キャロル#666: ペテン師

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RAISAファイル: 要注意団体 [消滅済]
GOI-001: シカゴ・スピリット

ファイル作成日時: 1924年頃
GOIによる最後のファイル改訂: 1931年7月
ファイル回収日時: 1939年5月
[文章を以下に再現]1

{Carroll 666: The swindler}

キャロル#666: ペテン師

swindler

キャロル666: 捕った後の写真。血の跡が付かなかったのは幸運だった。


{Where We Kept It}

何処に保管しているか


赤レンガの屋根に黒旗の立った隠れ家、その中の4番目のデスクの中に仕舞われている。ダイヤル錠の番号を聞くための合言葉は、「6人の分からずや」だ。付き添いの奴に伝えれば番号を教えてくれるはずだ。

最後に使用したやつはダイヤル錠の番号を変えて付き添いの人物に報告しておくように。忘れるなよ。


{Who Knows about it}

誰が知っているか

このサイコロは俺らのほとんどが知っているはずだ。新入りにキャロルの例として出すときに大体使われるし、資金源としても毎回重宝されている。使用方法も他のキャロルと比べて実に簡単だ。足もつくことが無い。まさにペテン師だ。

それとこれは当たり前のことだが、このキャロルの情報は他のやつらに知られてはいけないし、もちろん奪われるなんてもってのほかだ。外部へ持ち出した時には十分秘匿を心がけろ。

{How we found it}

どうやって見つけたか

6月のいつの日か、3番街の賭場で。

3番街で最近新しい賭けが流行り始めていた。クラップスという、サイコロゲームだ。ルールが分かりやすく簡単にできるとこからすぐにみんなに広まった。その賭場で俺らもちびちびと小銭稼ぎをやっていたんだ。いつも通りならぎりぎり勝って数ドルもらえるか、ちょっと負けて取られちまうか、そのどちらかだった。でもあの日は違った。やつらが妙に勝ちやがるんだ。回を進めれば進めるほどどんどん俺らは劣勢になり、しまいには軍資金を全部取られちまった。

そんな日が何日も続きゃあ誰もが怪しむだろう。ゲームが終わった後、仲間の一人がやつらの後を尾行してとんでもない情報を聞きつけた。どうやら賭けに使われていたサイコロに秘密があるとか。だからその次の日の賭けでディーラーを拉致って詳しいことを聞かせてもらった。平和的にとはいかなかったが、そのサイコロが好きな目を出すことができるというありえない能力を持ってることを把握することができた。

そこからは簡単だった。賭けの不正に対して突っ込んで軽い暴動騒ぎを起こして、その間にこっそりとサイコロをすり替えるだけ。立ったばかりの赤ちゃんでも簡単にできるだろう?


{what We Use It for}

何のために使うか

もちろん金稼ぎだ。

といっても前の持ち主みたいに馬鹿な使い方はしない。連続して使ってばれてしまったら意味が無いからな。

どうしても勝たなければいけないとき。そんなときにだけ使うんだ。例えば位の高いやつとの対面でのゲームや、超大規模で行う時にこっそりと使って、がっぽり稼ぐ。それがこのキャロルの正しい使い方だろう。

いいか?もう一回この上の文章を見直せ。どうしてもの時だけだ。ちょっとしたときにはあくまでも運に頼れ。そうでないと怪しまれる。いいな?

勝手に使っているのは誰だ、俺らに黙って金稼ぎをしているという報告があったぞ。改めて言う。多用は厳禁だ!二度とするな。


追記(1939/7/3): この文書の発見されたデスクの引き出しの中に、皺のついた文書がいくつか発見されました。当ファイルとの関連性が見られるため、収録します。

逃げ遅れた運の悪いお前へ

俺らはやってはいけないことをしてしまった。
あるものはどうでもいい小さなゲームで大量に金を稼ぎ、あるやつはこのキャロルの貸し出しを行うことで金稼ぎを行うなんてこともしていた。
そんなに大胆にイカサマを行っていたら、他の奴らの不満が積もるのは当然のことだろう。そしてその不満は同じ方向に向かっている。不満が団結して俺らを襲ってくるということも簡単に分かるな?

……まもなくお前のいるところに様々な組織のやつらがなだれ込んでくるだろう。……これを読んでいるお前が、無事に逃げ切れていることを、願う。


追記(1940/3/14): 1940年にシカゴ・スピリットのアジトであったと思われる建物内部より一冊の手帳が発見されました。内部に当ファイルに書かれた情報に類似する内容が見られたため、収録します。

今日は大勝負だ。ペテン師を使用して稼いでやろう。政治家さまにはたっぷりともらわないとな。

最近、耳がおかしくなっているようだ。賭けをやるたびに、変な耳鳴りみたいな音が聞こえてくる。ヤクはやってねえのに幻聴なんて、体にガタが来たか?

あの音は、ただの音じゃない。声だ。しかも、ペテン師を使うたびにどんどん綺麗に聞こえてくる。言ってくることはただ一つ。「もっと使え。」……これは何なんだ?

声がどんどん言う事を変えている。「あの賭けに使えばばれずに稼げる」だとか、アドバイスをしてくるんだ。最初はたかがサイコロの幻聴が何を言っているんだと、思ったが最近は違う。
こいつはペテン師だ。なら、俺らよりは人をだますことは上手だろう。
俺は、従ってみることにする。

稼げたよ。そりゃあ当たり前さ。必ず勝てるんだ。でも、俺は忘れてしまっていた。あの日、このペテン師を奪ったあの日。俺らは何に違和感を持ってこれを奪った?
違和感のある、圧倒的勝利。俺はいつの間にか奴らと同じレールに乗っかってしまっていたようだ。
何故やったか?誰がやったか?俺はこう答えるしかない。「悪魔の声に従ってしまった。」

あのサイコロは最高だよ。使っている俺らさえも騙す、生粋のペテン師さ。



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