SCP-XXXX-JP - 神秘体験!異世界渡航体験ツアー!

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの完全な収容はSCP-XXXX-JPの出現範囲の広範囲性、不規則性によって困難です。毎月1日の出現後、SCP-XXXX-JPは可能な限り回収し大衆への露見を防止してください。また、一般社会に対してカバーストーリー「新興カルト宗教の宗教勧誘」を流布してください。

ツアー実施日時のSCP-XXXX-JP-Aは追跡、監視してください。また、SCP-XXXX-JP-Aの出現する場所によっては交通への混乱や一般人への露見を招く恐れがあります。社会的混乱を最小限に抑えるため、出現後の記憶処理等の後処理は迅速に実施してください。

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SCP-XXXX-JPの一例(電話番号検閲済み)

説明: SCP-XXXX-JPは「日帰り世界間ツアー無料ご招待のお知らせ」と題されたA4版の印刷物です。SCP-XXXX-JPは日本時間の毎月1日午前1時〜午前4時の間に日本全国の一般家庭の郵便受けやポストの内部に出現します。全国で出現するSCP-XXXX-JPの総数は不明ですが、毎回400~600程度が出現していると推測されています。映像記録などから、SCP-XXXX-JPは郵便受けやポスト内部に投げ入れられたように出現することが確認されています。SCP-XXXX-JPの内容は月ごとで若干の違いが存在しますがおおよそ「世界間ツアー」に無料で参加が可能である旨が記載されています。これに加え、全てのSCP-XXXX-JPにはGoI-101"エルマ外教"のシンボルマークと「私たちと世界の神秘を目撃しましょう」という1文と、ツアーの諸注意が書かれています。諸注意の内容は以下の通りです。

  • 当教団は事故、怪我、時空帯異常、その他の精神的・肉体的変調に関しては一切の責任を持ちません。
  • 異界から生物・植物・その他増殖性物資を持ち帰らないでください。生態系に影響を及ぼす可能性があります。
  • ツアー終了後、お客様にアンケートを受けていただきます。可能な限りお答えお願い致します。

SCP-XXXX-JPには10桁の電話番号が記載されています。この電話番号は通常、沖縄県宜野湾市の一般家庭で使用されている番号1ですが、SCP-XXXX-JPを視認した対象がこの番号へと電話をした時にのみ日本語の自動音声へと繋がります。2この音声は女性のように聞こえる合成音声であり、一般的なものとの差異は認められません。

音声の指示に従い、参加者の人数を番号入力することでツアーへの申し込みが可能です。実験により、申し込みが可能な人数の上限は15人であることが判明しています。人数の入力が完了した後、音声によって「ツアー当日の[いずれかの時間]に自宅の前で待機してください」という旨の指示が成されます。

SCP-XXXX-JPは記載されているツアーの開催日時になると瞬間的に消失します。SCP-XXXX-JPをラミネートなどの手段で完全に密閉した場合、再生紙として加工した場合でも問題なく消失することが確認されており、これらの場合SCP-XXXX-JPだけが完全に消失しそれ以外の部分は残留します。瞬間的な移動の可能性を考慮した追跡の試みも行われましたが、この特性により発信装置が取り残されるため失敗しています。

SCP-XXXX-JPに記載されているツアーの開催日時になると、電話で参加を申請した対象の周辺に存在する道路等にSCP-XXXX-JP-Aが出現します。SCP-XXXX-JP-Aは参加を申請した対象が電話の指示通りに自宅前で待機していた場合にのみ出現し、指示された場所以外の場所にいた場合、指示された時間に対象が遅れた場合は出現しません。SCP-XXXX-JP-Aの出現を利用した検証実験により、自宅前という場所の概念は対象の認識に依存していることが判明しています。対象が自宅と認識している場所が複数存在する場合はいずれかの内の1箇所にのみSCP-XXXX-JP-Aが出現します。

ElMA_BUS

出現時のSCP-XXXX-JP-A

SCP-XXXX-JP-Aは並行宇宙への転移能力を有する大型観光バスです。構造的には日野自動車株式会社の販売する大型観光バス「セレガ(U-RU3FTBB)」であると考えられており、車両表面にはアルファベットで「ElMA」の文字とGoI-101"エルマ外教"のシンボルマークが描かれています。

