物に聞かせることを阻害する効果を有していると結論付けられた。以降の実験では、SCP-XXXX-JP-Aの詳細について調査する。
実験記録XXXX-JP-36 - 日付2021/05/05
対象: D-50457
実施方法: SCP-XXXX-JPのアラームが15時に鳴るよう事前にセットする。その後、D-50457にテストを行う。このテストでは、D-50457が知りえない情報に関する4択の問題10問からなる選択式のテストを口頭で行う。不正解の問題があった場合、睡眠薬を用いて入眠させ、スヌーズ音を睡眠中のD-50457に聞かせる。全問正解であった場合、実験はその時点で終了とする。
結果: 15時にアラームが鳴った時点でD-50457はSCP-XXXX-JP-Aの発生を報告した。その後、発生したSCP-XXXX-JP-Aをもとに全問正解し、実験は終了された。D-50457によると、テストの答えに関しては第7問まではSCP-XXXX-JP-A内に正解した記憶があったが、以降はそのような記憶がなかったため、特に理由なく選択したと答えた。
備考: 実験29からこの実験までの結果より、SCP-XXXX-JPのスヌーズ音を聞かせるという計画のみであってもSCP-XXXX-JP-Aが発生するということ、そしてSCP-XXXX-JP-Aは未知の情報を取得すると同時に、スヌーズ音を睡眠状態で聞かせないように確率的異常を引き起こしていると結論付けられた。また、実験計画を十分に計画することでSCP-XXXX-JPに起因するインシデントの発生を抑制できることも判明した。以後の実験ではこれらの性質からSCP-XXXX-JPの動作原理についての調査を行い、財団業務に活用可能か否かを判断する。
実験記録XXXX-JP-45 - 日付2021/11/11
対象: D-50457
実施方法: アラームが15時に鳴るように事前にセットする。その後、アラームが鳴ったのを確認したのちD-50457にダイヤル式の金庫を開けさせる。この金庫は0~100までの数字を3回続けて合わせることにより解錠するシステムとなっている。金庫を開けられた場合はそこで実験を終了し、そうでない場合はD-50457を入眠させ、スヌーズ音を聞かせる。
結果: D-50457はアラームが鳴った直後に憔悴した様子になり、金庫を30分間操作したのちに激昂した。このときに金庫を殴打し、壁に頭を自ら繰り返し打ち付けて意識を失った。この治療のために実験は中止された。意識を取り戻した後のインタビューで、D-50457は「数千回の間ずっと取り組んでいてストレスが溜まってやってしまった」と述べていた。
備考: 実験37~45の結果から、SCP-XXXX-JPは最も可能性の高い方法でスヌーズ音を聞くことを回避しており、そのためにSCP-XXXX-JPを用いたときに想定している方法が成功する確率が極端に低い場合、それ以外の確率がそれを上回り、意図した動作をしないことが明らかとなった。このことから、SCP-XXXX-JPは対象が睡眠中にスヌーズを聞かなくなるような可能性のうち、最も高いものを選び取って実現しているという仮説に基づいて以降の実験を行うこととなった。
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- portal:4873219 (19 Oct 2019 15:37)




これまでの説明から、これがどう未来予知に関連するのかよくわかりませんでした。少なくとも説明では、存在しない記憶を植え付けられるのみのように思えます。
少なくとも実験32までの記述では、時間異常が発生していると断言できるような実験内容ではないと感じました。よくロジックが分からなかったです。時間異常が発生しているか確認したいのであれば、こういった偶発的な内容ではなく、内容が確定した実験(例えば、箱の中に物を隠して、それを入眠前に被験者に見せるといった実験を行うなど。今回の内容であれば、高い確度で箱の中身を予測できると思います)を行うべきではないでしょうか。普通はそうだと思いますし、そっちの方が同線としてわかりやすいです。
また、オブジェクトに関わる時間として、「アラームを鳴らす時間を設定したタイミング」「アラームが鳴る時間」「スヌーズが鳴る時間(場合によっては複数回)」の三つがあると思うのですが、「アラームの設定時間」が最初と2つ目のどちらに当たるのか、少しわかりづらかったです。恐らく2つ目だとは思うのですが……
ちなみに異常性と、実験1-21の時間経過についての内容がかみ合ってないような気がするのですが、そのあたりはどうなっているのでしょうか?
異常性自体にはポテンシャルを感じたのですが、内容の把握が難しく、読み解くのにかなりのコストを要すると感じました。もう少し内容は分かりやすくしてもよいのではないかと思います。その上で、読者に「寝て起きるまでの時間だけ繰り返しても意味がないやんけ!」とミスリードしてから、有効な活用法を示して、Thaumielとしてのポテンシャルを示すのがよいと思います。イメージとしてはSCP-3022のような構成のイメージです。
追記: 私がコメントを書いている最中に
yzkrtさんが先にコメントを投稿されたため、一部内容が被っていたりするかもしれません。
ここ以降は大津研究員の私物となっています。
結果と備考のコロンの後ろに半角スペースが空いていません。
タグのアルファベットは小文字で表示します。また"SCP-JP"というタグはないので、"scp" "jp" "thaumiel"としてください。
そちらの期待に沿えないかもしれず申し訳ありませんが、実験や整合性については私からは保留させていただきます。私からは別の点の意見を述べます。
最後まで読んで「なるほど」とはなったのですが、正直なところそれで終わってしまっているように感じます。時間SF系の性質を表現することを意識されているのはわかりましたが、全体としてインパクトに欠けるように、最後まで読んで「これで終わりか」と思ってしまいました。
似た部分のある他の記事と比較してみます。
必ずしもこれらのようにストーリーを追加したり短くしたりする必要はないとは思いますが、この記事にしかない独自の魅力を表現出来たらもっと良くなるのではないでしょうか。
また、ピンポイントの指摘としては、インタビュー記録に「このインタビュー記録から、SCP-XXXX-JPは何らかの方法で未来もしくは別世界線の情報を取得していると結論付けられた。」とありますが、異常な記憶を発見したのはこれが最初と思われるのに、このインタビューだけでこの結論にたどり着くのは論理が飛躍しているように感じました。この時点ではただの奇妙な記憶にとどめておくのが自然に思います。
執筆頑張ってください。