SCP-XXX-JP-J「食民地計画」for AF2020

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クレジット

タイトル: SCP-XXX-JP-J - 食民地計画
著者: ©︎Kinoemon
作成年: 2020

BY THE ORDER OF THE OVERSEER COUNCIL

監督評議会命令

下記のファイルはレベル4/XXX-JP-Jの機密事項に指定されています。
不正なアクセス、及びクリアランス非保持者への伝達は禁じられています。

XXX-JP-J

アイテム番号: SCP-XXX-JP-J	LEVEL 4/XXX-JP-J
オブジェクトクラス: Euclid Thaumiel	TOP SECRET

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SCP-XXX-JP-J-B-1支配区域中心都市 Capotatal の鳥瞰図

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特別収容プロトコル(2020/04/01～): SCP-XXX-JP-Jは家屋ごと財団フロント不動産売買企業によって購入、定期的な管理がなされます。評議会評議員ないしは日本支部理事の複数名が正式に認可したオペレーションにおいてのみ職員のSCP-XXX-JP-J-Aへの侵入が認められます。SCP-XXX-JP-J-Aから基底世界への生命体の侵入時には機動部隊も-1「北灯り」が対処を行います。

説明: SCP-XXX-JP-Jは北海道札幌市██区の廃家屋内に存在する半径40cmの球状嚢系アインシュタイン・ローゼン式ポータル型時空間損傷断面及びそれに接続する空間です。これは我々の住む宇宙(本文書中では"基底世界"と呼称)と、SCP-XXX-JP-J-Aに分類される宇宙との間の遷移ポイントとして機能します。SCP-XXX-JP-Jとその周囲の総空間における角運動量及び力学的エネルギーは近似的に保存されており、SCP-XXX-JP-J-A空間との双方向の安定的な交通手段として利用が可能です。SCP-XXX-JP-J-Aは確認できる限りでも半径300km程の広さを有しており、人工的に生成された可能性は少なく、独立した天体上の空間であると見られています。
SCP-XXX-JP-J-A内は気温、気圧及び重力などの環境が非常に地球と類似しており、遺伝子的に同種の植物が同種の環境下で生育していることが確認されていますが、現時点で地球における生態系を構成する中で五界説中の生物界に当たる生命体が確認されていないことが明確な相違点として挙げられます。欠如している生態系ピラミッドの中の消費者としてのニッチは一部の植物によって占められています。特筆すべきこととして、一部の種類の植物型実体では養分貯蔵機関が大型化するとともに光合成機関を退化させ、消費者に特化する方向に独自の進化を遂げたと見られており、結果として一部の植物型実体群(以下SCP-XXX-JP-J-B群と呼称)は人間並みの高度な知性と社会性を有し、封建制や原始民主制に基づく大規模な共同生活を行っていることが調査により確認されています。SCP-XXX-JP-J-B群の生態及び文化については補遺1を参照してください。

現在確認されているSCP-XXX-JP-J-B群は以下の通りです。

SCP-XXX-JP-J-B群	類似した地球上の植物種	社会形態
B-1	ジャガイモ(Solanum tuberosum L.)	女王を元首とする封建君主制。実際の国政は女王から信任された議員からなる評議会によって運営されている。
B-2	サツマイモ(Ipomoea batatas)	将軍を元首とする封建君主制。SCP-XXX-JP-J-B-1群とは国境を隣接しており、明確な敵対関係にある。
B-3	タロイモ(Colocasia esculenta)	原始的な民主制を行っているとされている。SCP-XXX-JP-J-B-1群との関係は不明ながらも彼らによるSCP-XXX-JP-J-B-3群の一般的な呼称「山芋」は罵倒を意味する言葉であるとされている。
B-4	ヤムイモ(Dioscorea L.)	ヤマノイモ(Dioscorea japonica)やナガイモ(Dioscorea polystachya)等のヤマノイモ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属に属する多数種の自治をある程度認めた原始連邦制あるいは部族制とされている。SCP-XXX-JP-J-B-1群とは国境付近にて交易が盛んにおこなわれている。
B-5	コンニャクイモ(Amorphophallus konjac)	不明。コンタクトに成功したSCP-XXX-JP-J-B-1からは「煮ても焼いても食えない奴ら」という証言が得られている。

補遺1: 2020/01/21にSCP-XXX-JP-J及びSCP-XXX-JP-J-A内部の調査、及びSCP-XXX-JP-J-B実体群との平和的コンタクトを行う目的でSCP-XXX-JP-J-B実体群支配区域に篠崎研究員が派遣されました。篠崎研究員は外交官待遇としてソラ―ニン・バレーショ男爵を名乗るSCP-XXX-JP-J-B-1実体の元での8週間の滞在及び見学を認められました。
以下は篠崎研究員の現地調査レポートの抜粋です。

