迷子のシガレット・バク

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト‐8129の低危険物収容室に収容されます。またインターネット上でSCP-XXX-JPの投稿が確認された場合は回収部隊ね-6("ドリームワーム")によるSCP-XXX-JPの回収、関係者の記憶処理が行われます。

追記: SCP-XXX-JP‐1‐Bは同サイトの異常生物収容施設に収容され、動向が監視されます。

説明: SCP-XXX-JPは全長10cmの棒状の砂糖菓子です。SCP-XXX-JPをヒト(対象と呼称)が摂食すると対象の鼻腔からマレーバク(Tapirus indicus)を模した黒い煙(SCP-XXX-JP‐1と呼称)が出現します。SCP-XXX-JP‐1は発話能力があり、交流を行うことが可能です。SCP-XXX-JP‐1を視認した対象はSCP-XXX-JP-1に対して自身の悩みやストレスの要因となっている事象を吐露し始めます。この際SCP-XXX-JP-1は口部分を咀嚼するような動きを行います。

対象の話を聞いた後、SCP-XXX-JP‐1は上空へと移動します。移動時SCP-XXX-JP-1の体は透過状態となり壁などをすり抜けます。また、SCP-XXX-JP‐1の後ろ脚部分から様々な色に薄く発光するざらめが発生と消失を繰り返していることが確認されています。上空へ到着した後、SCP-XXX-JP‐1は雲の中へ入り一時消失します。SCP-XXX-JP‐1の侵入した雲は即座に暗灰色に変色し、数分後に雨が降り始めます。この雨にはスクロースが含まれています。

上記の雨が止んだ後、雲の中から白色に変色したSCP-XXX-JP‐1(SCP-XXX-JP‐1‐Aと呼称)が再出現し、対象のもとへ帰還し、対象の悩みに対する適切な回答を行った後、対象の鼻腔へと帰還します。この際対象のストレス値、悩みに対する不安などが改善されていることが分かっています。

発見経緯: SCP-XXX-JPはSNS上に上げられた「変なバクが現れるココアシガレットがある」といった投稿が財団の目に留まり、発見に至りました。SCP-XXX-JPは発見時、非異常性の箱の中に入っている状態で発見されました。箱の表面には「シガレット・バク」と記載されておりまた横面には下記のような文面が記載されていました。

悩み、全部バクがかじってあげましょう。
かじってでてきたバクに悩みを伝えて?
全部洗って帰ってきますよ。
~伏木駄菓子店~

※伏木駄菓子店は禁煙を応援します。
※しかし食べすぎは思わぬ事故に繋がるためご遠慮ください。私たちは一切の責任を取れません。

このことから準要注意団体「伏木駄菓子店」の関与が考えられ、現在調査が行われています。

補遺: 2019/11/2、██県██町の住居の屋根の上を漂うSCP-XXX-JP-1の姿が監視カメラに確認され、収容が行われました。このSCP-XXX-JP-1は他の個体に比べて体積が大きく、またSCP-XXX-JP-1が長時間存在し続けるケースはこの事案が初めてであり、このSCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-1-Bに指定されました。SCP-XXX-JP-1-Bが漂っていた住居の中を捜査した結果、住人であった蒲倉███氏(17)の首つり死体と共にSCP-XXX-JPの空箱が発見されました。以下はSCP-XXX-JP-1-Bへのインタビュー記録です。

インタビュー記録XXX-JP

対象: SCP-XXX-JP-1-B

インタビュアー: 尾瀬研究員

<インタビュー開始>

尾瀬研究員: インタビューを開始します。いいですか、SCP-XXX-JP-1-B。

SCP-XXX-JP-1-B: 私はただのバクです。それはなんですか?

尾瀬研究員: 分類する番号のようなものです。気にしないでください。

SCP-XXX-JP-1-B: 分かりました。バクは気にしません。

尾瀬研究員: ……では、初めに。あなたの生まれたところは蒲倉さんで間違いありませんか?

SCP-XXX-JP-1-B: そうです。私はあの子から生まれました。

尾瀬研究員: では蒲倉さんが死んでいたことについて何か知っていることはありますか?

SCP-XXX-JP-1-B: 死ぬがバクにはよくわかりません。あの子の今のことですね。戻れなくて困ってたとこです。

尾瀬研究員: 分かりました。ではあなたが生まれてから起こったことを話してください。
SCP-XXX-JP-1-B: 私が産まれた時、あの子は泣いていました。悩みを沢山抱えていたみたいで、シガレットを全部食べてしまっていたようです。私の頭は普通の大きさ用なので私は少し考えるのが難しい体でした。でもあの子の悩みを食べました。家庭内……ぼ、ぼう?忘れましたすみません。なんか痛い事をされて辛くて体が痛いようでして、悪いおかあさんがいなくなって、学校?で辛いことがあって、さっきあなたが言っていた、死にたい?があったらしいけど勇気がでないそうでして。だから私は食べて神さまに話を聞きに行きました。

尾瀬研究員: 神様、とは?

SCP-XXX-JP-1-B: 雲の中にいるひとです。頭がよくて正解を知っているそうです。

尾瀬研究員: それをあなたはいつ知ったのですか?

SCP-XXX-JP-1-B: 知るではないです。あるです。もとからあるわけです。

尾瀬研究員: ……なるほど。話を続けてください。

SCP-XXX-JP-1-B: 私は神さまにききました。どうすればよいかと。そうしたら神様は言ったのです。「思ってるとおり素直に死ねばいい」と。神様は他にも何か言ってました。なんか死ぬのはとうひだとかあ、あがく?だとか、じど、うそうだん、みたいなところにいけとか。私には難しかったです。だから私はもどってあの子に伝えました。死ねばいいんだよと。そうしたらあの子紐で首ひっかけてぶらぶらしました。足がよく動いてました。何か出てました。音が大きくて嫌でした。静かになったから戻ろうとしました。戻れませんでした。神様もいなくなりました。どこにも行けなくなりました。そこであなたに会いました。

尾瀬研究員: ……あなたは、死のことを知らずにそのようなことを彼女に伝えたのですか?

SCP-XXX-JP-1-B: それしかできないからです。私は不安を解決することしかのうがないのです。死にたいけど怖いとあの子がいうなら大丈夫だよ死ねばいいんだよという解決しかわたせません。それ以外私になにができたのでしょうか。あなたはしってますか?

<インタビュー終了>

終了報告書: インタビュー終了後、SCP-XXX-JP-1-Bはサイト-8129の低危険物収容施設に収容されました。現在SCP-XXX-JPを多量摂取した場合に発生する事象の実験が計画されています。


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