SCP-2214-JP案 時代錯誤

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    本文: 現代に存在するあらゆる物品が出土する地層、及びそれが存在する活断層。断層面からのみ観察が可能であり、直上からの掘削による調査では異常性は見られなかった。
    回収日: 2011/03/21
    回収場所: 岩手県███町
    現状: 付近への立ち入り制限を実施。発掘調査中。
    追記: まさか軽トラックまで出土するとは思ってもいませんでした。-██研究員

    追記2: 当アイテムはKeterクラスオブジェクトに再指定されました。


SCP-2214-JP

SCP-2214-JP

アイテム番号: SCP-2214-JP

オブジェクトクラス: Anomalous Keter

特別収容プロトコル: SCP-2214-JPの存在は一般に秘匿されます。SCP-2214-JPに関する地質的、地理的な学術研究に対しては標準的箝口手順、又は記憶処理を行ってください。

SCP-2214-JPは土砂崩れ等の災害発生による大規模な崩落を防ぐ目的で、コンクリートで完全に固定されています。これらのコンクリート構造体に対しては月に1回以上点検作業を行ってください。コンクリート構造体の崩落などによってSCP-2214-JPが外部に露出している場合、雨などによる土壌の侵食状況を確認した後にコンクリートによって埋め固めてください。

SCP-2214-JPの内部調査、及び実験は全て凍結されています。

説明 SCP-2214-JPは、岩手県███町の活断層中に見られる地層の一つです。炭素年代測定等の結果から、SCP-2214-JPは16,500年前の新生代第四紀更新世末期、旧石器時代に相当する地層であることが判明しています。

SCP-2214-JPは███町内に存在する断層の断層面からのみ観察可能です。地上からの採掘調査を複数時点で実施したところ、該当の地層に異常性は観察されませんでした。

SCP-2214-JPからは、地層の地質年代と矛盾する異常な物品(SCP-2214-JP-1に指定)が出土します。

iron

SCP-2214-JP-1の例

SCP-2214-JP-1は地球上に現存する何らかの物品と完全に同一の存在であり、その種類は多岐にわたります。SCP-2214-JP-1は著しい劣化を遂げており、炭素年代測定等の検証は地層の地質年代と同様に新生代第四紀更新世末期の旧石器時代のものであるとの結果を示します。

SCP-2214-JP-2がSCP-2214-JPから発見された際、距離に関わらずSCP-2214-JP-1と同一の存在は瞬間的に消失します。消失後の足取りは不明です。消失する対象をSCP-2214-JP-1発見以前に把握する事は困難であるため、発信機等を用いた追跡調査は困難です。

出土したSCP-2214-JP-1の例と出土状況については発見当初に作成された以下の資料(抜粋)を参照してください。なお、資料の作成の段階ではオブジェクトはAnomalousアイテムとして扱われていたことに留意してください。

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    発掘調査記録-2214-███-JP-(9)

    回収日時: 2011年4月19日

    発掘されたもの: 激しく破損した複数の金属片 78kg

    検証結果: 構造解析の結果、回収された金属片はいずれもスチール缶であることが判明した。塗装面は摩耗や酸化、侵食により判別不能であったが内部から残留していた有機物が発見された。劣化が著しく詳細な検証は不可能であったものの、缶の容積と回収された有機物の組成から鑑みて、缶の多くはコーヒーが入っていたものと推測される。 また、発見された有機物への炭素年代測定の結果、これらの金属片は旧石器時代のものとする結果が示された。

    メモ: 表面の塗装が残っていれば、どの地域を由来とする物なのかが判別出来たかもしれません。類似のものが発掘された際にはその点に関しても調査、報告してください。

    発掘調査記録-2214-███-JP-(12)

    回収日時: 2011年4月19日

    発掘されたもの: オスのライオン(Panthera leo)の全身骨格

    検証結果: 全身骨格が出土。牙には複数の近代的な虫歯の治療を行った痕跡が見られ、飼育下の個体であったことが推測される。推定年齢19歳である。

    メモ: 通常、野生下の雄ライオンの寿命は10年程度とされています。骨格から推定される年齢が19歳ということからも、近代的な設備の元で長期間飼育されていた可能性が高いと思われます。

    発掘調査記録-2214-███-JP-(13)

    回収日時: 2011年4月19日

    発掘されたもの: 軽トラック 1台

    検証結果: 荷台が折れ曲がった状態で出土、地層中の圧力によって変形したものと推測される。トラック本体はフレームを残してほぼ崩壊していたものの、一部に塗装面が残されていた。塗料の成分から、この軽トラックは[編集済]工業株式会社の[編集済]モデルであると考えられる。また、車体付近では塗装面の残存する金属片が複数回収された。発掘時の状況から、この金属片はナンバープレートの一部であったと考えられる。

