チームコン下書き 『動物の気持ち絶対わかるマン』

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-████の人型オブジェクト収容室に収容され、記録装置を用いて別室からの監視を行います。収容室への入室は原則的に禁止されています。SCP-XXXX-JPとの面会が可能な人員で構成された特殊部隊ぬ-1(バウリンガル)によってSCP-XXXX-JPの介護と鎮静剤の投与が行われます。入隊は精神分析と聞き取り調査によって被虐趣味と過去に生物を殺傷した経験が無いと判明した者が条件となっています。現在、特殊部隊に入隊可能な条件を満たした人員が不足しているため、SCP-XXXX-JPとのコミュニケーションは収容室内に設置したカメラ付きモニターと介護用ロボットアームによって行われています。

説明 SCP-XXXX-JPは四肢を欠損した日本人の男性です。他に全身打撲、内蔵破裂、数ヵ所の骨折も確認されていますが回復する様子はなく、SCP-XXXX-JPはその状態でも問題なく生存しています。SCP-XXXX-JPは自己修復機能を有しており身体の欠損や心肺が停止した状態であっても完全に修復しますが、元から損傷している身体機能を修復することはありません。SCP-XXXX-JPは常に痛みを訴え自力での移動が困難であり、収容室のベッドの上から移動することはできません。SCP-XXXX-JP自身も収容室から出ることを望んでいないと発言しています。

過去に人間以外の生物を殺傷した経験を持つ対象がSCP-XXXX-JPを肉眼で視認した場合に特異性が発現します。SCP-XXXX-JPは対象が殺傷した動物と同様の状態に変化していき、殺傷時の状態を再現していきます。SCP-XXXX-JPは変化をする際に苦痛を訴え、身体に致命的な損傷を負った時点で気絶もしくは心肺が停止します。SCP-XXXX-JPの変化が停止した後、対象にも同様の変化が発現しSCP-XXXX-JPと同様に気絶もしくは心肺が停止します。その後、SCP-XXXX-JPは頭部を起点に再生を始め変化前の姿に戻ります。

実験の結果、植物や菌類への殺傷では特異性の発現には至らず、血液の循環を行う生物への殺傷により発現することが判明しています。また、間接的な場合の殺傷や死体の損傷でも発現しないことが確認されていることから、直接的な殺傷が必要だと考えられています。対象が記憶処理によって記憶を失っていた場合でも特異性が発現することが確認されており、殺傷の経験が複数回ある場合は強く印象に残っているものを再現することが判明しています。

SCP-XXXX-JPはサイト████の正面玄関前にダンボール箱に梱包された状態で発見されました。箱の外部には"箱を開ける前に読んでください"と記された手紙1が貼り付けてありました。正面玄関に設置されていた監視カメラで確認したところ、ダンボール箱が突如出現した様子が撮影されていました。推定未収容オブジェクトの対応をサイト管理官に問い合わせていたところ、箱の中に生物が入っていることに気がついた研究員が救助を目的に開封し、該当研究員を含む6名の財団職員がSCP-XXXX-JPを視認したことによる特異性で死亡しています。

収容後の調査によりSCP-XXXX-JPは東京都荒川区在住の学生である██ ██氏だと判明しました。収容以前から両親と共に行方不明者として捜索が行われていました。

インタビュー記録

対象: SCP-XXXX-JP

インタビュアー: 野田博士

インタビューはモニター越しに行われています。


<記録開始>

野田博士: お加減はいかがですか?

SCP-XXXX-JP: …痛み止め…のおかげで、少し楽です。

野田博士: それでは、貴方がその特異性を発現するようになった経緯を教えてください。

SCP-XXXX-JP: その…あの日、テスト良くなくて…父さんに怒られるから、家に帰りづらくって。ムシャクシャして、河原で内緒で飼ってるペットで…遊んでストレス、発散してました。そしたら…メガネのオッサン、走って来ました。

野田博士: メガネのオッサン?

