『第零ひじき煮永久機関』ルーキーコン提出予定

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
 
オブジェクトクラス: Thaumiel Tiamat
 
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの取り扱いについては"第壱[編集済]永久機関 取り扱いマニュアル"及び"文字屋理論"を参照して下さい。閲覧にはセキュリティクリアランスレベル3以上の承認が必要になります。現在、SCP-XXXX-JPの更なる建造は許可されておりません。

SCP-XXXX-JP-000群は現在、太平洋沖ノ鳥島近海にて機動部隊う-3("マルドゥクの暴風")並びにGOC特別派遣連合艦隊と戦闘させることにより進行を阻止しています。SCP-XXXX-JP-000群を全て監視し、また一般人に発見されないよう該当海域に接近する航空機や船舶の航行、人工衛星の上空通過を阻止して下さい。該当海域には妨害電波を広域で流し、SCP-XXXX-JP-000群が発見されないよう偽装して下さい。沖ノ鳥島に設置された最終防衛ラインが突破された場合、財団の全戦力を持ってSCP-XXXX-JP-000-αの破壊を試みます。この時、原子爆弾やそれに準ずる核兵器、第拾[編集済]永久機関の使用は禁止されています。
 
説明: SCP-XXXX-JPは財団が使用している半永久機関です。条件を満たしたDクラス職員に一般的な調理法によって製造された杏仁豆腐と[編集済]を約40分以内に、同一人物が同時摂食した場合に発生する不可思議な化学反応で半永久的に稼働する原子力発電として、1956年に文字屋博士が論文"文字屋理論"を発表しました。これにより低コストかつ省スペースで運用可能な原子力発電所が建造可能となり、元は日本支部のみで使用する予定でしたが、建造の容易さと一般家屋に偽装可能で都市部でも運用可能な点から各国支部で現在までに11基のSCP-XXXX-JPが建造されています。その内2012年に完成した第拾[編集済]永久機関は東京都墨田区の電波塔に偽装されていますが、緊急時には高位の驚異に対する対抗手段として超長距離対応変型式原子力熱光線発射砲台1に変形する機能を搭載しており、兵器への利用も可能となっています。また半永久的に稼働し続けることからKクラスシナリオ発生後のエネルギー源としての活用も視野に入れた研究がされており、財団と世界の未来を担う発明としてオブジェクトクラスをThaumielに登録されています。

現在、SCP-XXXX-JP-000群の発生によりオブジェクトクラスはTiamat2に指定されています。詳しくは下記の文章を参照して下さい。
 
2015/██/██ 太平洋上の財団所有の核処理施設島に巨大人型実体が出現しました。(後にSCP-XXXX-JP-000-αと呼称)SCP-XXXX-JP-000-αは全長およそ1000mで上半身がモンゴロイド系の女性のもののように見え、下半身が頭足類に酷似したものになっています。黒い触腕が11本あり、活性状態では自在に動かす事が確認されています。SCP-XXXX-JP-000-αは基本的には休眠状態で下半身を海中に沈めていますが、不定期に活性状態になり触腕で大型の海洋生物を捕らえて摂食します。SCP-XXXX-JP-000-αは瞬間再生能力を持っており、起動部隊の携行火器による攻撃で身体の一部を欠損させても瞬時に回復します。その際、近くにいる起動部隊員がSCP-XXXX-JP-000-αの報復行動に巻き込まれる危険性があるため、不用意な接近には注意が必要です3
SCP-XXXX-JP-000-αは30日に1度、推定5万個の大豆煮を口から産卵します。大豆煮(以後、SCP-XXXX-JP-000-βと呼称)は海水に触れることで急速に成長をはじめ、現在までに5段階の変異とその派生と思われる特殊形態を確認しています。

SCP-XXXX-JP-000-β群
 
第1形態
SCP-XXXX-JP-000-αの口から出現する大豆煮です。DNAを含め一般的な大豆を調理したものと変わらない特徴を有していますが、海水に触れることで第2形態に変化します。またSCP-XXXX-JP-000-βから放射能は検出されていませんが、これを摂食した対象は高濃度の放射線に被爆します。
 
