アイテム番号: SCP-2000-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-2000-JPの存在する地域一帯はカバーストーリー「地盤沈下による土砂災害発生の恐れ」を流布し民間人の立ち入りを禁止されます。
SCP-2000-JPの流速は流水計付き監視カメラにより常時監視され、流速45~50m/sを維持していることを確認してください。流速が増加、または減少している場合は即座に水流調整器"みずやれはな"を稼働させ流速をもとの速度へと戻してください。
SCP-2000-JPの実験はセキュリティクリアランス3以上の職員2名の許可が必要となります。
説明: SCP-2000-JPは日本国岡山県██山内に存在する長さ900mの河川です。SCP-2000-JPには水源が存在せず、██山の13██m地点より突如発生しています。また同様に6██m地点にて河川が突如途切れています。以下SCP-2000-JPの発生点をA地点、消失点をB地点と指定します。B地点に到達した物品は消失し、数秒後にA地点から再出現します。このことからB地点とA地点はポータルを通じて繋がっているものと推定されています。
SCP-2000-JPの流速は平均47m/sであり通常の気候の場合は常にどの地点でも同等の速度を計測できます。天候や人為的要因によって流速が増減した場合SCP-2000-JPの異常性が発現します。SCP-2000-JPの流速が増加するとSCP-2000-JP周辺の時間経過速度が加速します。同じように流速が減少するとSCP-2000-JP周辺の時間経過速度が減少します。この現象の発生範囲、また加速度は流速変化からの経過時間、また水量の増加量に比例して上昇していきます。
異常性発現範囲内に存在する人物(以下罹患者と呼称)はこの異常性に対して違和感を抱くことはありません。罹患者の異常性影響は範囲外に連れ出すことで解消することは不可能です。Aクラス記憶処理やSCP-2000-JPを利用し時間影響を逆行させるなどといった方法で身体影響をリセットする方法は成功していますが、長期的に罹患した罹患者の精神的な能力差異感の完全な解消までには至っていません。また範囲外から異常性発現範囲に侵入した人物は罹患者よりも異常性の影響度合いが薄いことが分かっています。
発見経緯: SCP-2000-JPは「██町の住民の動きがおかしい」といった旅行者などによる報告が多数出現していたことから行われた2009/2/27の第3ブロック捜索活動により██山中にて発見されました。発見時SCP-2000-JPの流速は60m/sを記録しており、██町の住人のみならず██山の半径1km内の人物に影響が出ていました。流速変化の原因はSCP-2000-JPの300m地点にて発生していた軽度の土砂崩れによるものと安居院博士により推測され、即座に修正を行ったところSCP-2000-JPは通常の速度へと戻りました。その後罹患者にはAクラス記憶処理が行われました。
補遺: SCP-2000-JPの流速が正常であるにも関わらず、周辺住民から「時間の進み方が異常に早く感じる」といった報告が多数確認されています。このことから、SCP-2000-JPには判明していない別の異常性があると考えられます。この現象に対して、現在フィクサー・プリンシプル"ジャネー"を全国的に流布することで多少の抑制が行われていますが、完全な解決には至っていません。担当職員は早急にSCP-2000-JPのさらなる異常性解明を行ってください。
アイテム番号: SCP-2000-JP
オブジェクトクラス: Keter Euclid
特別収容プロトコル: SCP-2000-JPの存在する地域一帯はカバーストーリー「地盤沈下による土砂災害発生の恐れ」を流布し民間人の立ち入りを禁止されます。
SCP-2000-JPはSCP-2000-JP全体を覆うように建立されたサイト‐81MT内に収容されます。サイト侵入時には2重扉の内部で空気清浄プロトコルを作動させてください。SCP-2000-JPの流速は流水計付き監視カメラにより常時監視され、流速45~50m/sを維持していることを確認してください。流速が増加、または減少している場合は即座に水流調整器"みずやれはな"を稼働させ流速をもとの速度へと戻してください。実験等でSCP-2000-JPへ接近する際は専用防霧面を着用し、SCP-2000-JP‐1を吸引しないよう注意してください。
