アイテム番号: SCP-☓☓☓☓-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-☓☓☓☓-JPの根本的な収容方法は存在しませんが、対象の記憶を消去する観点から収容方法の確立は優先度の低い事項として定義づけられます。
担当職員は他のアノマリーの暴走によって親しい人物との死別を経験した人物を隔離する際、隔離部屋に設置された監視カメラの映像を確認し、SCP-☓☓☓☓-JPの発生が確認された場合はその詳細をログとして保存してください。SCP-☓☓☓☓-JPの未知の行動が確認された場合は速やかに担当責任者の来宮博士に報告してください。
説明: SCP-☓☓☓☓-JPは4〜6歳相当のアジア人女性の特徴を有する人型実体です。SCP-☓☓☓☓-JPは日本国内で深い悲哀の感情が元となり涙を流した人物(以下、対象)の元に出現し、対象を抱擁します。SCP-☓☓☓☓-JPに抱擁された対象は個人差はあるものの全ての例において悲哀の感情を発露します。対象の感情の発露が停止するとSCP-☓☓☓☓-JPはその場から消失しますが、対象はSCP-☓☓☓☓-JPの消失と同時にSCP-☓☓☓☓-JPに関する記憶を喪失し、多幸感や満足感に類する感情が発露します。現在までに対象以外の人物がSCP-☓☓☓☓-JPを視認した例は確認されていません。
補遺: 23例目の発見記録においてSCP-☓☓☓☓-JPが対象を抱擁した所、SCP-☓☓☓☓-JPが観測史上初めて悲哀の感情を発露しました。この例において対象となった祖父江隆也氏(以下、隆也氏)は直前に息子である祖父江流哉氏を亡くしており、これがきっかけとなりSCP-☓☓☓☓-JPが発生したと目されています。隆也氏はSCP-☓☓☓☓-JPを抱擁し、SCP-☓☓☓☓-JPに対し「ありがとう」と語りかけました。その直後、SCP-☓☓☓☓-JPは悲哀の感情を発露しながら隆也氏を再び抱擁し、10分後に消失しました。隆也氏がSCP-☓☓☓☓-JPに語りかけた動機は一連の記憶を喪失していた為に不明です。
その後、隆也氏がSCP-☓☓☓☓-JPと邂逅した地点に以下のメモが落ちている事が確認されました。
人は悲しみを分かち合うことができる
どうかあの子を見守っていてほしい
-パングロス
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- portal:4294355 (25 Jun 2019 23:27)
個人的に担当責任者とした方が見栄えが良さそうに思えます。
抱擁でもいいかもしれません、個人的には無機質な感じから抱擁行為などとした方が良さそうに思えました。
個人的には良さそう…良さそうなのですが…パングロスって何だ?の念が強く残りました…本体ストーリーが大体ゆっくり終わった後に特大の疑問を投下された様な気分でなんとも言えないもやもやした感覚に見舞われています。あとは物語的には仕方ないのでしょうが少々薄味じみてる気がします。
記事作成頑張って下さい。
追加: 風刺小説「カンディード」の中にパングロス博士とか言う方が居たのですね、パングロス博士の意思が現実世界に具現化したSCiPなのでしょうか…?よく分かんないですが…
批評いただきまして誠にありがとうございます。
パングロスはメモを残して去っていく謎の人物ですね。他にも幾つか記事があるんですがいかんせん知名度的な意味合いであまり知られていないのですが……。そのSCPと交流していてその真意やそれらへの思いをメモに書いて残す事しかしないんです。なのでこの利用法は本来のパングロスの記事の形態として合致してはいるんです。ただ知らないとなるとそれはそれまでなんですが……。
拝読しました。
ストレートすぎてコメントに困りますね……。このシンプルさは意図されたものなのかもしれませんが、正直これがこのまま評価される可能性は低いでしょう。
何が一番問題かというと、短い記事なのに解釈の余地がほとんどないことです。この内容を真正面から受け取れば「再会できて良かったね」となると思うのですが、正直それ以上の感情の抱きようがありません。例えばこのオブジェクトが父と生前どういう交流を行っていたとか、どうやって死んだのかとかといった情報は、この記事からは何も見えてきません。これは、文章中に引っかかる部分がないからで、もし何かしらの物品を残していたり、意味深な発言をしていたりといった要素があればかなり印象が変化するはずです。シンプルにまとめようと思うのは悪くないですが、まずは何かしら解釈の糸口となる要素を突っ込んでみるのがいいと思います。
お読みいただきましてありがとうございました。
これ親子ではないんですよね……。たまたま女の子だっただけでそう誤解を生んでしまったのならそのあたり変更させていただきます。記事としてはこういう存在がいるよって事を伝えたいというそれ一辺倒の記事なので、もう少し引っ掛かりとかつけられそうな所があれば付け足してみます。
拝読させていただきました。個人的には、もう少しこのSCiPについて知りたいという気持ちです。23回目以前はどんな風に抱擁していたのか、23回目の前後で何か変化があったのか、などがあるともっと作品に深みが出るかなと思います。