第2形態
SCP-XXXX-JP-000-β第1形態が海水に触れると薄皮を破り大豆の頭部と[編集済]の触腕を持つ頭足類に類似する形状をした実体が孵化します。体長は5mmから最大500mmまで成長し、以降は第3形態に分類されます。DNAを含め一般的な大豆と[編集済]と変わらない特徴を有していますが、筋組織が存在しないにもかかわらず海中を泳ぐ事が可能です。基本的にはSCP-XXXX-JP-000-αの周囲を遊泳していますが、ごく稀に海流に乗って遠洋に出てしまう個体も存在します。第2形態は死亡が確認されると大豆と[編集済]が分離してしまうため、軽く流水で塩と汚れを落とし水気をきることで[編集済]として摂食が可能になります。また第1形態と同様に放射能は検出されていませんが、これを摂食した対象は高濃度の放射線に被爆します。
 
第3形態
体長が500mmを超えると触腕は硬質化し節足動物のように動かすことで陸上での活動を可能にします。大豆の頭部は成長と共に肥大化した触腕に覆われ胴体を形成します。体長は個体差がありますが、およそ1500mmから2000mmまで成長します。SCP-XXXX-JP-000-αに接近するものに対しては好戦的になり触腕で刺突による攻撃を繰り出し、大型の個体であれば財団製の防刃ベストを着用した特殊部隊員を容易く貫きます。第3形態は体色を変化させることが可能であり、頭足類の持つ擬態に似た能力と目されていますが原理は不明です。主に黒色の基本体色を緑灰色へ変化させて森林迷彩として奇襲に用いてきます。死亡が確認されると胴体が破裂し、中からほぼ同体積の[編集済]が飛散します。第1形態、第2形態と同様に放射能は検出されていませんが、これを摂食した対象は高濃度の放射線に被爆します。
 
第4形態
肥大化した触腕が4本に纏まり、二足歩行が可能になります。触腕の先を指のように使うことで複雑な機械も操作できるようになります。体型をある程度変化させることができ、作戦終了後の起動部隊に紛れて拠点に侵入してきた事案が報告されています。この時、タッチパネル式のドアロックのセキュリティ解除も行っていた事が確認されています。第3形態と同様に死亡が確認されると胴体が破裂し、中からほぼ同体積の[編集済]が飛散します。また、これを摂食した対象は味を過度に賞賛し、口中からチェレンコフ光を放射しながら被爆します。

第5形態

[O5権限により削除済み]

特殊形態


SCP-XXXX-JP-000-αの出現後、顔認証システムを利用ししたところ、SCP-XXXX-JP-000-αの顔がSCP-001-JPの実験に用いられたDクラス職員のものに酷似していることが判明しました。またSCP-XXXX-JP-000-αの出現場所が[編集済]永久機関の試験型でもある"第零[編集済]永久機関"が解体処理された施設であったことから何らかの関係性があると思われたため文字屋理論の提唱者である文字屋博士にインタビューを行いました。

インタビュー記録

対象: 文字屋博士

インタビュアー: 藤丸研究員

文字屋博士は高齢のため財団傘下の病院に入院中でした。


<記録開始>

文字屋博士: 寝たままですまないね。最近、立ち上がるだけでも一苦労なんだ。

藤丸研究員: そのままで構いません。

文字屋博士: 家族でもいれば介護もしてもらえるんだろうが、あいにく生涯未婚でね。起き上がるためにもわざわざナースコールしなければいけない。

藤丸研究員: 早速ですが、博士の建造した永久機関について教えて下さい。

文字屋博士: 引退した私に聞かんでも、担当者に聞けば良いではないのかね?

藤丸研究員: 担当者は全員が発生事案の対応に追われています。それに、我々が知りたいのは開発段階の話なのです。

文字屋博士: …君、セキュリティクリアランスは?

藤丸研究員: (財団職員IDを見せる。)

文字屋博士: ふむ…あれは、悪ふざけの結果だ。

藤丸研究員: はい? 悪ふざけ?

