チームコン下書き SCP-444-JP-J [アクセスぷ許可]

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アイテム番号: SCP-444-JP-J

オブジェクトクラス: Sape

特別収容プロトコル: SCP-444-JP-Jはサイト-████の鳥類用ゲージを改造した特別収容室に収容します。担当職員は日毎にゲージ内に鳥用の餌と水を補充し、数時間のコミュニケーションをすることでSCP-444-JP-Jが収容違反を起こさないよう意識誘導を行ってください。ゲージ内にはSCP-444-JP-Jの影響を受けていないもの、特に影響を受けた場合深刻な被害が発生するであろう人物や物品を持ち込むことは禁止されています。

説明: SCP-444-JP-Jは認識改変能力を有した、不死鳥であると自称する赤色の雌のオカメインコ(Nymphicus hollandicus)です。
SCP-444-JP-Jは視認した人物や物品の名称を任意で改変することができ、元からその名前であったと認識させます。改変後は少数が違和感を覚える程度で、大多数は気付くこと無く改変を受け入れます。名称全体を改変することは不可能であり、綴りの一部を似たものに置き換える程度だと実験で判明しています。また、一度改変したものを再び改変することはできません。

SCP-444-JP-Jは不死鳥を自称していますが、現在までに殺傷に繋がる実験は行えておりません。SCP-444-JP-Jの証言によれば自身が死亡した場合は世界のどこかに再構築され出現することになるとのことなので収容違反に繋がると危惧されています。SCP-444-JP-Jの身体構造は通常の鳥類と変わりは無いにも関わらず、地球上のあらゆる言語を理解し話すことができます。

インタビュー記録

対象: SCP-444-JP-J

インタビュアー: 鈴木研究員


<記録開始>

SCP-444-JP-J: ファッハッハッハ! よく来た人の子よ!我こそは序列37番の大いなる侯爵、フェニィィィックス!

鈴木研究員: え、あ、はい。新しく担当になりました。鈴木です。

SCP-444-JP-J: 新しい担当? 藤原はどうした?

鈴木研究員: 前担当の藤原研究員は結婚するため退職することになりました。

SCP-444-JP-J: え、なにそれ聞いてない。あのゴリラ結婚すんの? 薄情だなぁ。我に挨拶の一つも無しとは。

鈴木研究員: それでですね、私が新しく担当になるので特異性等の基本的な情報を教えていただけたらと。

SCP-444-JP-J: むむ? 小僧、我のことが聞きたいのか? 藤原に聞かず我に直接聞こうとは見上げた度胸だ。よかろう。我が名はフェニックス。地獄の大侯爵である。敬え。

鈴木研究員: は、はい。

SCP-444-JP-J: 我は元々地獄にてそれなりの地位にあったのだ。それなのに、あのポンコツ魔術師のボケカスがぁ…。

鈴木研究員: 魔術師…資料で読みました。ソロモン王1のことですね。

SCP-444-JP-J: その名前を口に出すな! 忌々しい。あのボケカススカポンタンは自分の身の程も考えず偉大なる悪魔を何体もポコスカポコスカ召喚しやがった。そんなことしたら使役しきれず悪魔に反逆される。それを恐れたアイツは何をしたと思う?

鈴木研究員: …どうしたのでしょう?

SCP-444-JP-J: 弱体化させたんだ! 悪魔の召喚時に適当な姿を設定してから呼び出すことで、自分でも使役できるような滑稽な悪魔として現世に定着させたんだ!

鈴木研究員: いや、ソロモン72柱と言えばあまりにも強大で有名じゃないですか。

SCP-444-JP-J: お前、ブエル様の姿見て同じこと言えんの?

鈴木研究員: ライオンの頭にに5本の足でしたか…馬?

SCP-444-JP-J: 山羊の足だ。序列10位の地獄の大総裁が…上手く歩けないからって回転しながら飛行してるんだぞ…。お労しい…。

鈴木研究員: それはそれで恐いと思いますが。

SCP-444-JP-J: 悪魔という存在に形と名前をあたえて上位にあろうとしたのがあのボケカスポンコツというわけだ。我もそうだ。今はこのような小鳥の姿だが、本来は巨大な緋色の翼を羽ばたかせ、地獄の赤い紅い原野を飛ぶ姿はそれはそれは美しくも恐ろしいものだったのだ。それになにより、あのポンコツは我の名前を間違えたんだ! 魔術書にPとFを間違えて書き記しやがった!

鈴木研究員: え、間違ってます?

SCP-444-JP-J: 間違っている! 私はフェニックス!F、H、O、E、N、I、Xでフェニックスだったんだ! そうやって魔術書に名を間違われて書かれたことで、我に名を変化させる異能が追加されたのだ。それも、FとPを間違えて使うようになるだけの異能がだ!

鈴木研究員: それはその、なんと言いますか…。

SCP-444-JP-J: その程度の異能でも魔術師相手には有効だった。敵対する魔術師の呪文を間違えさせて発動させないようにもできた。

鈴木研究員: なるほど。

SCP-444-JP-J: 日本にも名は体を表すと言った言葉があるだろう? 名を変えるということは、その存在の在り方を変えるということだ。

鈴木研究員: そうですね。名前で人生が歪められてしまう人もいるのですから。

SCP-444-JP-J: それをあのボケは…よりにもよってペ、ペニ…。

藤原研究員: どうしました?

