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収容直前に撮影されたSCP-XXXX-JP
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは周囲を厚さ20cmの鉛で覆った5m×5m×5mの鳥類用小型収容セル内に収容されています。また内部には常に1人のDクラス職員を配備します。
担当職員はSCP-XXXX-JPの異常性を最小限に抑える為、SCP-XXXX-JPの食事は1日2回、最小限の量を与えてください。基本的な食事は細菌・ウイルス等の減少させる為に動物性タンパク質と複数の野菜を混ぜ合わせた固形食を与えますが、実験を目的に、市街地で一般的なハシブトガラスが摂食する木の実・生ゴミ等の混合物を与える場合もあります。健康状態に異常が見られる場合、この措置は常に変更されます。
また担当職員は異常性の発生を24時間態勢で監視し、その結果を報告する必要があります。
説明: SCP-XXXX-JPは異常な性質を有するハシブトガラスです。外見的な特徴に一般的なハシブトガラスとの差異は見受けられません。
SCP-XXXX-JPは限定的なクラスⅤ現実改変能力を有します。当該能力はSCP-XXXX-JPが排泄を行う際に活性化し、その能力によって排出された糞は必ず人間(以下、対象)の頭頂部に落下します。SCP-XXXX-JPの身体構造や排出された糞の組成に異常な点は見られないものの、排泄から糞の頭頂部への落下するまでの一連の事象の期間のみ、観測機器はSCP-XXXX-JP及びその糞に基準値を大幅に超えるヒューム値を認めています。これは糞のみに見られる現象で羽や体毛の離別時に現実改変の異常性は活性化しません。この事からSCP-XXXX-JPの異常性は総排泄腔から糞が排泄された瞬間に活性化するものと推測されていますが、その詳細な原理や糞の異常性が頭頂部への落下と共に喪失される理由は判明していません。
現実改変によるSCP-XXXX-JPの排泄行為は、SCP-XXXX-JPを中心とした半径130mの空間に作用し、障害物や対象の回避行動などの物理的事象に干渉する事無く、その過程において異常な現象をしばしば発生させます。詳しくは下記の実験記録を参照してください。
落下した糞に攻撃能力は無く、対象に非異常性の微弱な精神的ストレスを齎します。
以下はSCP-XXXX-JPの異常性に関する実験記録です。
実験記録XXXX-1
検証内容: Dクラス職員をSCP-XXXX-JPの周囲に接近させる。
結果: SCP-XXXX-JPの糞が接近したDクラス職員の頭頂部に命中。
実験記録XXXX-2
検証内容: Dクラス職員をSCP-XXXX-JPの周囲に接近させる。Dクラス職員には一般的なビニール傘を差した状態で接近させた。
結果: SCP-XXXX-JPの糞が傘を貫通してDクラス職員の頭頂部に命中。傘に貫通痕は見られず、糞は透過したものと見られる
実験記録XXXX-3
検証内容: Dクラス職員をSCP-XXXX-JPの周囲に接近させる。当実験ではDクラス職員を遠隔操作可能な台の上に乗せ、周囲を厚さ20cmの鉄板で完全に覆った。
結果: SCP-XXXX-JPの糞が鉄板を貫通してDクラス職員の頭頂部に命中。鉄板に貫通痕は見られず、前回と同様に糞は透過したものと見られる。
メモ: 材質や厚みの変更に意味は無いようだ。
実験記録XXXX-4
検証内容: SCP-XXXX-JPを周囲20km以内に人間が存在しない環境へ移動させる。
結果: 糞の排泄と同時刻、直下に突如としてD-93147が出現する。糞はD-93147の頭頂部に命中した。D-93147は実験記録XXXX-JP-1〜3において対象となっている。
メモ: 周囲に人間がいない場合は異常性によって人間を移動させてくるようだ。また、糞を命中させた人間を個体として記憶している可能性が高い。
実験記録XXXX-5
検証内容: SCP-XXXX-JPを50cm×50cm×50cmの密封されたケージに閉じ込め、地下20mの地点に一時的に埋める。
結果: D-93147が消失。その後SCP-XXXX-JPの閉じ込められたケージを掘り出す際に、ケージの直下2m地点からD-93147が死体となって発見される。死因は窒息死。頭頂部には糞が命中していた。
メモ: SCP-XXXX-JPの存在する地点ならどんな環境だろうと直下に人間を発生させられる可能性が高い。
