SCP-XXX-JP ランプの精のやつ

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは特別収容ロッカーに収容し、ロッカーへアクセスするにはクリアランスレベル-3以上の職員4名以上のを要求するものとします。SCP-XXX-JPを用いた実験やSCP-XXX-JP-Aへのインタビューを行う場合は、財団の各国支部や協力組織に対して事前に通達し、必要に応じて召喚条件達成の補助を要請します。また実験やインタビューには、シャンク=アナスタサコス恒常時間溝およびスクラントン現実錨による改変抑制多重機構をそなえた実験室を使用し、予期せぬ危険が生じた場合にはこれらを用いてSCP-XXX-JP-Aの異常性を封じてください。

説明: SCP-XXX-JPは高位の霊的実体(SCP-XXX-JP-Aに指定。詳細は後述)を召喚することが可能なオイルランプです。全体が焼いた粘土で構成されており、部分的に純金や純銀による装飾があしらわれています。また特徴として、ふたに見える部位が本体と接合していて本体から取り外すことができず、芯を支持する部位以外に開口部がないことが挙げられます。年代測定では古代オスマン帝国の時代に製造されたことが判明しました。

SCP-XXX-JPを手に取った場合、手に取った人物は何らかの条件(以下、召喚条件)を想起します。同時に被験者は、「条件の達成によって偉大な精霊を召喚し、願いをかなえてもらうことができる」「これ(SCP-XXX-JP)は万能の願望器だ」という確信を持ち、被験者の多くは召喚条件の達成に尽力します。しかし、召喚条件はそのすべてが一般的に達成が不可能または極めて達成が困難なものであり、SCP-XXX-JP-Aの証言中以外で過去に召喚条件を達成した人物は確認されていません。召喚条件を達成した場合、大量に白色の煙をともなってSCP-XXX-JP-Aが出現します。

SCP-XXX-JP-Aは召喚条件を達成した場合に出現するタイプ-Ⅷの高位霊体です。青い肌をした大柄な男性型の実体であり、下半身が青く霧状になってSCP-XXX-JPの開口部に接続されています。SCP-XXX-JP-Aはクラス-V以上の極めて強力な過去改変能力と、それを補助する微視的な現実改変能力を保有しています。

出現したSCP-XXX-JP-Aは被験者に対し、3つの願望を1つずつ提唱するように要求します。願望の提唱を受けるとSCP-XXX-JP-Aは、主に過去改変を発揮して願望の成就を試みます。

補遺XXX-JP-1: 召喚条件の例

収容後の実験で確認された召喚条件の例を以下に抜粋します。