SCP-XXXX-JP: はい。…なんか、すごい怒ってて、なんでこんなことしてんだとか言って、殴ってきました。

野田博士: 貴方に暴行を加えたのですか?

SCP-XXXX-JP: 顔…殴られて、そのまま倒れて、何度も蹴ったり、踏みつけたり、してきて…そのまま気絶した…と思います。

野田博士: その後は?

SCP-XXXX-JP: 気が付いたら…病院、でした。

野田博士: 病院? どこの病院かわかりますか?

SCP-XXXX-JP: 病院…みたいな、場所で、雰囲気が病院みたいで。なんか、キレイな部屋で、カーテンで仕切られた、白っぽい…部屋?

野田博士: 病院のような施設だと思ったわけですね。

SCP-XXXX-JP: それと、オッサン、白衣を着て立ってたから、なんとなく、病院かなって。

野田博士: いたんですか? 貴方を殴った男が?

SCP-XXXX-JP: はい。それで、なんでこんなことしたのか、オッサンに声をかけようとしたら…倒れちゃって。

野田博士: 倒れた? あなたがですか?

SCP-XXXX-JP: 俺、そこで自分の足、無くなってるの気付いて。足に手を伸ばそうとして、手も無くなってるのに気が付いて…。そしたらオッサンが、お前のやったことは悪いことだから、罪を償えって、謝罪しろって、騒いで、紐を引っ張って、カーテンが開いたら、いたんです。

野田博士: いた、とは?

SCP-XXXX-JP: 動物。

野田博士: …動物?

SCP-XXXX-JP: いっぱい。犬とか、猫とかが大半で、鳥もいた。檻には蛇が巻き付いてて…あ、そう、檻。部屋の半分が。それで、檻の向こうに、動物が…いっぱい。いっぱいの、動物が俺を見てました。

野田博士: それからどうなりました?

SCP-XXXX-JP: オッサンの後ろに、扉があって、そこから…ロープで縛られた、裸の、男の人が、出てきました。

野田博士: 裸の男?

SCP-XXXX-JP: 泣きながら部屋に入ってきて、俺を見て。そしたら腕、痛くなってきて、無いのに、腕が急に、痛くなってきて。

野田博士: 腕は切断されて無くなっていたんですよね? それでも痛いと感じたのですか?

SCP-XXXX-JP: …あの、マンガで読んで、幻肢痛?

野田博士: 事故で無くなった手が存在しているように痛む精神的な症例ですね。そのように痛み出したと。

SCP-XXXX-JP: そんな感じ。その前までも身体中が痛かったけど、それに追加で痛みが増えた感じで。それで、その、足とか、体も痛くなってきて、それで気が付いたっていうか、竹刀で、殴られた時に、似てるなって。

野田博士: …竹刀で殴られたことがあるんですか?

SCP-XXXX-JP: あの、父さんが俺を折檻する時、使ってたから。なんか、見えない竹刀で殴られてるみたいで、何十分…何時間かも、全身殴られ続けて、最後には頭を重いもの…たぶん石。見えなかったけど、なんか石かなんかで、殴られて、気絶した。

野田博士: …その後は?

SCP-XXXX-JP: …また、目を覚ましたら裸の男の人が死んでました。メガネのオッサンは、普通に立ってました。

野田博士: 死んでた? どこで死亡に気付きましたか?

SCP-XXXX-JP: 脳みそを流して倒れてたから、死んでるって思って。それに、全身に棒で叩かれたみたいな、痕が残ってたし、それで。

野田博士: …全身に痕?

SCP-XXXX-JP: ワケわかんなかったんですけど、オッサンが動物に向かって言ったんです。その…。

野田博士: …なんと?

SCP-XXXX-JP: スッキリしたろう、って。

野田博士: それは?

