SCP-XXX-JP 本当に悪いのは

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:

説明:

オブジェクトは、毎年8月15日に日本国内の小中高の学校に届く何らかの物体。もの自体は非異常性。メッセージカードが添えられている。

何かしらアクションを起こすことで被験者は幻覚に捕らわれ、誰かの体験を追体験することになる。幻覚から覚めても後遺症などはなし。

幻覚の最後に、戦時中の国民服を着た男性が視界に入って終わる。幻覚で体験する人物は大体死に瀕しているか混乱のさなかにあるため、顔や特徴は詳しく分らない。

補遺1: 実験記録

Dクラスに被験させる。

真珠湾攻撃のアメリカ人市民目線。容赦ない爆撃・砲撃。惨く死ぬ親類・友人。※状況・情景に関して詳細に調べる。逃げ惑う民衆の中に男性が立っている。

東京大空襲の市民目線。家の下敷き、痛む四肢。燃え広がり近づく炎。逃げ惑う民衆。誰も助けてくれない。または助けようとしてくれるが、自分の上を見て「すまない」と言って逃げて行く。体に火が付いたあたりで男性が近くに立っているのが目に入る。

硫黄島戦でのアメリカ兵目線。ARを掃射して日本兵をなぎ倒す。突撃してくる日本兵に銃剣で刺される。拳銃で反撃するが、銃剣でめった刺しにされる。表情など細かく描写。日本兵が力尽き、その場に倒れてから男性が近くに立っていることに気付く。

原爆投下後の広島か長崎。被験者は盲目・片耳が聞こえない。全身に痛み(ガラス片)、腕の皮膚が剝がれ落ちてぶらぶらする感覚。さまよっているが、時々躓いて転ぶ。そのたびにガラス片が刺さって肉が裂ける。周囲からはうめき声・鳴き声・悲鳴。誰かに手が触れる。体格から男性のように考えられる。男性は被験者の手を取り、両手で包むように持つ。

補遺2: メッセージカード

▲記事ここまで▲

▽以下メモなど▽

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