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新たに発見されたSCP-XXXX-JPに登るイエネコ(Felis silvestris catus)
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは底部に土が敷き詰められた10m×30m×5mの温室に保管してください。1日に2回上部に設置された噴霧機で給水が行われます。
説明: SCP-XXXX-JPはモモ(Amygdalus persica)の木に酷似した外見の植物です。SCP-XXXX-JPには複数の輪状に結ばれた紐のような蔦が枝からつり下がっており、ネコ科の動物が吊り下げられていることがしばしば見られます。蔦の輪の内側には種子を宿した複数の棘が生えており、この棘から生物の体内に種子を注入します。また、この棘にはマタタビ(Actinidia polygama)に酷似した成分が含まれており、ネコ科の動物が強く反応を起こします。
SCP-XXXX-JPに接近し棘が発する成分を吸引したネコ科の動物(以下、SCP-XXXX-JP-A)は酩酊状態となり、これによりSCP-XXXX-JPから落下、蔦の輪部分に絡みつき内側に生えた棘がSCP-XXXX-JP-Aの体表に突き刺さります。SCP-XXXX-JP-Aの体内に種子を注入後、蔦は輪の根元から数分で切れ落ちSCP-XXXX-JP-Aがその場から移動することによって生息範囲を拡大します。蔦の輪が根元から切れることによって首元には蔦が首輪のように突き刺さった状態で残ります。蔦の輪は3か月程度で再生します。
SCP-XXXX-JP-Aに注入された種子は3か月ほどかけてSCP-XXXX-JP-Aの体内で徐々に成長します。種子はまず眼球や腹部などの柔らかい部位から芽を出します。このとき種子より発生する麻酔成分によってSCP-XXXX-JP-Aは苦痛を感じることはありません。麻酔による効果は徐々に切れていき、SCP-XXXX-JP-Aは苦痛のため芽をまき散らしながら移動します。これによって適切な間隔をもって芽を落とすことが可能となります。芽を全て落としたSCP-XXXX-JP-Aは群れの元へと戻り、他のネコに摂食されます。SCP-XXXX-JP-Aを摂食したネコ科の動物はSCP-XXXX-JPの元へと向かおうと試みます。
発見経緯: 山梨県南都留郡富士河口湖町鳴沢において配信を行っていた首藤善括氏がネコが首を吊る木としてSCP-XXXX-JPを紹介しようとした際の映像が話題となって発見に至りました。
以下はその際の記録の抜粋です。
<再生>
00:01:03 [森の中を歩いている様子が映し出される]
00:01:35 [大量にネコが吊り下がっている木を発見し首藤氏が近寄る]
00:01:51 [吊りさがっているネコが確認できる位置にカメラを置く]
00:02:02 [首藤氏が木の元でピースサインをする]
00:02:25 [ネコに触れようとした首藤氏が何かに驚愕し、後ろに倒れる]
00:02:40 [首藤氏がネコを降ろそうとする]
00:03:12 [首藤氏がネコを引っ張るたびに棘が食い込み出血する]
00:05:30 [近くでネコ科の動物の鳴き声が響く]
00:05:45 [首藤氏の動きが止まる]
00:06:34 [多数のネコの鳴き声が響く]
00:06:52 [カメラに無数の目の光が映りこむ]
00:07:08 [首藤氏が驚愕して逃げ出す]
03:46:12 [蔦に絡まったネコが落下し始める]
03:46:34 [落下したネコは散り散りに去っていく]
04:57:12 [新たに出現したネコがSCP-XXXX-JPに登り始める]
05:48:41 [残った蔦にネコが次々と絡まっていく]
06:28:31 [全てのネコが吊るされるか落下する]
<停止>
補遺: 山梨県にて飼い猫を窃盗し現行犯逮捕された男性の調査中に、自宅の冷凍庫からSCP-XXXX-JP-Aの死体が発見されました。男性はSCP-XXXX-JP-Aの死体を利用し、SCP-XXXX-JPの元へとネコを送り込んでいたと想定されています。聴取の結果、近所に住み着いているネコが自宅の庭で排泄することにより庭の木が枯れてしまい、それ以降ネコ科の動物に対し嫌悪感を抱いていたとの証言が得られています。
男性の証言により匿名掲示板である5ちゃんねるの生き物苦手板に存在する「正しい野良猫(害獣)の駆除方法」スレッドにおいて、害獣駆除用の植物としてSCP-XXXX-JPを「みどりのだいちプロジェクト」というハンドルネームの人物から庭の木をネコに枯らされたと証言している複数の人物に譲渡されていることが確認されており、SCP-XXXX-JPがどの程度生息範囲を拡大しているか調査が進められています。
- portal:4549537 ( 09 Nov 2018 03:31 )

拝読させていただきました。
まず、文中で変更した方が妥当であると考えられるものを挙げます。
輪状に、等の表現の方が良いかと思います。
過度に口語的な感じがします。絡まるや絡み付くなどの方が報告書としては適切かなと思います。
全体的に読んでみて気になったことが二点あります。
まず、猫が蔦に引っ掛かってから植物がこれを自己増殖に利用する、というサイクルのそれぞれの説明が長いうえにポイントが散逸しており、理解するのが困難でした。例として、
という段落は「種子の存在しない棘」に引っかかった場合というようにかなり限定的な条件における説明ですが最終的な結果は前に説明した段落と変わらず、また説明の一段落目で
と説明しているので些か矛盾しているように最初思えました。よって上記の段落の説明は蛇足であり省いてもよいと思います。
次に気になったのは記録の終了報告書です。
まず、終了報告書としてはかなり長く、単体で補遺として別個に設けるなりした方が良いかと思います。
男性へのインタビューの内容もかなり複雑であり、三人称文体で報告書に載る分量としては多めでした。できればインタビュー記録形式で行った方が良いかと思います。
ここで気になった部分としては、説明の部分では「ネコが自発的に吊り下がる木」なのに対し後半部分では「男性が意図してネコを吊り下げている」となっており、プロセスが矛盾している感じがします。
また確認なのですが、
この文は男性がSCP-XXX-JPの影響を受けた猫を食べたという認識でよろしいでしょうか?そのことを裏付ける描写がないですが一連のプロセスから一応推察できるのでそう考えたのですが答えの是非にかかわらずここの部分も少々わかりづらいので変更を加えた方がいいかと思います。
以上の理由で全体的にさらなるブラッシュアップが可能だと思われるので、現段階では自分はDVすると思います。
長文の上に寝起きのため文章に所々拙いところがあると思いますがご容赦ください。
変更後に連絡をいただければ読んだ上でもう一度感想を挙げさせていただきますのでどうぞよろしくお願いします。
批評ありがとうございます。
上記のような表現に変更しました。
絡みつく、に変更しました。
最終的な結果について変更しました。
説明文を変更しました。
補遺として別にセクションを設けました。
インタビュー内容を削りました。
男性の存在を記録から削除しました。
男性がネコを摂食した旨を明記しました。