文字屋博士: もう50年は昔の事だよ。私はその日、友人の研究者連中と呑んでいた。新しく創設される財団の日本支部でのアノマリー収容におけるエネルギー源の確保に行き詰まっていたから、その息抜きの飲み会だった。そんな中で誰かが口にしたんだ。杏仁豆腐と[編集済]を燃料機関にしたらどうだろうかと。

藤丸研究員: 杏仁豆腐といえば…SCP-104-JPの?

文字屋博士: そうだ。杏仁豆腐と[編集済]を食べることで人体内で核反応が起きる。アノマリーとしてナンバリングされる前から存在を知っていた研究者はそれなりにいたからね。[編集済]永久機関はそれを燃料にする事で原子力発電を行うというだけの簡単な構造のものだ。

藤丸研究員: ええ…。

文字屋博士: 皆でゲラゲラ笑ったよ。杏仁豆腐と[編集済]でエネルギーを作り出すだなんて字面だけ見たら冗談以外の何物でもない。その時は本当に楽しかった。腹の底から大笑いした。その場で皆が出してきた人体からエネルギーへ置換するアイデアをまとめ、ジャンケンで負けた私が上司に仕様書を提出することになった。自分達は罰ゲームのつもりだったんだ。一枚目には[編集済]永久機関と大きく書いておいた。杏仁豆腐永久機関よりは間抜けな感じが出るだろう? それなのに語感が抜群に良い。

藤丸研究員: ですがそれは…。

文字屋博士: そうだ。予想に反して大絶賛だったんだ。核燃料よりも安価で材料も手に入りやすく、建造時にD級職員を…失礼、Dクラス職員を一人炉心にするだけで半永久的にエネルギーを生み出せる効率の良さだった。

藤丸研究員: 文字屋理論の事ですね。

文字屋博士: 私は酒場の管巻きをまとめただけだ。録なアイデアを出していない。友人達も協同研究者として名前を出してやろうかと画策したが、全員に上手く逃げられたよ。海藻料理研究の第一人者と陰で笑われるようになって友人達の行動を理解したがね。

藤丸研究員: <沈黙>

文字屋博士: そこからは知ってのとおりだ。今までに十一基の永久機関が建造され稼働するようになった。機関の炉心となったDクラスの腹には断続的に杏仁豆腐と[編集済]が投入され、今日も元気に財団の主要施設のエネルギーを生み出しているよ。しかし、それがどうした? 今さら思い出話を聞きに来たわけじゃないだろう?

藤丸研究員: …この顔に見覚えはありますか?(SCP-XXXX-JP-αの写真を見せる。)

文字屋博士: …ああ、懐かしい顔だな。格好は随分と様変わっているし、少し幼く…いや、待て。これはいつの写真だ?

藤丸研究員: …3日前の写真です。

文字屋博士: 馬鹿な! D-88123は既に死亡が確認されている! それも50年も前にだ!

藤丸研究員: これが撮影されたのは沖ノ鳥島から南へ53km。財団の核処理場です。

文字屋博士: まさか、そんな!

藤丸研究員: 事態は深刻です。この状況を打破するためにも、少しでも情報がほしいんです。些細な事でもかまいません。

文字屋博士: …あれは可哀想な女だったよ。

藤丸研究員: 可哀想?

文字屋博士: あれは機関のプロトタイプの炉心に使用されたDクラス職員でな、自身の夫と義理の両親を殺害し家に放火した罪で死刑に…まあ、そんなことは調べているか。殺害動機は知っているかね?

