チャットルーム#いつめん

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とあるオンラインゲームのギルドチャット

>Ruv：誰かいるか？
>Sarv：iru
>Sarv：いるわよ
>sele：俺もいるぜ！
>AgOtI：('ω')ノ
>Ruv：いつものメンツだな
>sele：こないだ言ってたよくわかんねぇ異次元だか何だか、行ってみた？
>Sarv：私も気になってた
>Ruv：その話をするために来たんだ
>AgOtI：щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｰﾝ
>Ruv：おｋ、なら始めようか
>Ruv：前に話した通り、俺は横浜で異世界に繋がる場所があると聞いて探してた

毎日いろんなところに行っては噂話に耳を傾けてたけど、それっぽいのもなくてよ。段々と疑心暗鬼になってきてたんだ。あと二日三日したら諦めようと思って、目をつけてた寿町の中華街っぽいとこに行ったんだ。ほら、あの、うまい小籠包あるとこ。

表に異次元に繋がる場所があるわけねぇだろ？あったらもっと詳細に噂になってるはずだ。だから裏道に入ってよ。適当にうろついてたんだよ。気が付いたら空がピンク色になってて。どんぐらいかって？マジピンク、seleの好きなイチゴミルク¹くらい。ついに！って興奮したよ。

でもよ、空の色がおかしいだけの異次元？そんなもんちょっと変なだけだろって。外国の、あれ、なんだっけ、Sarvが前に話してたやつ、そうそれ、パラウォッチ²。そこにあるような話とはかけ離れすぎだろ。ただ空がピンクの異次元なんて。だからもっと変なことねぇかなって進んだよ。

なんか工場みたいなとこがあって、そこにヤクザがいてさ、なんか取引してんの。マジマジ、銃とか持ってた。なんか気づかれたぽくって、やべぇ、逃げなきゃって逃げたよ。ただ、間違った方向に逃げたみたいで、気づいたら中国にいた。いやマジで。あとで写真上げるからみて。マジで中国だから。

>Ruv：つまり噂に聞いてた異次元は中国と日本を繋いでて、ヤクザが取引に使う場所だったってわけ
>sele：よく帰ってこれたな！
>Ruv：それに関してはマジで運良かったよ。引き返したけど特に問題なく着いたし。ヤクザとも遭遇無し
>AgOtI：( ..)φメモメモ
>Sarv：最高の経験だったんじゃない？私も行きたい
>Ruv：今度みんなで行こうぜ。時間決めて
>sele：最高！！
>Sarv：少し離席するわ。頼んでたUber来たみたい
>Ruv：俺も、ちょうどピザ来たみたいだ。
>AgOtI：買い物行ってくる(ﾟ￢ﾟ)ｼﾞｭﾙﾘ
>sele：なら俺もコンビニ行ってくる！

その後、チャットルームを監視していたエージェントから連絡を受けたチームが、各々配達員等に変装し彼らの記憶処理、隠蔽工作を行ったのは言うまでもない。

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