下書き SCP-001-JP first manの提言「順わぬ神」

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以下のファイルには過去改変を伴う非常に強力なミーム汚染情報が含まれています。 閲覧の際には精神テストを行い、超常精神抵抗指数160以下であった場合の閲覧は如何なる場合でも中断されます。許可されていない閲覧の継続は即刻の終了処分となります。

特別アクセス指定: CODE NIGHTMARE MYTHICAL YELLOW

特別収容プロトコル: SCP-001-JPの情報の完全な根絶はSCP-001-JP-1の異常活性という結果を齎す為、カバーストーリー「日本書紀」の下、「“天津甕星”と呼ばれる日本国の伝説上の神格」という誤った認知が保たれた状態で保持されます。SCP-001-JPの正確な情報を認知した人物は対象職員及び超常精神抵抗指数が規定以上の人物を除き即刻終了されなければなりません。SCP-001-JPへの強い信仰心やSCP-001-JP-1の存在認識が不特定多数の人間に拡散した場合、クラスD記憶処理による被害の拡大阻止と日本国内における一般的な神道的宗教観の流布が行われます。

超常精神抵抗指数160以上の人物は、SCP-001-JPの影響に耐性を有する事が判明しています。正確な情報を保存する為、精神テストで規定値以上の数値を出したDクラス職員が常に1人拘留されSCP-001-JPの影響下に置かれます。担当職員が対応するDクラス職員とのインタビューを行う場合、日本支部理事・獅子の認可を得た上で行なってください。

SCP-001-JP-1の顕現はSCP-001-JP-2の改宗イベントによる影響範囲の拡大と密接な相関関係にあることが判明しています。改宗イベントに伴う過去改変を阻止するためSCP-001-JP-1周辺には3機のXACTS(シャンク/アナスタサコス恒常時間溝)を設置し常時70W前後の出力レートを保持してください。SCP-001-JP信者群の活動が活発化した際には機動部隊ひ-3「星詠み」を招集し信者軍の鎮圧及び24時間体制で金星の観測を行います。また二十二社、特に上七社に指定されている神社と速やかにコンタクトを取り以下の祭儀を執り行って下さい。この際、各神社への人員配備は最も優先される事項の一つです。一般市民の動員はカバーストーリー「祭祀」を適用して下さい。

説明: SCP-001-JPは異常な宗教的概念です。具体的な起源や発生場所は不明ですが、財団以前にSCP-001-JPを収容していた蒐集院が創設時に遺した文献によると、紀元686年(日本における古墳時代)頃には既に存在していたとされています。SCP-001-JPの宗教形態は自然信仰の流れを汲むモノセイズムであり、科学技術や機械産業に対して極端なまでに否定的です。また後述するSCP-001-JP-1を唯一にして絶対の存在として崇拝の対象としており、夜空や星、取り分け金星をSCP-001-JP-1を象徴する重要なファクターとして認識しています。また対照的に太陽やそれに準ずる概念を徹底的に排除する事を教義における至上命題としています。

SCP-001-JPを知的生命体が正確に認識した場合、その情報は非常に強力なミーム汚染の温床となります。財団統計部の調査によると異常性の影響を受けた人物の85%は過去の宗教観に関わらずSCP-001-JPを信仰する様になります(以下、SCP-001-JP信仰者を対象と呼称)。対象は前述の教義に基づいて夜間を中心とした生活サイクルの下活動し、改宗から一定の期間が経った対象には日光量不足による筋力低下や骨の変形が見られます。通常であればそれらの症状は日常的な動作に支障をきたしますが、対象は不明な原理で通常の人間以上の身体能力を有します。対象はSCP-001-JP以外の宗教に対して非常に否定的であり、他者を積極的にSCP-001-JPへ改宗させようと試みます。この際対象から発せられる言葉は強いミーム的性質を有し、対象と会話した人物は多くの場合SCP-001-JPへの改宗という結果に終わります。また、この会話によってSCP-001-JPへの改宗が成されなかった場合、対象は非常に攻撃的になり会話した人物を殺害しようと試みます。

