SCP下書き「犯人は、私でなくてはいけない」

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの周囲は一般人の立ち入りが禁じられ、担当職員は内部に常駐してください。またSCP-XXX-JP‐1発生時、担当職員は即座に状況を判断し、その場に即した対処を行ってください。

説明: SCP-XXX-JPは岡山県に存在する三筋探偵事務所です。SCP-XXX-JPは定期的に内部の人間、もしくはSCP-XXX-JPの最も近くに存在する人間(以下対象と呼称)を転移させて異常性を発現します。以降SCP-XXX-JP内に発生する異常現象をSCP-XXX-JP‐1と呼称します。

SCP-XXX-JP‐1発生後、SCP-XXX-JPの出入り口は完全に封鎖され外部からSCP-XXX-JP内に侵入することは不可能になります。SCP-XXX-JP内部に存在する家具等は消失し代わりに様々な物品と死体、そして人型実体が出現します。以降物品をSCP-XXX-JP‐2、死体をSCP-XXX-JP‐3、人型実体をSCP-XXX-JP‐Aと呼称します。

SCP-XXX-JP‐2はそのほとんどがSCP-XXX-JP‐3に対して何らかの関係性が確認できるものであり、SCP-XXX-JP‐AはSCP-XXX-JP‐2を「証拠品」と呼称します。SCP-XXX-JP‐3は戸籍上適合する人物が存在せず、また所持している身元証明書の住所にSCP-XXX-JP‐3が存在していた事実は確認されていません。SCP-XXX-JP‐Aは黒いロングコートを着用した男の人型実体です。SCP-XXX-JP‐Aは出現後SCP-XXX-JP内部に存在する人物に「三筋繋」と記載された名刺を配布し、SCP-XXX-JP‐3の検死やSCP-XXX-JP‐2の確認を行います。

対象がSCP-XXX-JP‐3を殺害した人物をSCP-XXX-JP‐2を使った合理的な手段で説明し指名することでSCP-XXX-JPの出入り口の封鎖は解除され対象は脱出することが可能となります。またこの際指名された人物は総じてSCP-XXX-JP‐2を利用した手段で自殺を行います。現在この指名された人物は総じてSCP-XXX-JP‐Aであり例外は確認されません。

以下は実験記録です。

実験記録XXX-JP‐1

担当職員: D-XXX-1

実験内容: SCP-XXX-JP‐1発生後何も行わない。

実験結果: SCP-XXX-JP‐Aが捜査への協力を求めたがD-XXX-1が応じずにいると自らSCP-XXX-JP‐2を利用してSCP-XXX-JP‐3を殺害したと証明し自殺した。

実験記録XXX-JP‐2

担当職員: D-XXX-1

実験内容: SCP-XXX-JP‐1発生後SCP-XXX-JP‐Aを殺害しようとする。

実験結果: D-XXX-1がアーミーナイフを利用し殺害しようとしたがSCP-XXX-JP‐AがアーミーナイフをD-XXX-1の手から叩き落とし、そのアーミーナイフを利用してD-XXX-1を殺害した。その後自らD-XXX-1を殺害した犯人であると宣言した後アーミーナイフで自殺した。

実験記録XXX-JP-3

担当職員: D-XXX-2

実験内容: SCP-XXX-JP‐1発生後即座にSCP-XXX-JP‐Aを犯人に指名する。

実験結果: 「証拠が不十分である」といい、SCP-XXX-JP‐Aが自殺することは無かった。

実験記録XXX-JP-4

担当職員: D-XXX-2

実験内容: SCP-XXX-JP‐1発生後D-XXX-2に着用させた首輪型爆弾を起動しD-XXX-2を終了する。

実験結果: SCP-XXX-JP‐Aは顔を覆い数分うずくまった後、「このような行動を起こさせたのは自らの異常が原因である」と言い自らの首を絞め自殺した。

SCP-XXX-JP‐1発生時音声記録‐A

担当職員: 万代研究員

発生したSCP-XXX-JP‐2: ロープ、キャスターの外れた事務椅子、手錠、ハンカチ

<再生開始>

SCP-XXX-JP-A: ……また君かね?よく会うな。

万代研究員: すみません。今日は貴方に聞きたいことがありまして。

SCP-XXX-JP-A: 聞きたいこと?ふむ、なんだろうか。

万代研究員: あなたはこの状況が異常であることが分かっていますか?

SCP-XXX-JP-A: ……君は気づいていたのかね?

万代研究員: ええ、どう考えてもおかしい。そもそも死体が常に現れる事務所、そして常に犯人であるあなたの自殺。おかしいところは沢山あります。

SCP-XXX-JP-A: そうか……ああ、もちろん私も気づいているさ。この事務所で起きることのすべては私が起こしているからな。

万代研究員: あなたが?何故こんなことを?

SCP-XXX-JP-A: 私はかつて探偵として仕事を行っていた。といっても、素行調査やペットの捜索など、創作上の探偵みたいに事件に巻き込まれる、なんてことはなかった。あの時までは。

万代研究員: あの時?

SCP-XXX-JP-A: 1986年の夏、一度だけ連続殺人事件に立ち会ったことがあるんだ。残忍な手口、数少ない証拠の中、私はどうにか結論として一人の男を犯人だと決定づけた。その男は犯人らしく最後まで抵抗していたが、結局牢獄にとらわれた。……しかし、私は間違っていたんだ。事件解決からしばらく後、あの時の犯人の家族から手紙がやってきたんだ。何十枚にわたって書かれていた内容は、彼が犯人ではなく別の人間の犯行であるといった推理の文だった。どこで得たのか、その場の状況や証拠品を使用して、完全に粗も隙も穴もない推理だった。そして最後にはこう書かれていたよ。ああ、原文を見るかい?

[SCP-XXX-JP‐Aがコートのポケットから折りたたまれた紙を取り出し万代研究員に差し出す]

万代研究員: 『私の父は獄中自殺を行いました。罪の意識にさいなまれて。存在しない罪に押しつぶされて。私の父を殺した犯人は、あなたです。』……これは。

SCP-XXX-JP-A: その時私は完全に理解したよ。私が探偵もどきからただの殺人者に堕ちたことを。だから私はここで償いを繰り返すんだ。永遠に私が死ぬことで、せめてあの人への手向けとなれば。そう思ってな。

万代研究員: そうですか……しかし。

SCP-XXX-JP-A: ああ、分かっている。独りよがりだ。知らない人に突然死体を見せつけて自殺の瞬間を見せつけるなど、悪辣もいいところ。……しかし、私にはこの方法しか思いつかないんだ。もう、何回私は死んだだろう。もう後戻りはできないんだ。

万代研究員: 三筋さん……

SCP-XXX-JP-A: さあ、早く推理をしてくれ。そして答えてくれ。犯人である、私の名前を。

<再生終了>

終了報告書: この後SCP-XXX-JP‐Aはロープを用いて自殺を行いました。また音声記録内の年月、またSCP-XXX-JP‐1の発生周期から、現在SCP-XXX-JP‐1は推定1000回以上起こっていると考えられています。


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