    メモ: ナンバープレートは劣化が激しく、詳細な調査はできませんでした。車種から推測するにこの軽トラックは日本国内のものであると考えられます。

    発掘調査記録-2214-███-JP-(48)

    回収日時: 2011年10月2日

    発掘されたもの: 洋式大便器

    検証結果: ほぼ完全な状態で出土。一部に付着していた物質は解析の結果、排泄物と断定された。排泄物中にはパンコムギ(Triticum aestivum)のものと思われる植物性タンパク質が含まれていた。排泄物への炭素年代測定の結果は従来と同様に旧石器時代のものを示した。

    メモ: 陶器ということもあり、割れていたことを除けばほぼ劣化の兆候も見られませんでした。パンコムギは世界的に流通しているものなので地域の絞込みには利用できませんが、今後このようなものが発掘されれば排泄物中の成分などから地域が限定できるかもできません。

    発掘調査記録-2214-███-JP-(133)

    回収日時: 2012年8月4日

    発掘されたもの: 拳銃

    検証結果: 劣化が進行していたものの、比較的良い保存状態で出土。形状から、この拳銃はシグ・ザウエル&ゾーン社のSIG SAUER P320と考えられる。

    メモ: 米軍内で使用されているものと同モデルであることが判明しました。

    発掘調査記録-2214-███-JP-(311)

    回収日時: 2013年6月4日

    発掘されたもの: 漁船

    検証結果: 大部分が崩壊していたものの、復元に成功。機材及び設備から、漁業に用いられた小型船舶であることが判明した。残存していた塗装面にはフランス語で鯨を意味する「Baleine」の文字が存在していた。船体登録番号は塗装面の劣化により失われたものと見られ、発見できなかった。

    メモ: フランス共和国において、この船舶と同名の漁船の盗難届けが提出されていることが判明しました。地元警察を介したインタビューによると、所有者は「盗まれたところは見ていないが、前日の夜までは港に停めてあった船が翌朝には消えていた。」と供述しています。なお、オブジェクトからこの船舶が発見されたのは午前10:54頃であり、フランスにおいて漁船の盗難が発生したと推定される時刻は午前2:00~3:00頃です。時差の8時間を考慮すると、2つの事案はほぼ同時に発生していると見ることができます。関連性は調査中ですが、出土物が現代において消失、又は転移している可能性があります。

    発掘調査記録-2214-███-JP-(327)

    回収日時: 2013年7月21日

    発掘されたもの: 小型のイエイヌ(Canis lupus familiaris)の全身骨格

    検証結果: 骨格の調査により、犬種はポメラニアンと思われる。頭蓋骨付近からは首輪のネームタグと思われる小さな金属プレートが回収された。金属プレートにはロシア語で「Мартын」(マルティン)と刻まれていることが確認された。

    メモ: ヒトとイヌの関わりは古いものですが、旧石器時代にポメラニアンという犬種が存在しなかったのは確かです。

    発掘調査記録-2214-███-JP-(420)

    回収日時: 2011年8月1日

    3DSn

    発掘時の写真

    発掘されたもの: 任天堂株式会社製 ニンテンドー3DS及び専用ソフト「カセキホリダー ムゲンギア」

    検証結果: 内部機構は劣化によって殆ど失われていたものの、外装が残存していた。本体カラーは白で、ゲームカードスロット内には専用ソフトと思われるものが挿入されていた。詳細な解析の結果、このゲームソフトは同社のニンテンドー3DS専用ソフト「カセキホリダー ムゲンギア」であることが判明した。「カセキホリダー ムゲンギア」とオブジェクトとの関連性は不明。また、上画面の損傷は地層中で生じたものではなく、それ以前に生じたものであることが判明した。

    メモ: オブジェクトの効果が地層の年代に合わせて物体を劣化させる物なのか、ただ単に出土物が旧石器時代の物なのか、その点は未だ未特定です。どちらにせよ、このゲーム機の頑丈さはおかしい。

    発掘調査記録-2214-███-JP-(579)

    回収日時: 2015年8月1日

    発掘されたもの: UH-60("ブラックホーク")の回転翼

    検証結果: 軍用ヘリコプターUH-60("ブラックホーク")の回転翼であると判明。機体は存在せず、回転翼のみが発掘された。圧力による変形を受けて多少歪んでいたものの、侵食などの影響も少なく状態は良好であった。

    補遺: アメリカ合衆国サウスカロライナ州において、アメリカ陸軍第101空挺師団による軍事演習中に突如としてUH-60("ブラックホーク")の回転翼が消失するという事象が発生しました。この事象による死者は9名に登り、重軽傷者は17名でした。また、この事象の発生時刻はオブジェクト中から回転翼が発見された時刻と同じであったことが確認されました。

