SCP-XXX-JP
rating: 0+x
blank.png

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:

説明: SCP-XXX-JPは、自身の飼い主となった人物と概念的癒着を引き起こす生物です。異常性発現前の外見は生後すぐから1週間程度の猫(Felis silvestris catus)に酷似した外見・習性を持ちますが、食事を必要とせず、周囲のヒューム値をわずかに吸収することで自身の現実性を高め、自身を飼育する人物に遭遇するまで周囲を徘徊します。

SCP-XXX-JPの異常性は、大まかに以下の2つのプロセスからなります。

生誕イベント: 1人の個人(以下、SCP-XXX-JP-A)が「SCP-XXX-JPを飼育している」と認識した場合、SCP-XXX-JP-Aが持つ「飼い猫の理想像」と「SCP-XXX-JPの性質」の概念が融合します。この変化は、SCP-XXX-JPを中心とした半径3m周囲に存在する全存在1の現実性吸引を伴う自己現実改変によって成立します。変化中のSCP-XXX-JPは肉体が直径0.3mm程度の真球まで圧縮され、虹色の強い閃光を放ちます。

生誕イベント終了から再誕イベント(後述)までの間、SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPと現実性を共有した状態となり、以下の異常性を獲得します。

  • SCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-Aの内部ヒューム値は同期しており、後述の異常性発動によって一律に減衰・増大します。
  • SCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-Aの表皮は常時1Hm/cm3を保ちます。また、この表皮に1Hm以上の現実性を持つ存在が触れた場合はこの現実性を1Hmになるまで即時吸収し、表皮の現実性が散逸した・吸収された場合には内部に蓄積された現実性を分配することで肉体の希釈を防ぎます。この異常性は非異常性の現実性対流2に対しても発現し、概して徐々に内部ヒューム値を上昇させます。
  • SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JPに対して一方的に現実改変を行うことが可能です。これは「SCP-XXX-JP-Aが持つ飼い猫の理想像」が「SCP-XXX-JPが持つ外見・行動・性質」に常時反映されるという形で実現されます。また、この場合の「SCP-XXX-JP-Aが持つ飼い猫の理想像」は表層心理としての意味合いが大きく、SCP-XXX-JP-A自身の意思を介して容易に操作することができます。

また異常性と関連しない現象として、SCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-Aに与えられた外傷や行動不能要因が、否能動的な現実改変によって解消されることが挙げられます。これは「SCP-XXX-JP-AがSCP-XXX-JPの飼い主であり、SCP-XXX-JP-AにとってSCP-XXX-JPは飼い猫である」という現実性を維持する性質によって発生する異常な自然現象です3

再誕イベント: SCP-XXX-JPが死亡した場合、または生誕イベントから最短10年から最長20年の間の不定な時点で、突発的にSCP-XXX-JPが死亡します。これはSCP-XXX-JP自身の老衰によるものですが、SCP-XXX-JPの特性によって外見等から現在の加齢の程度を判別することが難しいため、外見上は突発的にSCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-Aが消失したように観測されます。また、SCP-XXX-JP-AによってSCP-XXX-JPに不死性を付与することは不可能であり、これは日本生類創研開発部門によって指定された仕様であると断定されています。その後SCP-XXX-JPは体内の高現実性を使用して生命を再構築し、近傍の人口密集地付近へ転移、生誕イベント前の状態へと再移行します。

この時点で一旦SCP-XXX-JPは死亡し、SCP-XXX-JP-Aとの飼育・被飼育関係も解消されるため、SCP-XXX-JPの現実性と癒着していたSCP-XXX-JP-Aは全現実性を喪失し、現実世界から消滅します。

補遺XXX-JP-1: 収容経緯

SCP-XXX-JPは2021/01/21、秋田県桧山郡に存在した日本生類創研の研究施設を襲撃する計画の際に収容されました。

当時、近傍にて活動する財団職員の調査によって秘密裏に対象施設を発見することに成功しており、財団上層部はこの奇襲を特に効果的かつ重要な作戦であると判断しました。準備措置として、4つの機動部隊と9つの収容チームの投入・複数の航空機による上空からのバックアップ・物資や確保済み異常存在輸送網の敷設・久斯動物医療センターの協力を含む負傷した異常存在の治療体制の確立が行われています。エージェント・田郷はこの襲撃作戦に、収容チーム-81██-23("デンプシーロール")の構成員として参加していました。

02:15 AM、作戦が開始。各機動部隊の突入・制圧と5つの収容チームによる異常存在の確保が実行され、残りの収容チームは周辺地域にて警戒とバックアップを行っていました。機動部隊の侵攻中、不慮の事故によって地下3階の床が崩落。この際にSCP-XXX-JPを休眠状態で維持していた機材が圧壊しており、これによってSCP-XXX-JPは一時死亡したものと考えられています。

03:02 AM、成功裏に作戦が終了。39種の生物型異常存在(現在はアイテム番号指定済み)・123名の日本生類創研職員・多数のパラテック機器・SCP-XXX-JPを含む多数の異常存在の異常性に関する資料を回収しました。被害としては、死者2名・負傷者23名・2体の異常存在の終了・異常存在の製造工程に関わる全情報の焼失が計上されています。SCP-XXX-JPの開発に関わる遺失した情報について、日本生類創研においてSCP-XXX-JPの担当職員であったPoI-2021-285は次のように証言しています。

03:22 AM、作戦終了後に周辺地域の警戒に当たっていたエージェント・田郷とエージェント・端井は、再誕イベント後のSCP-XXX-JPに遭遇しました。手持ちの簡易カント計数機がSCP-XXX-JPの僅かに高いヒューム値を観測し、発見場所周辺に民家が存在したため、エージェント・田郷はSCP-XXX-JPの即時収容を決定。高耐久ネットを用いてSCP-XXX-JPの拘束を試み、これに成功したことで生誕イベントが発生4。SCP-XXX-JP-Aとなったエージェント・田郷は自身が異常存在化したと見做し待機、問題なく収容されました。この後に行われたデブリーフィングにおいて、エージェント端井は以下の証言を残しています。

収容されたSCP-XXX-JP及びエージェント・田郷はセクター-81██に移送され、収容室内にて久斯動物医療センター所属の木守医師による診察を受けています。以下は診察後に聴取された木守医師の証言です。

以下は当報告書執筆に際して行われた、エージェント・田郷の証言です。







▲記事ここまで▲


▽以下メモなど▽

活用リンク: 【構文】【SCP-3352】

タグ: scp jp 三題噺言霊競演21
※他にもいくつか画像をアップロード済み。活用可。

著者ペに貼るやつ:


令和三年度三題噺言霊競演の参加作品です。

採用言霊とその内容: 以下の3つ+1です。

  1. チームコンテスト2020で作られたタグ: 久斯動物医療センターが登場し、タグも使用しています。
  2. 子猫ちゃん: 回収当時、オブジェクトの外見が子猫でした。
  3. ロストテクノロジー: オブジェクトを製造する技術の詳細は既に喪失しています。
  4. マイ・バイブル: (滑り止め枠です) 猫は生活の中心であり、人生ですからね。実質バイブルですよバイブル。

批評協力:

サンドボックスⅢにて[[*user ]]様、Twitterにて[[*user ]]様 他沢山の方々にご協力いただきました!
ありがとうございました!

画像ライセンス:
(ファイルストレージから持ってくること)






ERROR

The Mistertako's portal does not exist.


エラー: Mistertakoのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:4601815 ( 02 Aug 2019 03:33 )
layoutsupporter.png
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License