SCP下書き「偶像への納税」

現在このページの批評は中断しています。

rating: 0+x
blank.png

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8150内低危険物収容ロッカー内にて保管してください。SCP-XXXX-JPを使用した実験はセキュリティクリアランスレベル2以上の職員1名以上の監視の下、Dクラス職員のみ許可されます。2019/10/3、SCP-XXXX-JPの異常性は消失しました。(詳細は補遺2を参照。)

説明: SCP-XXXX-JPは、神奈川県警による2019/07/15実施の特殊詐欺グループへの調査時に発見されたA4サイズの冊子です。オブジェクトは全36ページで構成され、表紙を含めた全てのページは白色のインクにより全面が印刷されています。

SCP-XXXX-JPはオブジェクトの異常勢を認知しない人物(以降曝露者と呼称。)が、オブジェクト内部のページを視認した際に異常性を発現します。視認後、曝露者は「アカリ」という名前の架空の女性アイドルが存在するという認識災害を引き起こします。曝露者がこの状態でオブジェクト内のページを視認し続けた場合、曝露者はページ内に「アカリ」のファングッズのカタログが記載されていると認識します。この際第三者によってページ内に記載されている物品の取引が持ちかれられた場合、曝露者は第三者の提示する金額を第三者に支払います。その後曝露者は物品の取引が成立し、自身が物品を所持しているという認識災害を新たに引き起こします。異常性曝露より1週間後、曝露者に再びオブジェクト内に記載されている物品を購入したいという衝動が発生します。この衝動は再びオブジェクトによる取引が行われるかBクラス記憶処理を投与する事で抑制可能ですが、オブジェクトによる取引が行われた場合、以降定期的に衝動が発生することが確認されています。

SCP-XXXX-JP発見後の調査の結果、前述のグループによるSCP-XXXX-JPを使用した訪問販売を語る詐欺が複数名の人物に対し行われていたことが発覚しました。これらの契約により売買された金額は5,000円から50,000,000円にまで上ると推測されます。なお調査の過程において逮捕された複数人の人物にインタビューを行いましたが、全員がSCP-XXXX-JPの出所について認知していない事が判明しています。

補遺1: 以下の記録は一般人のSCP-XXXX-JP曝露者である立籐 ██氏1へのインタビュー記録です。

対象: 立籐 ██氏

インタビュアー: エージェント・茨木

付記: 立籐 ██氏は交通事故により██病院内に入院中であったため、警察の聴取という名目上でのインタビューが行われました。

<録音開始>

エージェント・茨木: 立籐さん、体調の方は如何ですか?

立籐氏: 問題ないよ。全く不幸なものだ、良い物がまた買えそうだって時に事故に遭うとはね。

エージェント・茨木: 良い物、ですか?

立籐氏:   少し恥ずかしいのだけれど、最近アイドルに興味を持ってね。グッズだっけ?そういった物を買い始めたんだよ。

エージェント・茨木: そのアイドルとはどなたなのですか?

立籐氏: 「アカリ」って娘でね、デビュー前から応援させてもらっているんだ。可愛い見た目でしてね、所謂一目ぼれっていうものなのかもしれないな。ああ、そういえばもうそろそろCDデビューするって話だったはずだ。

エージェント・茨木: どのようなグッズを買われたのですか?

立籐氏: ええと、最初に買ったのがブロマイド2で、次にポスター3だね。それとサイン色紙4も何枚か買った。後は  あれだ、抱き枕のカバー5だっけ?それも買った。ああそうだ、顔写真入りのポケットティッシュ6も買ったんだった。  そういえばどうしてそんなことを聞くのですか?もしかして気になりました?彼女の事。

エージェント・茨木: 実は事故の件とは別件でお話を伺いたくこちらに尋ねさせて頂きました。

立籐氏: 別件って、彼女が何か関係しているのですか?