SCP-XXXX-JP: それでわかった。男の人、動物が逃げないように、先に足を殴った。後は身体中を叩いて、少しずつ弱らせて、すぐに死なないように、竹刀で少しずつ、少しずつ。それで動かなくなったから、石で頭をかち割った。

野田博士: …詳しいんですね。

SCP-XXXX-JP: まぁ、色々と。それで、似たようなのを、何回かやって。

野田博士: 何回か? 複数回おこなわれたんですか?

SCP-XXXX-JP: 裸の他の人が、1人ずつ入ってきて…5、6回かな? あ、あと、その…一度だけ女の人も入ってきて、おんなじように裸で縛られてて、その…へへっ…あ、ああ…そっか、コッチも使えなくなってるのか。

野田博士: それで?

SCP-XXXX-JP: ああ、それで、みんな俺を見たら俺の体がアチコチ痛くなって、俺が気絶して、目が覚めたら人が死んでる。

野田博士: それを繰り返した。

SCP-XXXX-JP: でも、みんな手口は違ったかも。 刃物とか、ハンマーとか。スパッて切られて、内臓がニュルって出た感じとか、一発一発が重くて、全身に衝撃が来たりとか、色々。血もいっぱい出た。1人だけ息苦しくなって、それから痛くなってきた人もいた。あれ、たぶんビニール袋。そうすれば血も飛び散らない、後片付け楽だよね。頭良いなぁ…。

野田博士: その後は?

SCP-XXXX-JP: その後…俺の父さんと、母さんが入ってきた。

野田博士: え、何故?

SCP-XXXX-JP: 育てた親にも責任があるから、息子のしでかしたことを目に焼き付けろって、オッサンが。父さんと母さん、あんな顔、初めて見た。あ、服、着てました。たぶん、オッサンも死なせるつもりは無かったと思う。

野田博士: その言い方だと、ご両親は…。

SCP-XXXX-JP: まず、息が苦しくなって。ビニール袋の時と違って、酸素、薄くなっていくような、そんな苦しさじゃなくて、呼吸できなくなるような。それから頭痛と吐き気、ガンガン襲われて、そしたら、パン、って感じでこう、はじけるみたいに気絶した。

野田博士: はじける?

SCP-XXXX-JP: 目が覚めたら母さん、喉を掻き毟って、血の泡を吹きながら死んでて。その隣、血の池と、バラバラに飛び散った父さん、いました。なんか、ゴキブリみたいでした。

野田博士: ゴキブリ?

SCP-XXXX-JP: 前の日、家にゴキブリが出て、母さんが殺虫剤使ってて、父さんがスリッパで、トドメ刺してて、なんか、因果応報、そんな…ゴキブリみたいだなって。

野田博士: そうですか。

SCP-XXXX-JP: なんで、死んだんですかね。オッサンも、なんで死んだんだって、言ってましたけど。それで、その後は気が付いたらコッチで、お世話に…もういいですか? ちょっと、これ以上は、辛いです…。

野田博士: 薬物投与から10分…やはり薬物耐性の可能性もあるか。わかりました。今日のインタビューは以上です。

SCP-XXXX-JP: ああ、死ぬほど痛い…。何で俺ばっかり…。勃たなくするのはやりすぎだろ…。俺は別に悪くない…。クソが。野良の駆除してやって、あのメス豚も、近所中の厄介者で、家にも居場所がないって言うから…なのに、なんで…畜生…。

<記録終了>

インタビュー後にSCP-XXXX-JPの自宅を調査したところ、庭の花壇から犬や猫の白骨死体と人間の少女の手足2が発見されました。

現在、久斯動物医療センターに対し職員への殺傷による損害賠償請求とSCP-XXXX-JP製作者の引き渡しを要求しています。回答はありません。
久斯動物医療センター院長から正式な謝罪と賠償金の支払いがありました。SCP-XXXX-JP製作者への厳重注意は行うものの、引き渡しに関しては医療センターの運営において必要な人材のため不可能と拒否されました。今後も交渉を続けていく予定です。


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