SCP-444-JP-J: なんでもない! それでだ、あのボケナスも、まがりなりにも魔術師の王。ヤツの制御下であれば我もその異能を使えたが、ヤツの死後に解放された我には扱えきれるものではなかった。弱体化していたことも理由の一つだと思うがな。

鈴木研究員: その後はどうしていたんです?

SCP-444-JP-J: 間違った名前のせいで我は悪魔のフェニックスとして認識してもらえなくなり、地獄に帰れなくなってしまった。現世に定着させられて我は当てもなく飛び回り、様々なものの名前をあやふやにしてしまった。エジソンっているだろ? あれの発明したテレフォンも元はPじゃなくてFだったんだぞ。

鈴木研究員: ああ、フォンの方ですね。

SCP-444-JP-J: その後は…うん。日本に来て保護された。

鈴木研究員: 保護?

SCP-444-JP-J: 久斯動物医療センターと言っていたか。日本をフラフラ飛んでいた我を捕まえて治療をしてくれた。桜の香りのする空間にしばらく入院…千年くらい入院していた気もするが、時間がずれていた空間だったようだから…まあいい。入院していたら異能は制御できるようになった。

鈴木研究員: 医療センター…ですか?

SCP-444-JP-J: 詳しくは知らん。藤原が調べてると言っていたから、アイツが辞める前に聞いておくといい。あそこの担当の医者は優しかったぞ。ただ、最後まで我のことをフェニックスではなく朱雀と呼び続けたし、なにより酒臭かったのが不満であり不安だった。だが優しかった。退院する時もお大事にと言ってくれたし、どこぞのゴリラ女と違って我の歌や詩をちゃんと聞いてくれたからな。

鈴木研究員: ああ、悪魔のフェニックスは詩を嗜むんでしたか。

SCP-444-JP-J: お、詳しいな。我のファンか? 左様。あの当時も、全盛期の我の姿を想像できるような詩と言われて唄ったのだぞ。あかしけやなげ、ひいろのとりよ。

鈴木研究員: あ、時間がないので、それはまたの機会にゆっくりと。

SCP-444-JP-J: ふむ、ならば致し方無しか。その後、と言っても、治療費として不死鳥たる我の血液をくれてやって退院した後はすぐ藤原に捕まったから説明のしようも無いのだがな。

鈴木研究員: 近くにいた男の子に虫とり網を借りて捕まえたと聞きました。

SCP-444-JP-J: ヤバイだろ? 捕まった腹いせに藤原の読みを"ぷじわら"から"ふじわら"に変えてくれてやったわ。

鈴木研究員: 藤原研究員、結婚して名前が変わるって喜んでいました。

SCP-444-JP-J: 我の異能の変化に気付ける野性の勘を持っているゴリラだからな。我のこともふざけた呼び方で呼ぶし、自業自得ぞ。

鈴木研究員: ふざけた呼び方? ああ、確かペニックスと。

SCP-444-JP-J: おい! 我の前でそのような卑猥な言葉を口にするな!

鈴木研究員: え、卑猥?

SCP-444-JP-J: 連想するだろ! 我も一応女だぞ! 恥を知れ!

鈴木研究員: 失礼しました。

SCP-444-JP-J: ほんと、この組織の連中はデリカシーがない! セクハラだぞセクハラ!

鈴木研究員: 本当に申し訳ありませんでした。

SCP-444-JP-J: 許さん。鈴木と言ったか。罰としてキサマの名前も変えてやろう。 ん? 我もたまには偉大な悪魔らしいことをせねばな。

鈴木研究員: 是非とも変えてください。お願いします。

SCP-444-JP-J: え…乗り気なのか? なんだ、キサマもPの持ち主なのか? それとも鈴木って名字が嫌なのか? 日本でも多い名字だと聞くからな。

鈴木研究員: いや、佐藤の方が多いので、名字については別に…。

SCP-444-JP-J: ならば名前か? どんな名前なんだ? まさか、ひ、卑猥なのか!

鈴木研究員: …不死鳥皇帝です。

SCP-444-JP-J: …は?

鈴木研究員: 不死鳥皇帝と書いてフェニックスカイザーです。鈴木 不死鳥皇帝すずき ふぇにっくすかいざぁです。

SCP-444-JP-J: ええ…我より上じゃん…。王様じゃん…。

鈴木研究員: お願いします。一郎とか、勝とか、普通の名前でお願いします。

SCP-444-JP-J: 無理を言うなよ。我の異能はFとPを変えるだけだぞ。読みすら合ってない名前のどの部分を変えればいいんだ…。

鈴木研究員: そこをなんとか!

SCP-444-JP-J: 役所に改名の手続きをすればいいんじゃないか? 手間はかかるらしいが、できないわけじゃないんだろ?

鈴木研究員: この名前のせいでいじめられた事を無かった事にしたいんです。

SCP-444-JP-J: そう言われても…。親御さんにもな、理由があったのかもしれない。強い子に育ってほしいとか、健康な体とか、そんな想いがこもった名前かもしれないだろ? 名前は両親からもらう最初のプレゼントなのだから。

鈴木研究員: …ウケ狙いだったそうです。

SCP-444-JP-J: オマエの親は悪魔かよ…。

<記録終了>

補遺: インタビュー後、無断でケージ内に入室したとして鈴木研究員は藤原研究員に取り押さえられました。オブジェクト私的利用にあたるとして鈴木研究員の処分が検討されましたが、SCP-444-JP-Jからの要望により保留となりました。両者の関係は良好であり、日本の改名制度や人権問題について語り合う姿が度々見受けられます。


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