SCP-XXX-JP-J-B: 生態

画家によって書かれたSCP-XXX-JP-J-B-1裸婦像
「マチルダの目覚め」

SCP-XXX-JP-J-B実体は実体群間にて多少の差異があるものの主にα-glucoseと水、タンパク質が大部分を占めるポリマーにより構成されており、上記表中にある地球上の植物と遺伝学上の種別の差異は見られません。
SCP-XXX-JP-B実体は塊茎や塊根といった養分貯蔵機関のような外見をしています。SCP-XXX-JP-J-B-1の平均的な全高は100cm程度、体重は40kgほどです。また、言動から四肢が存在し二足歩行を行っている、人体における四肢と同等の可動域と操作性を有している、と予想されていますが視認による四肢の認識は出来ていません。感覚器官及び消化器官も外からは確認できないものの五感及び代謝が存在することが証明されており、詳細は不明です。現在の所コンタクトが成功しているSCP-XXX-JP-J-B実体群はSCP-XXX-JP-J-B-1とB-2のみですが、他のSCP-XXX-JP-J-B実体群に関しても同様であると考えられています。

+ コメント

私から見たSCP-XXX-JP-J-B群は巨大化したイモそのものだった。彼らは器用に、それこそまるでイモの着ぐるみを着た人間のようにあらゆるものを扱っていた。ただし、手も足も耳も鼻も口も無かったおかげで相手がどこを見ているのかがわからず非常に苦労したことを追記する。……芽だけはいっぱいあったのは幸か不幸か。
SCP-XXX-JP-J-B-1は独特の美醜感覚を有しており、より艶やかで凹凸が少なくずっしりとした風格を有するものが美男美女らしい。彼らに言わせると私たち人類は凸凹が多すぎて細長過ぎる、不細工な種族らしく、彼らの女王は「1000年に一度の絶世の美女」らしい。次に駐在する財団職員はあらかじめお世辞を準備しておくべきであろう。

－ 篠崎研究員

SCP-XXX-JP-J-B: 社会構造

SCP-XXX-JP-J-B-1及びB-2はぞれぞれ君主を頂点とした階級式の封建制社会を形成していますが、SCP-XXX-JP-J-B-1群が象徴的君主の下で上流階級から選抜された評議員議会によって統治されているのに対してSCP-XXX-JP-J-B-2群は絶対君主制に近い形式で支配が行われていると考えられています。各種の個体数はそれぞれ200～300万程度と考えられています。
現在、SCP-XXX-JP-J-B-1は第14代女王メイの治世であり、SCP-XXX-JP-J-B-2は第18代将軍 安納 紫により統治されています。SCP-XXX-JP-J-B-1は大まかに分けて貴族・聖職者階級と市民階級に分かれており上級階級は納税及び労役の義務を免除されています。王は後述する国教において総大司教の座を兼ねているため両上位階級に対して形式的ではあるものの強い影響力を有します。
また、SCP-XXX-JP-J-B-2では戦士、農民、商工業従事者と大まかに3つの階級に分かれており、戦士階級は納税の義務が免除されている代わりに恒久的兵役の義務を負います。近年では特に武断的な政策が強く推進されており、SCP-XXX-JP-J-B-1を含む周辺諸種との国土を巡っての武力衝突が相次いでいます。戦況は拮抗状態にあるもののSCP-XXX-JP-J-B-1側にやや不利であると考えられています。

+ コメント

SCP-XXX-JP-J-B-1は少数の貴族及び聖職者が自領の年貢の一部を中央政府に、残りを自らのモノにする典型的な中世封建制を取っている。私が世話になったバレーショ男爵家はまだ領民に優しい統治を行っている数少ない家の一つであるようだったがそれでも領民の中には度重なる戦乱と圧政の連続の現状に不満を有している者が少なくない。現状では女王が国民の信仰する宗教のトップを占めているという事実が一揆や反乱の発生を防いでいると考えられる。

SCP-XXX-JP-J-B-2との戦乱は国境付近で停滞しているため上層部の貴族達は楽観視している者が多いとされているが、兵士の間で厭戦気分が高まっておりかなり危機的な状況にあるとのことである。高名な武人でもあるらしいバレーショ男爵からの情報によると近年隣のSCP-XXX-JP-J-B-2にて戦略の転換が行われたためか、戦意の喪失を狙う戦術が増えてきているという。
男爵が挙げた例では敵に捕虜になったSCP-XXX-JP-J-B-1側の兵士は味方の陣の前で拷問として切り刻まれ、傷口に塩を塗り込まれ、生きたまま長い間苦しむように、わざと低い温度の油で釜茹でにされたのだという。そして、死体には血のような赤い液体が掛けられた後に嘲笑と共に地面に放り出された。一部始終を目に焼き付けさせられた男爵の兵士達は憤怒と恐怖で顔がヨウ素液が掛かったかのように紫になっていたという。
聞いていると空腹を覚えてきた
－ 篠崎研究員

