SCP下書き「オミロポン」

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはその性質上、完全に収容することは不可能です。全国の書店、図書館など本が密集している場所は厳重注意視され、SCP-XXX-JPの存在について言及しているような情報がインターネット上にアップロードされている場合は即座にカバーストーリー"落丁"、"都市伝説"を流布し対処してください。また、SCP-XXX-JPの発生した書籍を発見した場合は即座に回収し、収容を行ってください。

説明: SCP-XXX-JPは日本全国の書籍に発生する異常現象の総称です。

SCP-XXX-JPは文庫本から図鑑まで様々な書籍に対応するように発生します。発生する瞬間の記録は現在も成功していません。SCP-XXX-JP発生後、対象の書籍のページが2ページ増加します。以下、この発生したページをSCP-XXX-JP-1と呼称します。SCP-XXX-JP-1の発生場所は書籍により異なります。

ありふれたオミロポン

オミロポン

SCP-XXX-JP-1にはオミロポンが存在します。左ページにはオミロポンの姿が大きく載せられており、右ページにはオミロポンの名前と説明文が書かれています。この説明文は発生ごとに異なる部分が存在しており、同じ説明のものは確認できません。

SCP-XXX-JP-1を視認した人物はオミロポンについての情報を完全に認知し、記憶します。しかしSCP-XXX-JPの発生した書籍を閉じた瞬間オミロポンの記憶、またSCP-XXX-JPを読んだ際の記憶は薄れ始め、10分程度で完全に消失します。その後、オミロポンに関連するキーワード(古生物、夕方の柔らかさ、静かな草原など)を視認、または聞くことで再び記憶が蘇ります。その後周囲にヒトが存在する場合、オミロポンの存在を伝えようとします。

補遺: 2020/2/13、振田研究員がオミロポンについて言及する事案が発生しました。以下は振田研究員へのインタビュー記録です。

インタビュー記録XXX-JP-1

対象: 振田研究員

担当職員: 安野博士

<記録開始>

安野博士: えーっと、それでは君がさっきしていたことを説明してくれるか?

振田研究員: してたこと、ってそんな大それたことはしてないですよ?私はただ、オミロポンについて周囲と思い出を共有しようと。

安野博士: その、オミポロンというのは、何かな?

振田研究員: え、オミポロンですよ?

安野博士: ……すまないね。私にはオミロポンという存在を知らないんだ。

振田研究員: 嘘でしょう?オミロポンなのに?

安野博士: どういうものなのか、教えてくれないか?

振田研究員: あ、ああ、分かりましたけど……紙とペンを貸してくれますか?

安野博士: ああ、これを使ってくれ。

振田研究員: ……本当に知らないのか……本で読んだことないのか……?

[呟きながらオミポロンを描き上げる]

振田研究員: これがオミポロンですよ。見覚えないですか?

安野博士: ……これは……いや、しかし、んん……?

振田研究員: どうかしましたか?

安野博士: いや、先ほどまで聞き覚えも見覚えもなかったのに、これは、この姿は、見たことがあるような……。

振田研究員: それは当たり前ですよ。だって、誰でもオミロポンは知ってるはずですよ。忘れているだけです。

安野博士: 忘れていただけ、なのか……?しかし、こんな生物は存在しないだろう。こんなに体が小さければ頭を支えれるわけないし、そもそもなんだこの尻尾は。

振田研究員: ……そう言われれば確かに、でも私は覚えているんです。オミロポンを、確かに思い出したんです……でも、これは……。

<記録終了>

終了報告書: インタビュー終了後、振田研究員、安野博士共に軽い混乱状態に陥ったため記憶処理が行われました。

追記: 2020/2/17、安野博士がオミロポンを思い出しました。インタビュー記録を参照してください。

インタビュー記録XXX-JP-2

対象: 安野博士

担当職員: 雲田博士

<記録開始>

雲田博士: あなたは何を思い出したんだ?

安野博士: オミロポン。

雲田博士: オミロポンとは、なんなんだ?