エージェント・茨木: その「アカリ」というアイドルに関してなのですが  こちらで調べた結果そのような人物は見つかりませんでした。

立籐氏: なんだって!?  いやいや可笑しいよ刑事さん。確かに私は聞いたんだよ?「アカリ」ってアイドルがデビューするって話を。

エージェント・茨木: そのお話をされた人物ですが、我々が追っていた特殊詐欺グループの一員であることが判明しています。調査の結果、あなたに対して詐欺を行ったと証言をされています。

[立籐氏、ベッドに倒れこむ。]

立籐氏: そんな、嘘だ。「アカリ」は居ないってのかい?じゃああのグッズは  

エージェント・茨木: 先日、あなたのご住まいを調べさせて頂いたのですが  あなたの仰るグッズは1つも発見されませんでした。

立籐氏: な、何を言っているのかい?私の部屋をしっかりと見てくれ、あそこには確かに  

エージェント・茨木: 私共もあらゆる手段を用いました。  結果は全て「存在しない」事が証明されただけでした。

立籐氏: 嘘だ  嘘だといってくれ!

[立籐氏、エージェント・茨木の肩を掴む。]

立籐氏: 頼む、どうか、どうかあなたの口から嘘だと、嘘だと言ってくれ。  お願いだから。

エージェント・茨木:   残念ながら、全て事実です。

[立籐氏、再びベッドに倒れこむ。]

立籐氏: そんな、そんな馬鹿な。あれは全部幻だったのか?

エージェント・茨木: あれほどの大金をつぎ込んだ事は承知しています。ですが  

立籐氏:   違う。

エージェント・茨木: どうされましたか?

立籐氏: 違うんだ、刑事さん。お金じゃないんだ。

エージェント・茨木: お金ではない、とは?

立籐氏: あれだけの大金をつぎ込んだんだ、傍から見たら可笑しいと思われるのも納得できる。だけど、だけどだ、刑事さん。あの時、私が「アカリ」というアイドルに対して抱いた感情や記憶、物、時間は  私にとって何よりも、何よりも大切なものだったんだ。

<録音終了>

終了報告書: インタビュー後、立籐氏とその親族に対しBクラス記憶処理を投与。その後立籐氏が異常性曝露時に使用した金額と同等である物品として「メルセデス・ベンツ メルセデスAMG GT C ロードスター 4.07」2台を手配済み8

補遺2: 2019/10/3、SCP-XXXX-JPを使用した実験中、オブジェクトの異常性の消失が確認されました。異常性の消失時、SCP-XXXX-JPの表紙と推測される個所に以下の文章が発生しました。

サービス終了のお知らせ

平素より「アカリちゃんとトップアイドルを目指そう!」をご愛顧賜りまして誠にありがとうございます。
ユニバース・ヒューマン 総合テクノロジーでは、従来より新体験型ソーシャルゲーム「アカリちゃんとトップアイドルを目指そう!」を提供してまいりましたが、売り上げの減少などにより、今後も安定的にサービスを提供する事が難しく、ご利用状況を鑑みサービスを終了させていただきます。
ご不明な点がございましたら、弊社お問い合わせまでご連絡よろしくお願い申し上げます。

■ 提供終了サービス 新体験型ソーシャルゲーム「アカリちゃんとトップアイドルを目指そう!」
■ サービス終了日 2019年10月03日
■ お問い合わせ先
 ユニバース・ヒューマン 総合テクノロジー
 電話番号 [解読不能]
 メール [解読不能]

異常性の消失後、サイト-8150管理官及びセキュリティクリアランスレベル4以上の職員2名以上の承認の下、SCP-XXXX-JPのオブジェクトクラスをNeutralizedに改訂。現在SCP-XXXX-JPの製作に関わったとされる「ユニバース・ヒューマン 総合テクノロジー」に関する調査が行われています。


    • _


    コメント投稿フォームへ

    Add a New Comment

    批評コメントTopへ

ERROR

The kata_men's portal does not exist.


エラー: kata_menのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。


利用ガイド

  1. portal:4431291 ( 05 Jun 2019 01:38 )
layoutsupporter.png
Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License