SCP-XXX-JP-J-B: 文化

救世主とされている
イモ・ス＝キ・ポテトの肖像画

SCP-XXX-JP-J-B-1の話す言語はインド・ヨーロッパ語族、特にコーカサス・アングロサクソン系言語に極めて近く、英語話者にとっては比較的理解が容易と考えられています。識字率は都市部では6～7割ほどですが、諸侯の治める地方の農村部では急激に低下し、ほとんどが読み書きができない状態です。SCP-XXX-JP-J-B-2の言語は社会構造の類似性ゆえに日本語に類似していることが期待されますが現時点では詳細は不明です。SCP-XXX-JP-J-B-1について、文化及び建築様式は14～15世紀のルネサンス期に類似しています。また、SCP-XXX-JP-J-B実体は衣服を着用しており、植物の繊維及び果物や野菜の皮に似た材質の素材が用いられています。
宗教はイモス・キポテトを預言者、救世主としてあがめる一神教を国教としています。対してSCP-XXX-JP-J-B-2は甘藷という名の古代におけるSCP-XXX-JP-J-B-2の哲学者が提唱した哲学を信奉しているとされていますが、詳細は不明です。SCP-XXX-JP-J-B-1は我々人類のことをアスパラガス(Asparagus spp.)の近縁部族であると認識しており、極めて友好的です。

+ コメント

今日は王都にてメイ女王に謁見する機会を得た。謁見自体は数分で終わり特に特筆すべき点は無かったが、女王の側近に詰めかけられて財団(SCP-XXX-JP-J-B-1達は我々のことを海を渡ってきたアスパラガス族であると思っているらしいが)との積極的同盟締結を持ち掛けられた時は苦労した。何とか確約を伴わないリップサービスでお茶を濁すことに成功したがこれについて財団は将来的に何らかの策を講じる必要があるだろう。

王宮から出てすぐのインカ広場にSCP-XXX-JP-J-B-1が集まっているのを目撃した私は、群衆の内の一人に何事かを尋ねたところ、捕えた指揮官級のSCP-XXX-JP-J-B-2の捕虜を処刑するのだという答えが返ってきた。どうやら先日、包囲され投降し捕虜となっていたSCP-XXX-JP-J-B-1側の小部隊が指揮官から末兵に至るまで一人残らず拷問の末に虐殺されたのだという。SCP-XXX-JP-J-B-2達は捕えたSCP-XXX-JP-J-B-1の全身の皮を生きたまま剥ぎ、全ての芽をくり抜いた上で大鍋で息絶えるまで塩ゆでにしたのだという。危うく腹が鳴るところだった
男爵から教えてもらった事件に続いてのこの蛮行でついに市民も沸点を超えたらしい。群衆からは「紫色の根っこ野郎」の残虐な処刑を求めるシュプレヒコールが上がり、最終的に捕虜は焼けて赤熱した石の上に座らせられ生きたまま焼かれた。しかし捕虜は毅然と顔色一つ変えることなく石に乗り、見事な最期を遂げた。少なくとも私には変わっているようには見えなかった
群衆もそれを見て多少なりとも感銘を受けたのか死体はそれ以上辱められなかった。後で広場に戻った私は遺体を弔いたいと警備の兵士に頼み込み、握らせた金貨の効果もあって貴重なサンプルを手に入れた。
懐かしい石焼き芋の香りがするが一口も試食できないのが悲しい
－ 篠崎研究員

SCP-XXX-JP-J-B: 産業及び技術

SCP-XXX-JP-J-B-1及びSCP-XXX-JP-J-B-2は共に農業を主な主産業としておりイネ科の単年草を栽培することで食料を生産しています。耕作にはナス(Solanum melongena)、キュウリ(Cucumis sativus L.)と遺伝子的に同一な大型植物型実体を牛や馬のように労働力として用いることで比較的大規模な面積を効率的に耕作することが可能です。SCP-XXX-JP-J-B-2は家畜であるナス型実体を積極的に食べるのに対してSCP-XXX-JP-J-B-1はこれを摂食することに対して極めて否定的です。これは彼らの宗教の経典内の禁忌に触れるためだと言われています。キュウリ型実体はSCP-XXX-JP-J-B-1、B-2のみならずSCP-XXX-JP-J-A内のほぼ全ての国家で農耕用だけでなく騎乗し軍事利用されています。
技術はおおよそ14～16世紀のレベルに留まっており、兵器等も刃付きの個人武器が主体となっています。金属精錬に関しては同時代の人類と比較して高い水準を有していますが、自然科学研究では大きく遅れています。また、航海術に関しては全く確認できていません。