SCP-XXXX-JP-Aの内部には、SCP-XXXX-JP-Bに指定される非異常性の人間の男女が搭乗しています。2人のSCP-XXXX-JP-Bはそれぞれ別の役割を担っており、次のように区別されます。

  • SCP-XXXX-JP-B-1: 外見上、40-50代のネグロイド系男性のように観察されるSCP-XXXX-JP-Bです。SCP-XXXX-JP-Aの運転手であり、日本的なバス運転士の制服に似た着衣を身につけています。
  • SCP-XXXX-JP-B-2: 外見上、20-30代のモンゴロイド系女性のように観察されるSCP-XXXX-JP-Bです。日本的なバスガイドの制服に似た着衣を身につけており、ツアー中にはガイドのような振る舞いを見せます。

SCP-XXXX-JP-Aの出現後、SCP-XXXX-JP-B-2は内部から参加申請した対象に対して名前を教えるように指示します。この際、対象が名乗ることを拒否した場合や、SCP-XXXX-JPへの搭乗を拒否した場合、SCP-XXXX-JP-Aは対象を残して発進することが確認されています。対象が名前を名乗ると、SCP-XXXX-JP-B-2は対象にSCP-XXXX-JP-Aに乗るように促し、空いている座席に座るよう指示します。対象が座席に座るのをSCP-XXXX-JP-B-1が確認した後、SCP-XXXX-JP-Aは発進します。発進後のSCP-XXXX-JP-Aは200m程度走行した後にその場から消失し、即座に別の参加申請した対象の元へと出現、搭乗を促します。この消失と再出現は搭乗を拒否した者、名前の確認が出来ないものを除く全ての参加申請した対象を回収するまで継続されます。この際に攻撃を加えるなどして介入した場合、SCP-XXXX-JP-Aは対象が完全に乗車していない場合であってもその場から即座に消失します。そのため、SCP-XXXX-JP-Aを鹵獲する試みは全て失敗しています。

全ての対象が回収された後、SCP-XXXX-JP-B-2によってツアーの概要と注意事項について説明されます。この説明の開始と同時にSCP-XXXX-JP-Aは発進し、200m程度走行した後に消失、並行宇宙へと跳躍します。SCP-XXXX-JP-Aの跳躍先の並行宇宙はツアーによって様々で、1度のツアーで6~10の並行宇宙を移動します。過去全ての調査時に移動が確認された並行宇宙の内、既に財団が把握していたものは現在まで38であり、新たに確認された[編集済み]の並行宇宙に関する研究が進行中です。

1度のツアーに要する時間は16時間程度で、ほとんどの時間は移動した先での観光、食事等に割かれます。なお下車が許可されない並行宇宙も多数存在しており、その理由についてSCP-XXXX-JP-B-2は「疫学的な理由」「宗教上の理由」「政治的な理由」「ホモ・サピエンスの生存の困難性」と説明します。

ツアーの最後はSCP-XXXX-JP-Aが出発点である基底宇宙のいずれかの場所3へと転移します。転移後間もなくして、参加者達へと日本語で書かれたアンケート用紙が配られます。このアンケートへの回答は任意であり回答の有無に関わらず、最終的にSCP-XXXX-JP-B-2に回収されます。アンケートの内容は以下の通りです。

1) ツアーの内容は満足ですか? - はい/いいえ

2) 乗務員の言語は正しく使われていましたか? - はい/いいえ

3) 乗務員の対応は満足ですか? - はい/いいえ

4) 世界の理を垣間みることができましたか? - はい/いいえ

5) 我々エルマの教義について説明を受けましたか? - はい/いいえ

6) 異世界に憧れを抱きますか? - はい/いいえ

7) その他にご要望等がありましたらこちらへお書き下さい - [自由記述]

8) あなたはエルマの信徒になることを希望しますか? - はい/いいえ

全てのアンケートが回収されると、ほどなくしてSCP-XXXX-JP-B-2がツアーの終了を宣言します。終了宣言後、ほとんどの場合で各々の参加者達は乗車した場所に瞬間的に転移します。その後、参加者のツアーに関連する記憶は緩やかに喪失します。帰還した参加者の体内からはCクラス記憶処理剤に類似した化学物質が検出されており、SCP-XXXX-JP-B-1、またはSCP-XXXX-JP-B-2が記憶喪失を誘発する薬物を用いている可能性があります。参加者を転移させた後、SCP-XXXX-JP-Aはややあって発進し200m程度走行した後消失します。