藤丸研究員: 自身の不妊体質を責められた事による怨恨だと。

文字屋博士: それは違う。私も気になって鑑定したが、あれに問題は無かった。問題があったのは夫の方だったよ。

藤丸研究員: はあ…。

文字屋博士: 夫は自身のちっぽけなプライドで両親には妻の不妊で子供ができないと伝えていたらしい。当時は女性、それも嫁の家庭内の地位など君の想像以上に低かったんだ。あれの話は凄惨の一言では済ませられないものだった。

藤丸研究員: <沈黙>

文字屋博士: 事件から数年経過していたのに、あれの体には無数の火傷が残っていた。義母に不妊を責められて熱湯を浴びせられたそうだ。義父には種が違えばと無理矢理された事も一度や二度ではないらしい。一番酷かったのは腹回りの打撲痕だ。本当に不妊になればと夫に執拗に蹴られていたそうだ。終いには高額の保険金まで掛けられていたんだと。

藤丸研究員: それが切っ掛けでDクラスに…。情状酌量は無かったのですか?

文字屋博士: 本人が拒否したんだ。理由はどうあれ、3人もの人を殺めたのだからと。それに夫側の親族は地方の県議だったからか、色々な忖度の結果が死刑判決だったようだ。

藤丸研究員: そう、でしたか…。

文字屋博士: Dクラスとして最初で最後の仕事が機関の炉心になることだった。その説明をしている間、あれは涙を流しながら喜んでいたよ。

藤丸研究員: 喜んでいた?

文字屋博士: 人を殺した自分が人の未来を支える仕事を任される。僅かでも罪を償うことができる、だそうだ。

藤丸研究員: それは…。

文字屋博士: あれは元々教師を目指していたらしい。子供が好きだったんだそうだ。だからこそ人類の未来、子供の笑う未来を担うエネルギー源になることが嬉しかったんだ。

藤丸研究員: <沈黙>

文字屋博士: だから私は機関の開発中止を進言した。

藤丸研究員: え? え、なぜ?

文字屋博士: 未来を支える? あれが炉心になるのは試作機だ。散々実験した後は核処理場での廃棄解体処分が決定していた。あれが直接エネルギー源となることはない。

藤丸研究員: ですが、それでもその実験から十一基の機関ができたのは事実です! D-88123がいたからこそ今日があるんです!

文字屋博士: あれも同じような事を言っていたよ。だが、痛め付けて、壊れるまで使い尽くして、最後には廃棄される。それはあれの夫達のしたことと同じではないのか?

藤丸研究員: <沈黙>

文字屋博士: 私には無理だった。人として尊厳を保っているDクラスと、酒を呑みながら人の尊厳を踏みにじる方法を笑いながら話し合った私。本当に未来に生きるべきはどちらだ?

藤丸研究員: それは…博士です。博士の理論があるからこそ今の世界があるんです。博士の機関が高脅威度のオブジェクトの収容を可能にしているんです。子供たちの未来を救い続けているんです。Dクラスの命一つでいったいどれだけの人が救われていると思っているんですか!

文字屋博士: 君は…知らないのか?

藤丸研究員: …何をですか?

文字屋博士: 私の大嫌いな文字屋理論の肝となる部分だよ。[編集済]永久機関の炉心には女性のDクラス職員を起用する。その理由だ。

藤丸研究員: それは…女性の方が核反応の制御がしやすいからと…。

文字屋博士: 外部ユニットではどうしても実現できない、炉心とほぼ完全な同期を可能とする制御棒が必要だったんだ。女性ならばそれを可能とすることができる。

藤丸研究員: それは?

文字屋博士: …胎児だ。

藤丸研究員: え…?

文字屋博士: 炉心には全て妊娠させた女性を使用している。精子バンクで適当な男性を選んで女児を妊娠するまで人工受精をさせる。そして胎児に改造を施し制御棒、いや、制御坊とすることで機関は安定するんだ。女児の方が何故か安定するんだが、恐らくはY染色体が関係しているのだと予測されている。こうして余剰エネルギーを母体と胎児で循環させることによって炉心を半永久的に生き永らえさせることができるんだ。

藤丸研究員: それは…。

文字屋博士: 君のその反応、君も私と同様に財団職員としては失格だ。財団のため、人類のため、未来のため、不必要なものは切り捨てろ。開発中止を進言した私に上司はそんなことを言ってきた。至極当然だ。財団職員として正しい判断だ。だが、私は情を捨てられなかった。いや、捨てたつもりだったのに…思い出してしまったんだ。