+ コメント

男爵に許可を得て彼の領内の農村を視察した。ちょうど今は農閑期らしく村にはそこそこの活気があった。戦争中ということもあって男性の数は少ないようだったが家畜化した野菜上実体の助けもあり人手不足という雰囲気はあまり無かったことは効率的な農場運営を行えており安定的な食糧生産が実現できているという面で特筆に値する。

通行人に聞いたところ、こちら側でウシのように使われていたナス状の実体はイヌのような役割を占めるトマト型実体と合わせて国教の経典にて食べること、無為に殺害することを固く戒めており、反した者は同胞殺しと同じ罪で裁かれるのだという。これはナス及びトマトがジャガイモと同じナス科の植物であることが由来の戒律ではないかと推察される。となると、男爵の話に出た「赤い液体」というのはトマト型実体の体液である可能性が高い。
やっぱりケチャップじゃないか
－ 篠崎研究員

派遣中の全映像記録及び篠崎研究員のレポートの全文についてはそれぞれExploration-Log XXX-JP-J till:2020/03/30とExploration-Note XXX-JP-J.pdfを参照してください。

補遺2: 2020/03/30に篠崎研究員は所定の調査を全て完了し基底空間に帰還しました。
帰還した篠崎研究員に対して一部文書化記録の口頭での補完を目的としたインタビューが行われました。
以下はその時の記録の一部抜粋です。全記録を確認したい場合はInterview-Log XXX-JP-J 2020/03/31を参照してください。

インタビュー記録 XXX-JP 2020/03/31:

対象: 篠崎研究員

インタビュアー: 葛城博士

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<記録開始>

葛城博士: まず、見知らぬ地で8週間もの長い間、お疲れさまでした。まだ調査の疲れが残ってるとは思いますがもう少しだけよろしくお願いしますね。

篠崎研究員: いえいえ、半日ぐっすりと寝かせて貰えたので大分スッキリしました。それでは時間もあまりないと思うのですぐに始めていただいて構いませんよ。

葛城博士: それはよかった。それではさっそく、レポートの文末について確認したいのですが、ここで「今後のSCP-XXX-JP-J-B-1群との交流を行う場合は可及的速やかに別の窓口になりうる相手とのパイプを作るべきである」とありますよね。記録内で篠崎さんはこの「男爵」を名乗るSCP-XXX-JP-J-B-1実体とかなり良好なファーストコンタクトに成功しており、パイプの作成という意味ではかなりの成果を上げたような印象を受けたのですが状況が変わったのでしょうか？

篠崎研究員: ええ、期間直前のことで記録の編集が終わってなかったことについては申し訳なく思っています。それでですね、私が帰還する一週間ほど前に男爵は前線に呼び出されたのですが、前線に向かう途中に敵の伏兵に捕捉され捕虜になってしまったのです。そして、2日ほど前に男爵が牢内で自害したとの知らせが入りました。生きて辱めを受けることに耐えられなかったのかもしれません。遺体はその後甲冑の中に油を直接流し込み蒸し焼きにされたとのことです。

葛城博士: ……ホイル焼き……(博士が言った直後2人の腹部が鳴る) いえ、申し訳ありません。

篠崎研究員: ……まあ、パイプ役は複数必要なのは当初から考えられていたことですし、男爵は前線勤務の軍人で恒久的なパイプ役にするにはリスクがあったのも確かです。想定外の事態ではありましたが重要性はさほどではないかと。ああ、そうだ。そちらに送ったあのサンプルはどうでしたか？

葛城博士: スタッフが美味しくいただきました。

篠崎研究員: へ？

葛城博士: 解体検査の結果、普通のサツマイモ、品種で言うと「紅あずま」に近かったですかね。大きさが桁違いという以外は特に異常性は見当たらなかったので廃棄にするのももったいないし、ご相伴に預からさせて頂きました。

篠崎研究員: そんな……少し取っておいてくれたってもいいじゃないですか……

葛城博士: 芯までしっかりと火が通っていてホクホクの良い焼き芋でしたよ。

篠崎研究員: (ため息をつく)後でビールとポテチ奢って貰いますからね……

<以下、報告が続く>

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+ 文書XXX-JP -Archive ver.001.βにアクセス（4/XXX-JP-Jクリアランスが必要です。）