なお、参加者がアンケートの最後の項目である「8) あなたはエルマの一員になることを希望しますか?」に「はい」と回答した場合、回答した対象は他の参加者と異なり帰還しません。発信機を用いた追跡調査ではSCP-XXXX-JP-A内から移動していないことが確認されており、SCP-XXXX-JP-Aと共に消失していると考えられています。

補遺1: SCP-XXXX-JP-Aの転移先の並行宇宙には財団の未把握のものが多分に含まれており、並行宇宙への研究、SCP-XXXX-JP-Aの有する転移能力についての研究が進行中です。

研究に関連した調査として、Dクラス職員をツアーに参加させることで並行宇宙の環境、SCP-XXXX-JP-Bと並行宇宙への関係性を探る試みが実施されています。詳細は、探査記録(3) SCP-XXXX-JP-A.2007/11/13を参照してください。

補遺2:
補遺2: 2014/12/12。静岡県御殿場市内の警察に「ゴリラのような生き物に腕を掴まれた」「ゴリラのような着ぐるみを着た集団に体を引き摺られた」という旨の通報が複数寄せられました。通信傍受によりこの通報が発覚し、異常現象等の可能性を考慮して警察内部に潜入するエージェントによって調査が行われました。調査の結果、通報者らは何らかの車両と思われる物体から降車してきた10数体の類人猿型の存在を証言しました。これらの存在は20分にわたって付近を徘徊、観察していたと証言されており、数体が付近に偶然居合わせた一般人の腕や髪の毛を掴んで車両内に連れ込もうとしていたことも判明しました。この行為は別の類人猿型存在によって阻止されており、それによって車両へと連れ込もうとした全ての個体は一般人を解放しました。

また、現場付近の複数の防犯カメラ映像に不明な言語の文字列と共に"エルマ外教"のシンボルが描かれたSCP-XXXX-JP-Aに類似した異常性を有する車両が記録されました。この車両は内部に複数の座席が存在しており、概ね大型のバス等に類似した機能を果たしていると推測されています。内部には体長2m前後の黒色の体毛を有する類人猿と思しき生物群が14体搭乗しているのが確認され、通報者らが証言した存在と同一であると考えられています。後に近隣住民へのより詳細な聞き込み調査を行った結果、これらの存在は高台から富士山を眺めていたとの証言を得ました。またそれに加えて、車両が走行中に突如として消失したとの証言も得られました。これらの証言者、警察関係者に対してはAクラス記憶処理が施され、防犯カメラ等のすべての記録は回収されました。

これを元に類似の事例を調査したところ、過去にエジプト・アラブ共和国ギザのピラミッド遺跡、ボリビア他民族国ウユニの塩原、中華人民共和国北京市の八達嶺長城などでも同様または類似した車両の目撃情報が確認されました。証言によって特徴は異なるものの、いずれも「"エルマ外教"のシンボルが描かれたSCP-XXXX-JP-Aに類似した異常性を有する車両」と「知性があると推測される生物群」が目撃されています。これらの生物群の明確な目的は不明ですが、車両の示す異常性とSCP-XXXX-JP-Aの類似性、エルマ外教との関連性を思わせるシンボルの存在などから、並行宇宙のSCP-XXXX-JPによる「並行世界からのバスツアー」であると推測されています。

SCP-XXXX-JPに関連したバスツアーであることを考慮すると、2014/12/12の静岡県御殿場市で発生した大型類人猿型存在による一連の事案は周辺の一般人を連れ帰ろうとした個体を、SCP-XXXX-JP-B-2に相当する個体がSCP-XXXX-JPに記載されている諸注意の「異界から生物・植物・その他増殖性物資を持ち帰らないでください。」の項目に照らし合わせて注意または警告した可能性があります。

世界各地で目撃されている類似の事例についても、知的存在による誘拐未遂や廃棄物の投棄、落書きや施設の損壊などと思われる痕跡が発見されています。これらの"迷惑行為"はSCP-XXXX-JP-B-2に相当すると思われる個体よってほぼ阻止されていますが、今後、回復不能な深刻な事態を招く恐れが指摘されています。"迷惑行為"に対する早急な対応策を立案することが求められていますが、出現の不規則性により有効な手立ては確立していません。


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