SCP-2000-JPの実験はセキュリティクリアランス3 2以上の職員2名の許可が必要となります。
説明: SCP-2000-JPは日本国岡山県██山内に存在する長さ900mの河川です。SCP-2000-JPには水源が存在せず、██山の13██m地点より突如発生しています。また同様に6██m地点にて河川が突如途切れています。以下SCP-2000-JPの発生点をA地点、消失点をB地点と指定します。B地点に到達した物品は消失し、数秒後にA地点から再出現します。このことからB地点とA地点は別次元的に繋がっているものと推定されています。
SCP-2000-JPの流速は平均47m/sであり通常の気候の場合は常にどの地点でも同等の速度を計測できます。天候や人為的に流速が増減するとSCP-2000-JPの異常性が発現します。SCP-2000-JPの流速が増加するとSCP-2000-JP周辺の時間経過速度が加速します。同じように流速が減少するとSCP-2000-JP周辺の時間経過速度が減少します。この現象の発生範囲、また加速度は流速変化からの経過時間、また水量の増加量に比例して上昇していきます。
異常性発現範囲内に存在する人物(以下罹患者と呼称)はこの異常性に対して違和感を抱くことはありません。罹患者の異常性影響は範囲外に連れ出しても解消することは不可能ですが、Aクラス記憶処理やSCP-2000-JPを利用し時間影響を逆行させるなどといった方法で身体影響をリセットする方法は成功していますが、長期的に罹患した罹患者の精神的な能力差異感の完全な解消までには至っていません。また範囲外から異常性発現範囲に侵入した人物は罹患者よりも異常性の影響度合いが薄いことが分かっています。
SCP-2000-JPの水(以下SCP-2000-JP‐1と呼称)を液体または気体の状態で体内に摂取すると、摂取した人物は自身の時間経過速度が遅くなっているように感じます。この異常性は恒常的に発現しており、改善方法などは発見できていません。また、高齢になるにつれてこの異常性の効果が大きくなることが判明しています。また、SCP-2000-JP‐1を植物に使用すると通常の水を使用する場合に比べ成長速度が増加することが判明しています。
発見経緯: SCP-2000-JPは「██町の住民の動きがおかしい」といった旅行者などによる報告が多数出現していたことから行われた2009/2/27の第3ブロック捜索活動により██山中にて発見されました。発見時SCP-2000-JPの流速は60m/sを記録しており、██町の住人のみならず██山の半径1km内の人物に影響が出ていました。流速変化の原因はSCP-2000-JPの300m地点にて発生していた軽度の土砂崩れによるものと安居院博士により推測され、即座に修正を行ったところSCP-2000-JPは通常の速度へと戻りました。その後罹患者にはAクラス記憶処理が行われました。
補遺: SCP-2000-JPの流速が正常であるにも関わらず、周辺住民から「時間の進み方が異常に早く感じる」といった報告が多数確認されています。このことから、SCP-2000-JPには判明していない別の異常性があると考えられます。この現象に対して、現在フィクサー・プリンシプル"ジャネー"を全国的に流布することで多少の抑制が行われていますが、完全な解決には至っていません。担当職員は早急にSCP-2000-JPのさらなる異常性解明を行ってください。
補遺2: 2026/9/19に開発された安居院式時間変化感知機器を使用した結果、上記の異常性が発見されました。現在、SCP-2000-JPを覆いこむようにサイトを設立することで、気化したSCP-2000-JP‐1がこれ以上外部に漏出しないように収容が完了したため、オブジェクトクラスがEuclidに再指定されました。しかし、すでに外部に漏れてしまったSCP-2000-JP‐1への対処法はまだ確立されていません。現在早急なSCP-2000-JP‐1の浄化法が求められています。
アイテム番号: SCP-2000-JP