提言XXX-JP-J

現時点、SCP-XXX-JP-J-A内部において、我々財団がコンタクトに成功しているSCP-XXX-JP-J-Bとは概ね友好的な関係を形成することができており、SCP-XXX-JP-J-A内部への財団人員の進出は大規模かつ重武装でない限り円滑に進む可能性が高いと考えられています。
また、SCP-XXX-JP-J-B群は互いに摩擦を抱えており、財団のさらなる積極的介入によって様々な調理法選択肢を取る政治上の主導権を握ることができると推察できます。
SCP-XXX-JP-J-B群は科学力、技術力、軍事力で財団と比較して著しく劣っており、有事の際に財団がSCP-XXX-JP-J-A全土を制圧下に置くことは十分に可能であると考えられます。
SCP-XXX-JP-Jに介入することで被るデメリットとしては、「外来生物・病原体及びアノマリーの持ち込みによる諸汚染の可能性」と「情報の乏しさからくる計画段階における変数としての無視できないリスクファクター」の2つが主に挙げられますが、介入によって得ることができる「Kuufuku-クラスシナリオ化での疑似的食料保存庫シェルター」というメリットはそれを上回るであろうことが予測されます。財団はこのオブジェクトを活用すべきです。それも可及的速やかに。
これで我々は漸くフライドポテトの値上がりを気にしなくて済みます。
ー 篠崎研究員

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POTATO5評議会臨時決議: XXX-JP-J

議題:
SCP-XXX-JP-Jについての篠崎研究員の提言の特別収容プロトコルへの採用及びSCP-XXX-JP-J-Aへの積極的介入の是非

評議会投票概要:

是	非	棄権
POTATO5-1
POTATO5-2
POTATO5-3
POTATO5-4
POTATO5-5
POTATO5-6
POTATO5-7
POTATO5-8
POTATO5-9
POTATO5-10
POTATO5-11
POTATO5-12
POTATO5-13		POTATO5-13

結果
承認

コメント:
賛成。特大じゃがバターと特大スイートポテト、そしてもしもの時の避難先。これらがノーリスクで手に入るのならこんなに旨い話はない。 - POTATO5-1 イモだけにね。

私は棄権で。里芋、長芋、とろろ芋ダメなんですよ、私。アレ唇の周り痒くなりません？- POTATO5-13

えっ、オレはとろろ蕎麦大好きなんだよ。じゃあオレのジャガイモやサツマイモと交換しない？- POTATO5-4

棄権を撤回して賛成に再投票します。- POTATO5-13


追記: 2020/04/01に本オブジェクトのクラスの変更、およびそれに付随する特別収容プロトコルの修正が行われました。

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  Kinoemon 01 Apr 2020 13:56

  気になっている事
  ・Joke記事にしてはふざけきれていないが通常記事にしては真面目さが足りないような気がする
  →改稿の方向性を教えて頂ければありがたいです

  ・世界観や設定が矛盾、破綻していないか

  ・長めの記事なので読みづらくないか

  一応反転した文章をあちこちに仕組んでいるので気づかなかった場合はよろしくお願いします。

  写真
  城: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Cinta_muraria_di_Palmanova.jpg
  public domain
  　
  ジャガイモ: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Potato_with_sprouts.jpg
  public domain

  イエス: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Elias_Garcia_Martinez_-_Ecce_Homo.jpg
  public domain

  Karathh 02 Apr 2020 11:53

  構文的批評

  + 開く

  実際の国政は女王から信任された議員からなる評議会によって運営されている

  最後に句点がほしいです。他の説明欄も同様です。

  送ったサンプル

  送ったSCP-XXX-JP-J-B-2のサンプル
  にした方が良いかと。急で分かりにくい所でした。

  「マチルダの目覚め」

  うーん、これは絵画というにはなんだか……。大人向け袋とじならまだ説得力があります。この文明には不釣り合いかもしれませんが。Jokeで言うべきことなのかどうかすらも分かりませんが。

  提言XXX-JP-J

  一番の懸念ポイントですかね。

  更に、SCP-XXX-JP-J-B群と友好を結び、弔いと称して遺体を引き取ることに成功すれば、芋料理食料としての再利用が可能です。

  と言う文面を加えてみては？
  
  

  評議会投票概要:

  O5-13はどこに……？

  アイデア的批評

  + 開く

  財団鬼畜シリーズ。

  食欲には勝てませんね。

  総合評価

  UV。

  最後の編集 02 Apr 2020 11:53 by Karathh さらに表示

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