アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid1
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはセクター81██の標準人型収容室に収容されています。生活必需品の支給・食事の配膳等はクラスA標準プロトコルに沿って行ってください。嗜好品の要求は、月あたり1万円分まで許可され、与えられる軽作業の成果によっては2万円まで上乗せしても構いません。SCP-XXX-JPに対する実験試行は、現在凍結されています。
説明: SCP-XXX-JPは秋田県 能代市に居住していた看護師、平路 光(23)氏です。特定の条件下において、異常な性質を持つ光を発生させます。以下は異常性の発生条件です。
- 乳頭を露出させる。
- 局部を露出させる。
- 肛門を露出させる。
条件を満たした場合、該当の箇所を遮る形で、統計学的にランダムな地点から帯状の光(SCP-XXX-JP-A)が発生します。この光は不明な原理で不透明性を獲得しており、あらゆる条件下で該当箇所の視認を妨害します。
補遺XXX-JP-1: 実験記録
以下にSCP-XXX-JPの異常性研究・解明・明文化を目的として行われた実験記録を添付します。
実験記録XXX-JP-1:
実施方法: カメラを用いてSCP-XXX-JPの両乳頭を撮影し、遠隔地から視認する。
結果: 視認に失敗。可能性として挙げられていた「SCP-XXX-JP-Aは直接視認した人物に影響を与える認識災害である」という説は否定された。
実験記録XXX-JP-2:
実施方法: 赤外線カメラを用いてSCP-XXX-JPの両乳頭を撮影し、遠隔地から視認する。
結果: 視認に失敗。SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPの乳頭を覆うようにして水平な帯状に出現した。また、赤外線では透過できないものと考えられる。
実験記録XXX-JP-3:
実施方法: ビームフォーミング式アクティブ・ソナー2を用いて、SCP-XXX-JPの両乳頭の形状を解析する。
結果: 解析失敗。SCP-XXX-JP-Aを通して物体を音響解析することはできず、「SCP-XXX-JP-Aは音を吸収する性質を持つ光である」との仮説が立てられた。現在は追加試験を検討中。 実験計画の凍結により保留中。
実験記録XXX-JP-4:
実施方法: Dクラス職員1名に対し、限界まで顔を近づけてSCP-XXX-JPの乳頭を視認するよう指示。
結果: 被験者はSCP-XXX-JP-Aに顔を埋没させ視認を試みるも失敗。最終的に被験者は、視認に成功しないまま眼球が乳頭に触れたとして飛び退き、試行を中断した。被験者の眼球には、長時間強い光に曝されたことによるものと同様の障害が短時間残った。
実験記録XXX-JP-5:
実施方法: Dクラス職員3名を配置した状態で、SCP-XXX-JPに異常性発現に起因する全部位を露出させ、複数個所同時に異常性が発現するかを検証する。
結果: 視認に失敗。SCP-XXX-JP-Aは、両乳頭をカバーする水平なもの・肛門を遮蔽する垂直なもの・局部の視認を妨げる垂直なものの3本出現し、それぞれのDクラス職員からの視認を防いだ。
実験記録XXX-JP-6:
実施方法: 全異常性発現部位が視認可能な姿勢のSCP-XXX-JPを回転台の上に固定し、それを囲むようにして10台のハイスピードカメラを設置、回転台を短時間高速で稼働させることで、各部位を覆うSCP-XXX-JP-Aのブレを確認する。
結果: 視認に失敗。すべてのハイスピードカメラは、遅れなく各異常性発現部位を遮蔽するSCP-XXX-JP-Aを記録した。
実験記録XXX-JP-7:
実施方法: 実験室の壁面・床面・SCP-XXX-JPが着用する衣類にベンタブラック塗料3を塗布し、SCP-XXX-JP-Aの吸光・SCP-XXX-JPの乳頭の視認を試みる。
結果: 視認に失敗。SCP-XXX-JP-Aは塗料に吸収される以上の光量まで光を増幅させた。これにより、SCP-XXX-JP自身が若干の目まいを訴えた。増幅したSCP-XXX-JP-Aの光を間近で受けたことによるものと思われる。
実験記録XXX-JP-8:
実施方法: 実験室内にイヌ(Canis lupus familiaris)を用意。SCP-XXX-JPの乳頭を視認させ、SCP-XXX-JP-Aが発生するか検証する。
結果: SCP-XXX-JP-Aは発生しなかった。
実験記録XXX-JP-9:
実施方法: 実験室内にイヌを用意。SCP-XXX-JPの乳頭を視認させ、ハスマ=オノゴロ式憑依性視覚情報投影機を使用して視覚情報を獲得し、人間以外の視認でもSCP-XXX-JP-Aが発生するかを検証する。
結果: 視認に失敗。SCP-XXX-JP-Aは、最終的に人間が観測するか否かを基準として発生していると考えられる。
実験記録XXX-JP-10:
実施方法: 各種超常的解析機器を導入し、SCP-XXX-JPの異常性発現部位の視認に使用する。
結果: 実験中断。補遺XXX-JP-2を参照してください。
補遺XXX-JP-2: エージェント・田郷のコメント
実験XXX-JP-9の実施中に実験室前の廊下を移動していたエージェント・田郷により、以下の証言が得られました。現在、この証言とこれまでの実験結果を根拠として、オブジェクトクラスの変更と実験試行の一時中断が検討されています。
なぁ……まぁその、俺たちの仕事は確保・収容・保護で、保護したからには異常性を詳しく知るために調べるのもわかる。こいつに未知の異常性とかが隠れている可能性もなくはない。乳首だの股間だのを隠すなら、それを取り払う実験をしながらデータを集めていくてのも自然っちゃあ自然だろうよ。
ただな、正直言っていいか? 暇なんか??? いい秘密結社の職員が寄ってたかって乳首見るのに必死ってちょっと滑稽すぎんか? それも太った無精ひげの兄ちゃんの乳首をよ……冷静になろうぜ……。
▲記事ここまで▲
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任意A任意B任意C- portal:4601815 (02 Aug 2019 03:33)
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