補遺: 2022年12月7日。SCP-XXXX-JPが他のアノマリーによって発生した破壊行為によって収容違反を起こし、捜索班がSCP-XXXX-JPの移動経路を空間内のヒューム値の残滓から推測し辿った所、東京都東村山市内某所にて異常なヒューム値の揺らぎが観測されました。捜索班及び機動部隊が該当する地点に到着すると、SCP-XXXX-JPが大量の人糞に塗れ、身動きが取れなくなっている状態で発見されました。捜索班はそれと同時に、SCP-XXXX-JPを眺めていた30代後半の男性が現場を目撃していた事から、同意の下SCP-XXXX-JPと共に回収措置を行いました。
後に回収された男性から異常なヒューム値が観測され、精密検査からクラスⅤの現実改変能力者である事が判明。人糞内のDNAが男性と一致した事とインタビューから、SCP-XXXX-JPを人糞塗れにした張本人である事が確定しました。
男性はその当時の様子を以下の様に話しています。
あいつが俺の頭にクソを落としやがったから俺も落としてやった。ちょうど漏れそうだったんでな。あいつの頭上に俺の████との直結したポータルを開いて、クソを思いっきり█████。スッキリしたよ。二重の意味で。
インタビューの後、男性は新たにSCP-████-JPとして収容されました。なお、担当職員が行なった「トイレを現実改変能力で発生させるという行為に至らなかったのは何故か」という質問に対しては明確な回答を得られていません。
当該インシデントの発生以降、SCP-XXXX-JPは現在に至るまで異常性を発現させていません。現在オブジェクトクラスをNeutralizedに再指定するかの審議が行われています。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:4294355 (25 Jun 2019 23:27)
アイデアそのものはいいと思いますが、現状ですとアイデアと勢いに任せてうんこに頼りすぎているきらいがあります。
「高度な知性を有する」ことと、「糞を人間の頭上に必ず落とす」ことの因果関係が記事中で説明されていません。知性のある存在が現実改変を起こしてまで人間に糞を叩きこみたいのであれば、何かしらの動機があると考えるのが自然であり、ここを触れないままにするのは御都合主義的な印象を与えます。逆に動機が無くこれをやっているというだけであれば、展開の意味不明さや突飛さが足りません。鳥の糞が当たる展開そのものは古典的ギャグであり、文章表現でこれを説明されるだけでは視覚的な面白さが足りずパンチが無いように感じてしまいます。
もし私であれば、この説明部をよりクリニカルに、徹底的に真面目に説明しつくしたうえで次の展開に繋げます1。ふざけたことを書くときこそ真面目に書かなければ温度感の落差が生まれないと思うからです。また、個人的には「脱糞」という表現はふざけすぎで、「排泄」と書くべきだと感じます。
この現実改変能力者も、展開のためにご都合的に出てきた感が否めません。また行為の動機があまりにも弱く、悪い意味での異常者で終わっています。「人糞塗れにした張本人」などの文章表現もクリニカルトーンからは外れており、推敲の必要があります。
異常性が消失するという結果に何故至ったのか、読者が考える余地が今のままではありません。うんこに頼らない展開の面白さが必要であり、勢いだけではなく理屈的面白さをここで出さなければ、見たことのあるギャグ展開で終わってしまうと思います。
例えば自分であれば以下のような理屈付けをして、無力化に至るまでの過程をクリニカルに詰めて笑わせたいなと考えます。
・糞が直撃する寸前に男が頭上にポータルを開いてカラスの頭上に繋げた。
・糞は男に当たる直前にポータルを通ってカラス自身に糞が直撃する状況になった。
・カラス側の現実改変によって「男に糞が直撃する」という状況は必ず成立しなければならない。
・しかし、男の対抗現実改変によって「同じ糞がカラスに直撃しなければならない」という状況も発生しなければならなくなる。
・両方の結果を同時に満たすことは出来ず論理的矛盾に至ったため、結果が確定されないよう男と糞とカラスの位置関係が固定されて動けなくなり無力化した。
全体的に展開の説得力が乏しく、悪い意味でのふざけ方になってしまっている感じがあります。モチーフでふざけるときほど、内容はクソ真面目に考える必要があります。鳥の糞が当たるという状況自体の面白さがより活きるとしたらどういう方向に掘り下げるべきか、ブレストレベルでもう一度練り直すほうが良いかもしれません。頑張ってください。
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