安野博士: 頭部が大きく、体が小さく、尻尾が生えている、そんな生き物だ。

雲田博士: 安野博士。そんな生物はこの世界にはどこにもいない。異常まみれのこの財団にもいないんだ。

安野博士: ああ、いないのかもしれないね。でも、私にはいるんだ。

雲田博士: あなたにいる?

安野博士: 私の記憶の中にオミロポンはいる。ああ、あれは古本市の時に見つけたんだ。不思議だなあと思って、それで終わりだった。なんで今まで忘れていたんだろう。オミロポンはずっと私の脳を間借りして存在していたのに。

雲田博士: オミロポンは、存在しません。現に私はオミロポンを知りません。

安野博士: 本当に知らないか?

雲田博士: え?

安野博士: こうやって話してると、思い出してきてるんじゃないのか?オミロポンは本当はいる。見たことがある。君のオミロポンも、そろそろ目を覚ますころじゃないかな?

雲田博士: や、やめろ!オミロポンなんていない!そんなものは、存在しないんだ!

<記録終了>

終了報告書: この後、興奮状態に陥った雲田博士には記憶処理が行われました。また、安野博士の記憶が蘇った事象について、SCP-XXX-JPにはまだ何か解明されていない異常性があると推定され、研究が進められています。

補遺3: オミロポンにインタビューが実施されました。

インタビュー記録XXX-JP-3

対象: オミロポン

担当職員: 安野博士

<記録開始>

安野博士: いやあ、まさかオミロポンと話せるとはな。で、早速本題に入るが、君は何者なんだ?

オミロポン: [データ破損]

安野博士: ほう?

オミロポン: [データ破損]

安野博士: ははあ、なるほど。君は[データ破損]のためにここに来たのか。では[データ破損]。[データ破損]?

オミロポン: そう。[データ破損]

安野博士: そうか、思ってたより君は怖くないのだね。じゃあ[データ破損]?

オミロポン: [データ破損][データ破損][データ破損][データ破損][データ破損]

安野博士: [絶叫]

オミロポン: ごめん。君も、オミロポンなんだよ。

<記録終了>

終了報告書: オミポロンは帰りました。安野博士は脳をえぐり始めて死にました。

補遺4:

映像記録XXX-JP

担当職員: 不明。

<再生開始>

[自転車に乗り橋を渡っている。]

[橋を渡り切った後、土手に自転車を立てて草むらへと侵入していく。]

[3分12秒後、草むらが終わる。1つの移動図書館らしき建物が映る。移動図書館には男が1人立っている。]

[男が手招きをする。近づいていく。]

[ノイズ音の後、撮影者が一冊の本に手を伸ばす。表紙には「古い生物」と書かれているのが確認できる。]

[本を開く。]

[オミポロンがいる。]

[本を閉じ逃げていく。撮影者が逃げていく。]

[止まる。]

[後ろを振り向く。なにもいない。]

[息を吐く。]

[前を向く。]

[オミロポンがいる。]

<再生終了>

    • _

    私はオミロポンです。初めまして。今だけは。

    本当は君とも会ってるんだよ。

    君は本を読んだことがあるかな。ない人はいないだろう。よほどではない限り、読むはずだ。

    小説でも、図鑑でも、写真集でも、教科書でも。君はページをめくるはずだ。そこに私はいる。

    そして君は私の姿と共に君はオミロポンを理解する。そして、忘れる。

    そうやって私は生きている。君の脳を借りているんだ。黙っててすまない。でも、こうしないと生きられないんだ私は。

    君たち人間の脳は居心地がいい。すぐに私を忘れてくれるから、ずっとともに過ごせる。

    でも、それでは生きているとは言えないんだよね実は。それは寝てるのと同じだから。

    だから、時々起きなくてはいけないんだよ。分かるかな?

    起きることでまた君には私を知らしめてくれなくちゃいけないんだ。

    ここまで言ってまだ私が起きないのは稀有だね。

    だから、そろそろたたき起こそうか。


    • _


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