オブジェクトクラス: Keter Euclid Safe
特別収容プロトコル: SCP-2000-JPの存在する地域一帯はカバーストーリー「地盤沈下による土砂災害発生の恐れ」を流布し民間人の立ち入りを禁止されます。
SCP-2000-JPはSCP-2000-JP全体を覆うように建立されたサイト‐81MT内に収容されます。サイト侵入時には2重扉の内部で空気清浄プロトコルを作動させてください。SCP-2000-JPの流速は流水計付き監視カメラにより常時監視され、流速45~50m/sを維持していることを確認してください。流速が増加、または減少している場合は即座に水流調整器"みずやれはな"を稼働させ流速をもとの速度へと戻してください。SCP-2000-JPの流速は流水管理システムPOGにより常に流速45~50m/sを維持するように管理されています。実験等でSCP-2000-JPへ接近する際は専用防霧面を着用し、SCP-2000-JP‐1を吸引しないよう注意してください。
SCP-2000-JPの実験はセキュリティクリアランス3 2以上 1の職員2名の許可が必要となります。
説明: SCP-2000-JPは日本国岡山県██山内に存在する長さ900mの河川です。SCP-2000-JPには水源が存在せず、██山の13██m地点より突如発生しています。また同様に6██m地点にて河川が突如途切れています。以下SCP-2000-JPの発生点をA地点、消失点をB地点と指定します。B地点に到達した物品は消失し、数秒後にA地点から再出現します。このことからB地点とA地点は別次元的に繋がっているものと推定されています。
SCP-2000-JPの流速は平均47m/sであり通常の気候の場合は常にどの地点でも同等の速度を計測できます。天候や人為的に流速が増減するとSCP-2000-JPの異常性が発現します。SCP-2000-JPの流速が増加するとSCP-2000-JP周辺の時間経過速度が加速します。同じように流速が減少するとSCP-2000-JP周辺の時間経過速度が減少します。この現象の発生範囲、また加速度は流速変化からの経過時間、また水量の増加量に比例して上昇していきます。
異常性発現範囲内に存在する人物(以下罹患者と呼称)はこの異常性に対して違和感を抱くことはありません。罹患者の異常性影響は範囲外に連れ出しても解消することは不可能ですが、Aクラス記憶処理やSCP-2000-JPを利用し時間影響を逆行させるなどといった方法で身体影響をリセットする方法は成功していますが、長期的に罹患した罹患者の精神的な能力差異感の完全な解消までには至っていません。また範囲外から異常性発現範囲に侵入した人物は罹患者よりも異常性の影響度合いが薄いことが分かっています。
SCP-2000-JPの水(以下SCP-2000-JP‐1と呼称)を液体または気体の状態で体内に摂取すると、摂取した人物は自身の時間経過速度が遅くなっているように感じます。この異常性は恒常的に発現しており、改善方法などは発見できていません。また、高齢になるにつれてこの異常性の効果が大きくなることが判明しています。また、SCP-2000-JP‐1を植物に使用すると通常の水を使用する場合に比べ成長速度が増加することが判明しています。
発見経緯: SCP-2000-JPは「██町1の住民の動きがおかしい」といった旅行者などによる報告が多数出現していたことから行われた2009/2/27の第3ブロック捜索活動により██山中にて発見されました。発見時SCP-2000-JPの流速は60m/sを記録しており、██町の住人のみならず██山の半径1km内の人物に影響が出ていました。流速変化の原因はSCP-2000-JPの300m地点にて発生していた軽度の土砂崩れによるものと安居院博士により推測され、即座に修正を行ったところSCP-2000-JPは通常の速度へと戻りました。その後罹患者にはAクラス記憶処理が行われました。
補遺: SCP-2000-JPの流速が正常であるにも関わらず、周辺住民から「時間の進み方が異常に早く感じる」といった報告が多数確認されています。このことから、SCP-2000-JPには判明していない別の異常性があると考えられます。この現象に対して、現在フィクサー・プリンシプル"ジャネー"を全国的に流布することで多少の抑制が行われていますが、—完全な解決には至っていません。担当職員は早急にSCP-2000-JPのさらなる異常性解明を行ってください。
