SCP下書き「堕胎」
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SCP-☓☓☓☓-JP

アイテム番号: SCP-☓☓☓☓-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル SCP-☓☓☓☓-JPの発見された施設周辺はサイト-8192として構築され、一般人にはカバーストーリー「高濃度放射性廃棄物の不法投棄」を適用した上で立ち入りを禁じて下さい。

SCP-☓☓☓☓-JPの不活性状態を保つ為には常に5名以上のDクラス職員が目視による観測を行う必要があります。またSCP-☓☓☓☓-JPに関する情報はサイト-8192に所属する全職員が認知された状態に留め置かれなければなりません。何某かの要因によりSCP-☓☓☓☓-JPの観測が不可能な状態に陥った場合、サイト-8192内に存在する端末やモニターに自動でSCP-☓☓☓☓-JPの写真が表示され、サイト内の職員は事態終息までの間、写真の目視を行います。この行動は担当職員を除くあらゆる職員が最優先事項として行われなければなりませんが、あくまでSCP-☓☓☓☓-JPの異常性発現の遷延を目的としたものである事に留意してください。環境の変質やSCP-☓☓☓☓-JP実体の攻撃によってDクラスが死亡した際は即座に代理のDクラスが配備されますが、配備が5分以内に完了しない場合は、緊急措置としてサイト内で最もセキュリティクリアランスの低い職員5名が選出され目視を行います。この態勢が変更される事は被害を最小限に抑える目的から推奨されていません。

SCP-☓☓☓☓-JP-3の調査及び捜索は常に100名以上のスタッフによって継続されます。発見された際には敬虔なキリスト教信者と神道信者によって構成された機動部隊き-13「叢雲と光」によるSCP-☓☓☓☓-JP-2の破壊措置が取られます。法儀式手順による効果が認められない場合、航空爆撃や核爆弾による措置が取られます。

説明 SCP-☓☓☓☓-JPは限定的な現実改変能力を有する樹木です。DNA鑑定による結果では既存の樹木との一致が見られず、未知の種である事が判明しています。樹木内部には女性(SCP-☓☓☓☓-JP-A)の遺体が埋没しており、精密検査から死後100日以上が経過していると診断されたにも関わらず腐敗の兆候は全く認められません。実体の両肩甲骨からは周囲の樹木と同一のDNAを有する樹枝が独立して生成されています。また実体の下腹部に大量の出血痕が発見された事や、臍帯が粗雑に切断された状態で垂れ下がっていた事から出産の形跡と見られ、実体は出産時、もしくは出産後に死亡した可能性が高いと推測されています。

SCP-☓☓☓☓-JPの異常性は直接的、或いは間接的に一定の人間による観測が為されていない場合にのみ活性化します。活性化時、SCP-☓☓☓☓-JP-Aの下腹部からは非常に強い腐食性と自己媒介性を持ったバクテリア(SCP-☓☓☓☓-JP-1)を生成します。SCP-☓☓☓☓-JP-1に触れた生命体は体長の大小に関わらず約40秒後には完全に分解され、体積と同量のSCP-☓☓☓☓-JP-1に変化します。SCP-☓☓☓☓-JP-1の発生はSCP-☓☓☓☓-JPを直接視認する事によって完全に停止させることが可能ですがSCP-☓☓☓☓-JP-1を除去する試みは現在のところ失敗に終わっています。

発見記録: SCP-☓☓☓☓-JPは██県山間部の███村の住人から「見覚えのない巨大な木と廃屋を発見した」という警察への通報を受けた事で財団の注意を引きました。急遽近隣地域で活動していたフィールドエージェントが現場に直行し、該当する廃屋の調査を行いましたが、探索途中で通信が途絶した事で上層部は機動部隊を派遣。SCP-☓☓☓☓-JPの発見及び不観測時における改変能力の判明に至りました。

SCP-☓☓☓☓-JPの発見された施設はキリスト教に類似した宗教形態を有するセックスカルト「天楽道」が所有していたものでした。当該団体は異常性を有する物品や人物を生産する能力は皆無でしたが、高いIQの人物を多く擁していた事から注視されていました。天楽道教祖及びその構成員はSCP-☓☓☓☓-JPの異常性によって全員死亡したと推測されています。施設内で発見されたログから「特異体質者による神格の降誕」に関する実験が発見の10日前まで行われていた事が判明しました。ログの仔細は補遺1を参照してください。

補遺1: 施設内で発見されたログ
以下の内容はSCP-☓☓☓☓-JP-Aに関する出来事が時系列順に記されたログの内容を抜粋したものです。

ログ-2018/09/23
本日、1人の女が山中で倒れている所を信者が発見し、持ち帰って来た。歳は二十歳かそこらで、長い間歩き続けていたせいなのか衣服は汚れ髪はボサボサの状態だったがそれを差し引いても美しい女だった。これは良い貢物となる筈だ。教祖様もお喜びになる事だろう。

ログ-2018/09/24
女の名はイサナギエンジュと言うらしい。神道論者の信仰する神と同じ姓を持つ為か彼女を危険視する者もいたが、教祖様の「暫く置いてあげなさい」という鶴の一声によって反論する者は居なくなった。恐らくエンジュは近い内に我々の「会合」に出入りするようになるだろう。それまでは我々の事はひた隠しにしておこうと思う。
これ以降は個人的な所感だが、彼女は美しさだけでなく、もっと違った所で魅力というか引き寄せられる様な魔力を感じる。敢えて例えるならば…そう、透き通った底無しの湖の水面を見ているような。

ログ-2018/9/30
彼女は自分の出自について多くを語ろうとしない。イサナギの一族など聞いたことも無いが、それはそれは古い歴史を持つ一族なのだという。彼女は一族の仕来りに従うのが嫌になり隙を見て家を出たのだそうだ。それでここへ辿り着いたとすれば彼女は何と幸福な娘なのだろう。彼女の美貌は必ずや我々を新たなる高みへと導くだろう。

ログ-2018/10/2
奇跡だ。彼女は神の子だ。私の感じたあの魔力は間違いではなかったのだ!
エンジュが坂道を登っていた時、足元の小さな窪みに足を突っ掛けて派手に転んでしまった。折角の玉の身体に傷などついては私の地位も危うくなる。急いで擦り剥いたであろう箇所を見ると、そこには既に傷は無かったのだ。より正確に言えば「傷が塞がっていた」のだ。数十秒も経たぬ内に傷は跡形も無く消失した。
私はすぐに教祖の下へとエンジュを連れ出した。話半分に聞いていた教祖も、私がわざとエンジュにつけた傷の様子を見るなり狂わんばかりに「奇跡だ!奇跡だ!」と騒いだ。
これはきっと我らが神の思召だ。感謝いたします。感謝いたします。

ログ-2018/10/23
エンジュの人体解析を開始してから悠に20日は経過した。彼女の身体は我々の想像を遥かに超える


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