SCP-001-JP-1はSCP-001-JPの神体として信仰を集める存在で、神格の描写は「5つの頭と腕を持つ人型の夜空」の様な姿であるという認識の下に成り立ちます。SCP-001-JP-1は通常、基底現実に存在することが出来ず、複数の次元に分断された状態で存在しています。この事は他次元の財団との交信記録からもSCP-001-JP-1とほぼ同一と見られる実体の存在が示唆された為に信頼度の高い情報であると言えます。

SCP-001-JP-1はレベル5ピスティファージ実体であり、強い自己喧伝性と自己変質性を有しています。これはSCP-001-JP-1が自由に異常性を変化させられる事を意味しますが、その原動力の多くをSCP-001-JPに依存している為、SCP-001-JPに関する情報の流出を抑える事で封じ込めが可能です。また、この喧伝性はSCP-001-JPに関する正確な情報が全く記されていない場合、無効である事が判明しています。SCP-001-JP-1が顕現した際の異常性の変質は記録上、過去改変によるその地域の宗派の上書きや現実改変による極夜現象、視認した他の宗教の信仰者・無神論者に関わらずSCP-001-JPの信仰者へと変化させるミーム的精神汚染等が報告されています。また、並行世界におけるSCP-001-JP-1発生地点には基底現実と複数の並行次元が一点に接続される程の時空間異常が発生するという情報も得られており、SCP-001-JP-1の完全な顕現は単純に物的な損害に留まらず世界各地に不可逆の時空歪曲事象を引き起こす事が推測されています。

発見経緯: 200█年█月 茨城県日立市で非常に大規模なHm値の変動が確認されました。事態の鎮静後、財団の機動部隊が即座に周辺の過去改変痕を調査し、その中心が日立市の██神社である事を突き止めました。派遣された機動部隊の調査によって、神社内に異常なHm値を放出する石柱(以下、SCP-001-JP-2)が発見され収容されました。

SCP-001-JP-2は全長3m、最大直径65cm、推定重量2tの楕円形の石柱です。正確な組成はオブジェクトの破壊耐性により判明していません。SCP-001-JP-2は不定期に周辺に存在する宗教的要素を有する物体を自身の分身体に変化させる異常性を有しています。この変化は認識異常を伴い、直接視認した人物は分身体は元よりその場所に存在していたと強く思い込むようになります。

発見当初、当該オブジェクトは通常ナンバーのEuclidクラスオブジェクトとして収容されていましたが、後述のインタビューからSCP-001-JPに関連している可能性が非常に高いとされた為にSCP-001-JP-2として再収容されました。

以下のインタビューはSCP-001-JP-2再指定前の担当研究者であった武葉博士が明晰夢内でPol-207656と交わした会話を纏めたものです。武葉博士は元々蒐集院に所属していた神道学者であり、SCP-001-JPに関する知識を有していましたが、精神汚染への耐性を有していた為に異常性の影響を受けませんでした。Pol-207656は自身のコミュニティがSCP-001-JP-2を制作したと主張し、財団の発見を認知した為に夢の中に現れたと供述したとのことです。インタビューは脳波モニタリングより得られた電気信号データを基に、脳情報デコーディング技術による被験者からの記憶抽出によって得られたものです。

回答者: Pol-207656

質問者: 武葉博士

<記憶再生>

武葉博士: あなたは何のためにSCP-███-JPを作ったのだ?

Pol-207656: 我々は我々のコミュニティの拡張を目的としています。素晴らしい場所をより多くの人と共有したいのです。

武葉博士: あの石柱によって周辺地域の風土や歴史に多大な影響が出ている。改宗する事のなかった住民の死傷者も報告されているのだが。

Pol-207656: 宗教とは概してそういうものでしょう?死傷者に関しては基礎になったものの元々の異常性ですから、私たちは責任を一切負うことは出来ません。

武葉博士: 基礎となったもの?