藤丸研究員: <沈黙>

文字屋博士: それなのに、私は止められなかった。罪を犯してすらいない無垢な存在を足蹴にし、次々と建造されていく同じような存在を造り続けた。明日のために、未来を捨てて、孵化せぬ卵、エンブリヲ。私は未来あるはずだったものの全てを奪った。そのくせに、一丁前に傷ついていったんだよ…。

藤丸研究員: <沈黙>

文字屋博士: なにが人類の未来だ。目の前の存在すら見向きもせずに踏み潰して行くような連中に、いったい何ができるというんだ? 本末転倒じゃないか。

藤丸研究員: 博士、記録中です。それ以上は…。

文字屋博士: ああ、そうか、すまないね。気を使わせてしまった。

藤丸研究員: いえ、かまいません。

文字屋博士: すまないついでに、今日はここまでにしてくれないか。切羽詰まっているのもわかるが、喋りすぎて疲れてしまった。気持ちの整理もしたいしね。

藤丸研究員: ですが…そうですか。そうですね。

文字屋博士: あれは…彼女は今、幸せなのだろう。多くの子供に囲まれて…。自身の夢をやっと叶えたのだろうから、できることならば適切に保護してやってほしい。

藤丸研究員: …博士。

文字屋博士: なんだね?

藤丸研究員: 何故知っているんですか?

文字屋博士: …何をだね?

藤丸研究員: 何故、D-88123の動向を知っているんですか? 私は詳しい状況を貴方に伝えてはいません。

文字屋博士: <沈黙>

藤丸研究員: なのに、貴方は子供に囲まれていると言い当ててみせました。そもそも今回の事案、D-88123の仕業だと我々は確証が無かったのに、貴方は断定した言い方をしました。…知っていたんですか? いや、貴方は何を知っているんですか!

文字屋博士: …教えてくれたんだ。

藤丸研究員: 誰が!

文字屋博士: タコだ。

藤丸研究員: …タコ?

文字屋博士: ああ、タコだ。11本の足持つタコが、財団への恨みと、止められなかった私自身への怒り。それを助長する機関の建造を命令されてこなす日々。積もり積もった苦悩を抱えて死を待つ私の前に、第零[編集済]永久機関の設計図の中から呼び掛けて来たのだ。

藤丸研究員: 何を言っているのですか博士!

文字屋博士: (首が前後に揺れだす。)全てを捨てて、愛をも捨てて、得られたものの、虚しさよ。

藤丸研究員: 博士!

文字屋博士: 得た虚すら、捨てたる果てに、一縷の希望、握りしめ。

藤丸研究員: 博士…。

文字屋博士: 家族殺しの、非道の所業、愚者の行進、黒き海。

藤丸研究員: <沈黙>

文字屋博士: 疑問には思わなかったのかね? 精子バンクが設立したのは1964年。財団日本支部の設立よりも後なんだ。彼女の夫はとうに死んでいる。そもそも女子刑務所に服役していた彼女がどうやって妊娠したのか。

藤丸研究員: …まさか!

文字屋博士: (ベッドの上で立ち上がる。)天涯孤独だった私が家族を得られると思った。私の進言を無視した。実験を無理矢理行った。私の辞表を破り捨てた。私の愚行の象徴を造らせ続けた。私に悲しむ時間すらくれなかった。財団が私を作ったのだよ。愚かの極み。だから…私はこんな復讐しか思い付かないんだ。

藤丸研究員: 博士!

文字屋博士: (肉体がSCP-XXXX-JP-000-β第4形態に変異。)

藤丸研究員: ひっ!

文字屋博士: 抱き締めに行く、愛しき君よ、家族になろう、今すぐに!(窓を破り逃走。)

藤丸研究員: ま、待て!

> <記録終了>

文字屋博士の行方は現在まで不明です。

以上の事案から、全ての[編集済]永久機関の停止を進言しています。並びに他のオブジェクトとの関係が示唆されている発言が確認されているため合同調査の許可を申請します。


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