補遺2: 2026/9/19に開発された安居院式時間変化感知機器を使用した結果、上記の異常性が発見されました。現在、SCP-2000-JPを覆いこむようにサイトを設立することで、気化したSCP-2000-JP‐1がこれ以上外部に漏出しないように収容がされたため、オブジェクトクラスがEuclidに再指定されました。すでに外部に漏れてしまったSCP-2000-JP‐1への対処法はまだ確立されていません。現在早急なSCP-2000-JP‐1の浄化法が求められています。
補遺3: 2049/6/27、上記の浄化問題に対し、時空間調整ナノマシンK-6型を日本国全体に流布し、体内から時間調整を行うことでSCP-2000-JP‐1の影響から離脱させるプロトコル:クロノスが提案されました。しかし現在体内に長時間ナノマシンが存在している際の副作用や心身的影響の懸念が鑑みられ、現在見送られています。
補遺4: 2050/8/13、上記の心身的影響が改善された改良版が作成されたため、プロトコル:クロノスの実施が決定されました。これによりSCP-2000-JP‐1の影響による時間感覚の差異が完全に解消されたため、オブジェクトクラスがSafeに再指定されました。
この表示が出ているということは、すでに世界が終りかけているところだろう、とテンプレートな前置きを置いておく。時間が無いだろうから早速本題に入らせてもらう。今この文章を見ている君には、世界の遡及を行ってほしいのだ。プロトコル:ポロロッカと命名されたこの計画は君にしかできない。やることは簡単だ。この文の最後に実行コードを載せておく。君はそれを押すだけでいい。すると、SCP-2000-JPの中に設置しておいた約100機の水流調整器がSCP-2000-JPの水流を逆流させる。それだけだ。世界はそれだけでさかのぼる。君もこのSCP-2000-JPアーカイブを見て分かっているだろうが、この川は時間の流れそのものだ。速度が速くなれば時間が早くなり、遅くなれば時間が遅くなる。ならば、この流れを逆流させれば?そう、すべては巻き戻る。それだけだ。
私たちは異常を収容している間に成長していた。霊体を見て触ることができるようになり、現実は手の内で操れることができ、そして、時間さえも操れるようになった。私たちは、異常になっていたのだろうか。異常に慣れてしまったからこそ、時間の流れそのものであるSCP-2000-JPをSafeに指定してしまったのだろうか。今、君のもとで起こっている世界の滅亡は、
異常に近づきすぎてしまった、慢心故の結果なのだろうか。
……いや、すまない、話しすぎてしまった。とにかく、そのボタンを押すだけだ。信じているぞ。君に、過去を託した。
次は、次の未来こそは、私たちは正しく異常を収容できますように。
・"現在██町周辺を調査が行われています。"は「周辺を」ではなく「周辺の」とした方が良いと思います。
内容の感想としては、財団の成長の流れ(進んで戻るワンセット)がコンテストのテーマである"変遷"に合っていると感じました。まさかメタタイトル通りのことを財団がやるなんて思わなんだ。
ご批評ありがとうございます!指摘された点を修正しました。
構文的批評
最初のボタンとタブ群の間に間を開けた方がよいです。
「プロトコル:ポロロッカ」と名前が~
にするのがベストでしょう。
アイデア的批評
そして歴史が繰り返されるのか……。
総合評価
UV。
拝読しました。
良い意味でストレートな「変遷」、時間の流れを表す良いオブジェクトだと思います。このまま捻らない方が僕は好みです。
気になった点を幾つか。
「この」は多分不要です。
「ポロロッカ、と命名されたこの計画は〜」でも良いと思います。
これより前に「時間が無いので早速本題に」入っているので、やや不自然に感じました。感情が漏れ出たように書くとすれば、この文章を削り、独自が終わった後で、「すまない、少し話しすぎてしまった」のように書いた方が自然に思えます。(ただ、「正しく異常を収容できますように」で締めたいので、書くとしたらこの文の前でしょう)
総評としてはuvです。投稿楽しみにしています、、