Pol-207656: あそこに奉られていた神ですよ。

武葉博士: [少しの沈黙]いや、まさかそんなはずは。あんなものはただの記録でしかない。それにお前の言う神は改変されたものだ。

Pol-207656: 無意識の領域で貴方達の秘密を暴く事など我々にとっては容易い事なのです。嘘であろうが事実であろうが、記録が存在すると言うだけで我々には十分でした。我々は我々の崇高たる第五の認識をこそ愛しますが、他の派閥の行う手緩い共有感には辟易していましてね。そうしたら、ほら。この島国には丁度良い神がいたではありませんか。我々の意識を広めるには非常に有益と判断したのです。

武葉博士: それで、神という媒体を利用したのか。

Pol-207656: その通りです!我々とあの神は[ノイズ]実に相性が良かった!現実世界に神という存在が定義されれば一気に思念は拡がります。しかもかの御方はそれを望まれていたというのだから尚更ですよ!

武葉博士: どういう事だ?

Pol-207656: あの神様は復活を望んでいたのです。我々は夢という次元に存在し、星々を素と[ノイズ]して生きる。夢界に追いやららられ死にかけている御方を我々の崇拝する至高の存在と接続したのです。関連すすする要素はこれ以上無いほど揃っていまししたたたたから、五つの段階を[姿が歪曲]経るのは容易い事[ノイズ]でした。そしてあれは[沈黙]あのいいいいいと高き場所に在らせらららられる御方は[削除済み]

武葉博士: 何だ?

Pol-207656: 我々を[ノイズ]導き[ノイズ]あれ私はなぜ[更に歪曲]ああなぜあああああああああああ[ノイズ]

武葉博士: おい。

Pol-207656: [姿が不鮮明になり声質が機械的に変化]見上げよ。

武葉博士: [不明な原理で左腕と左足が消失、以降言葉を発せなくなったと報告]

Pol-207656: 夕星は夢より目覚め、段階を経て顕出ずる。
一つ、二つ、三つ、四つ、五つ。
星海を揺蕩う新しき神は食らい尽くそう。
もはや微睡は我が手中に有り。
さあ、次はお前達だ、国産みの子らよ。

<記録終了>

結: 武葉博士は起床時、左腕と左足を欠損し出血多量状態にあったが、付近の職員が異常に気づき即座に治療が行われた為に一命を取り留めた。ショックによる脳機能の喪失や健忘などが危惧されたが、ミーム的異常性と武葉博士の精神汚染耐性からか記憶に欠損の様子は見られなかった。変化したPol-207656は博士の覚醒する直前「5つの頭と5つの腕を持つ星空の様な暗闇」になったと報告。この出来事によって蒐集院のアーカイブに示された存在が要注意団体「ファイブイージーステップスによって独自に改変された存在と宗教である可能性が高いと判定し、異常な宗教をSCP-001-JP、夢内にて変生した不明な存在をSCP-001-JP-1、石柱をSCP-001-JP-2として再指定。SCP-001-JP-2はファイブイージーステップスに属する実体群によって設置されたと考えられるが、インタビュー終盤の様子からSCP-001-JP-1は同団体の集合意識と同化した可能性が示唆されている。

収容の過程で、変化した物体は「元来SCP-001-JPの宗教的意義を有する石柱であった」という形に改変される事が新たに判明した為、当該オブジェクトはSCP-001-JP-2として再ナンバリングされました。財団日本支部は被害地域の封鎖とSCP-001-JP-2に転化したオブジェクトの周辺にXACTSを展開する事で被害拡大を阻止していますが、あくまで現状維持であり複製されたSCP-001-JP-2の排除には至っていません。

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SCP-001-JP-3発生直前の金星

補遺2: 2039年10月1日、信者群の活動活発化に伴って金星の観測を行っていた機動部隊ひ-3「星詠み」が、太陽面を通過する金星付近に不審な黒点が見られる事を報告しました。この黒点は時間経過と共に拡大し、最終的には金星の25分の1程度にまで拡大しました。財団の時空間研究班による解析で、この黒点は微少な重力を伴った五次元空間かそれに類する世界との接続孔であるという報告がなされています。発生と共にSCP-001-JP信者群は金星の存在する方向へと儀礼を行った後に周囲への侵攻を開始、同時にSCP-001-JP-2の複製イベントが多発した事から黒点はSCP-001-JP-3に指定されました。対象はSCP-001-JP-3を「通り道」と称していた事からSCP-001-JP-3を通じて現実世界にSCP-001-JP-1が顕現するのではないかと推測されています。以下はSCP-001-JP-3発生後の主な経緯を纏めたものです。