    メモ: 出土物の発見と同時に出土物と同一の存在が消失している可能性が高いと考えられています。さらなる検証と実験が求められます。

これらの調査で発掘されたSCP-2214-JP-2群はサイト-8190の低レベル収容物保管庫で管理、収納されています。SCP-2214-JP-2群へのアクセスにはクリアランスレベル2以上の提示が必要です。

SCP-2214-JPの存在は2011年3月21日に自衛隊員によって発見されました。自衛隊は当該地域において2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に関連した災害派遣活動を行っており、SCP-2214-JPはこの活動の最中に発見されました。発見者である隊員は断層面に露出した自販機と思われる物体を発見、数人の自衛隊員と共に掘り出しました。この報告は防衛省内の非公式協力者を通じて財団日本支部にもたらされました。発見、及び報告に関与した自衛隊員、防衛省職員に対しては標準的箝口手順、及び記憶処理が行われました。

2011年3月22日に地元住民らへの調査が実施されましたが、地元住民はSCP-2214-JPの存在を認知していませんでした。この調査結果と地質学的根拠から、SCP-2214-JPは2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による地質活動で新たに露出した断層であると考えられています。

当初、財団は発掘調査などからオブジェクトを脅威的でなく且つ研究の優先度が低いアイテムと判断し、Anomalousアイテムに指定しました。

補遺-インシデント-2214-JP(2016/08/30): 2016年8月30日、Anomalous#2214-███-JPは台風第10号による豪雨災害の影響で大部分が崩落しました。この崩落は付近を流れる██川の増水と大規模な地すべりによるものであり、およそ9kmにわたって断層面が連鎖的に崩壊しました。この事案により、Anomalous#2214-███-JPからおよそ25,000m3の土砂が流出しました。流出した土砂には以下の物が含まれていたことが確認されています。

No 埋蔵物(SCP-2214-JP-2) 概要
1 人骨 9kmの範囲内に大量に存在。後に13,401体分の人骨と判明。
2 車両 自動車と思われるものだけで72台が存在。判別不能なものは312台。
3 金属塊 詳細不明。調査範囲内にて791個確認。
4 動物骨格 オランウータン(Pongo Lacépède)、ウシ(Bos taurus)、インドゾウ(Elephas maximus indicus)、エゾシカ(Cervus nippon yesoensis Heude)、オカピ(Okapia johnstoni)、シロナガスクジラ(Balaenoptera musculus)など。計741,993体分。
5 戦車 イスラエル陸軍機甲科旅団の「メルカバ」と判明。
省略
697 大型コンピュータ2基 SCP財団南極前哨基地(サイト-████)内の統合管理コンピュータと判明。
698 金属扉 表面の刻印によりSCP財団ドイツ支部によって収容されているSCP-███-DEの収容室のものと判明。
省略
1473 SCP-███ 地層中での変化なし。周囲の土壌を除染して再収容。
以下省略

これらが流出した土砂中から露出、発見されたことにより、世界各地で大規模な消失現象と副次的な被害がもたらされました。以下はインシデント-2214-JP(2016/08/30)に関係していると思われる事例の抜粋です。

  • 中華人民共和国における集団失踪
  • レソト王国における集団失踪
  • 日本国における集団失踪
  • タジキスタン共和国における集団失踪
  • イラン・イスラーム共和国における███氏の瞬間的消失
  • アメリカ合衆国における大量自動車盗難および不可解な交通事故
  • 南アフリカ共和国における大量自動車盗難および不可解な交通事故
  • ギリシャ共和国におけるに大量自動車盗難および不可解な交通事故
  • ヨルダン・ハシミテ王国における不可解な交通事故
  • イスラエル陸軍機甲科旅団における戦車の消失
  • SCP財団南極前哨基地(サイト-████)での管理システム停止及び8時間の収容機能喪失、それに伴う大規模収容違反
  • SCP財団ドイツ支部でのSCP-███-DEの収容違反
  • サイト-██からのSCP-███の消失、収容違反

(ほか45,938件)

これらの事例に対しての処理は各地の財団支部及び各国政府の協力によって適宜行われています。現在(2016年11月4日時点)での処理進行率は76%と報告されています。

この事例を受けSCP財団日本支部理事会はAnomalous#2214-███-JPをSCP-2214-JPに再指定することを決定しました。SCP-2214-JPによる世界的な大規模消失事象の可能性、それによる財団への影響等の観点から、オブジェクトクラスはKeterに再指定されました。


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利用ガイド

  1. portal:4589204 ( 29 Oct 2018 15:23 )
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