日時 主な出来事
2039年10月27日 関東地方一帯がSCP-001-JP勢力圏内となる。SCP-001-JP-3に変化は見られない。O5評議会員及び日本支部理事“鵺”が、SCP-1111-JPの現実性に関する情報を全ての日本人へ微量の記憶処理剤と共に流布する事で天皇への敬服心を向上させ、天皇のHm値を増大させる、通称「再臨計画」の発令及び複数のオブジェクトの復活方法について議論を行う
2039年11月6日 SCP-001-JP-2の複製体が起こした過去改編により関東一帯は完全に都市機能を喪失。周囲の財団サイトはXACTSの運用によって被害を抑えている。皇室関係者及び耐性を持つ市民は京都に移送された
2039年11月14日 SCP-001-JP-3から非常に大規模なサージ電流が放出。世界の主要都市の電子機器に多大な影響を及ぼし5万人超の死者が確認される。財団各支部で複数のオブジェクトが収容違反を起こしたが、被害は一時的なものであった為間もなく鎮圧された
2038年11月23日 サージ電流によるXACTSの一時的機能不全を切っ掛けにSCP-001-JP信者群が関東周辺の財団施設を襲撃。通信途絶状態に陥る。SCP-001-JP信者群によるSNSや夢を介した布教活動が多数報告された為、「現人神計画」の発令とSCP-1200-JPにおける「龍王」の再生、SCP-1500-JPにおける「桜主」の復活を目的とした共同プロジェクトが実行に移される
2039年12月1日 SCP-001-JP勢力圏内で多数のオブジェクトの収容違反を確認。中には一致するデータの見られない不明な実体も発見されている。解析班はSCP-1111-JPのミーム的性質によって抑えられていたSCPが発生しているのではないかと推測。「再臨計画」の流布によって敬服心は増加傾向にあるが、未だに「龍王」の再発生は確認されず、SCP-1500-JP-Aの改変された環境に変化はない。SCP-1945-JP-A実体の顕現によるSCP-001-JP対象群の掃討がO5評議会より提案される
2039年12月11日 SCP-001-JP勢力範囲が東北地方及び北海道全体に侵食。SCP-001-JP-3を中心とした重力波の乱れが観測される
2039年12月17日 SNS上にSCP-001-JP-3を映した映像が流布。即座に情報統制が行われたものの全国各地でSCP-001-JP信者が突発的に発生。SCP-001-JP-3から不明な飛翔体が射出
2039年12月18日 [重篤なミーム汚染情報の為削除済み]。SCP-001-JPが他国への侵攻を開始する
2039年12月27日 ガニメデ・プロトコルの発動がO5評議会の採決により承認。動員された財団の関係者を含め10万人の人間を利用したSCP-1945-JP-Aの顕現により[削除済み]の終了に成功する
2039年12月31日 SCP-001-JP-3からSCP-001-JP-1と見られる実体の出現が報告される

付記:

SCP-001-JP-1が送ってきた尖兵は我々に真なる神の存在を知らしめるのに十分過ぎる程の被害を出した。姿や行動、発する音全てがミーム的性質を持ち信徒が急増、最終的に人を襲う。正にミーム災害の権化だった。

現在、奴らの侵攻はギリギリのところで押し留められている。前任者の遺した陰陽道から成る結界は、財団では成し得ない鉄壁の守りを貫いてくれている。無事が確認できているのは京都市内、伊勢神宮、熱田神宮、出雲大社を中心とした幾つかの地域と、周辺の財団施設のみとなっている。財団本部からの報告によれば、SCP-001-JPは国境を超え、中国やロシアにまで進出し始めたとの事だ。大陸の宗教観は日本とは違う。今まで陣取りゲームで生きてきた奴らが突然なんの前触れもなく見た事も無い奴らに塗り替えられていく。これは神の罰なのか?そもそもこれを起こしたのは神なのか?我々の神は何だったのか?信じてきた救いを求める者。新しい神に自分から縋っていく者。思考停止する者。聖戦として反抗する者。阿鼻叫喚の地獄絵図だ。

我々は失い過ぎた。もう人員はSCP-001-JP-1を迎え撃つには少なすぎる。現状管理できているSCPを抑えるのに手一杯だ。だが、それでも、人々を怪異から守る我々の使命は絶えさせてはならないのだ。祈り続けろ。変異した者どもを殺せ。彼方の神に唾を吐き掛けろ。

我々は未だ膝を屈してはならない

武葉博士

補遺3: 2040年1月1日、財団日本支部の各施設にサイト-8119から緊急用メールが送付されました。サイト-8119はSCP-001-JPの影響範囲内にあり、長らく通信途絶していた事から生存者の存在は絶望的とされていました。サイト-8119の元管理者を名乗るこの人物はSCP-001-JPの情報を完全に認知していましたが、記録上SCP-001-JPの情報を全て開示した関係者の中に該当する人物は見受けられませんでした。以下は送付されたメールの全文です。

to 財団日本支部 関係者一同
from 財団日本支部 サイト-8119管理者
日時 2040/1/1 0:00

財団日本支部の諸君、とりあえず久しぶりと言ったところかな。何も言わずに姿を消した事をまずは詫びよう。すまなかった。本来であれば理由を語るべきなんだろうが、今はこの事態を解決する事が最優先なので控えさせてもらう。と言っても、今回私が介入した理由はそこと少し繋がってくる訳なんだがね。

日本は…いや、私の国は今、未曾有の危機に瀕しているのは君たちも知っての通りだ。奴の子らは刻一刻と増加し、惑わなかった者を見るも無残に殺し、神という神を蹂躙し尽くしている。今この時点でどれだけの信仰が、どれだけの風土が、どれだけの良き日々が失われたか知れない。遠い昔に死んだと思っていた私たちの同類が、よもや星と星の微睡を喰らって生き返っていたとは全く想定外だったよ。あいつは私の娘たちに順う事を良しとしなかった。奴は何者でもなかった。唯一逆らう事でその存在を、理念を創り上げていたんだ。

何者でも無かった何かが形を得る。これはどんなモノより強い力なのだよ。そしてそれは生されてしまった。今奴は地球から50万キロ離れた場所にいる。辿り着けば私の国どころか世界は奴の子によって埋め尽くされ、すべての神という存在は消え去るだろう。そしてその中には他ならぬ私も含まれている。

私が今までこの場所に帰ってくる事が出来なかったのは単に「準備」を行っていたからだ。消えつつある古来よりの信仰に抗い、日に多くの命を奪う愛しき者へ反逆し、私は彼女らに授け続けてきた。

私は、子供たちが途絶えぬ様に精一杯の努力をしてきたつもりだ。愛しき人の連れ行く命以上に私は子を生み、今日この日まで国を存続させてきた。それは偏に君たちを愛しく思うが故の行為であり、そしていつか私がいなくなった時の最終防衛機構として機能させる為でもあった。
私はもう力を果たしてしまった。消えつつある信仰によってでもあるが。恐らく間も無いうちに私はあの怪物に消されるだろう。

だが君たちは違う。君たちには、対抗する力がある。
君たちの中にいる父無き子を探せ。彼ら彼女らはあの順わぬ神を討つ力となるはずだ。

さあ子供たちよ。反撃の時だ。

これ以降の通信は現在まで確認されていません。
メールを送付した人物はかつてサイト8119において確認されたSCP-1501-JP-1個体と何らかの関係性を持つか同一の人物である可能性が非常に濃厚であるとされています。現在、SCP-1501-JPに指定されている血縁上の父親が存在しない人物の特定及び回収は最優先事項として位置付けられています。


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