酩酊街に関する一考察

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SCP財団日本支部異常存在研究論集『概念』 48巻

2036年6月


要注意団体「酩酊街」の在り方に関する一考察

冬図 馨  研究員

SCP財団日本支部理事直轄異常存在研究部概念存在研究科藻霜研究室


要旨

財団日本支部の感知する要注意団体の中でも、「酩酊街」は特に謎の多いものである。現在は要注意団体に分類しているものの、その実態はむしろ概念的存在あるいは異次元空間に近く、未だ本質的な説明がなされていない。近年酩酊街に関連するオブジェクトの収容は増加の一途をたどっているが、酩酊街そのものに対する調査は進んでおらず、一部の知的オブジェクトからの情報をもとに間接的に推測するに留まっている。本研究では現時点で得られている酩酊街に関する情報に加え、他の要注意団体、異次元空間の類型的観点から、酩酊街の性質の一端とそこから推測される酩酊街の概形について提案する。

キーワード:酩酊街、異次元、要注意団体、概念、蛇の手

第一章 先行研究

 要注意団体「酩酊街」について現在までに得られている情報は非常に少ない。その理由としては、酩酊街に関する初期研究の一つの護良(2022)においても指摘された通り、以下の三点が挙げられる。

① 酩酊街関係者に自発的・安定的・安全に接触することが困難である。
② 酩酊街の拡張/浸食は現在も進行中であり、正確にその領域と影響を評価することが困難である。
③ 酩酊街は他の要注意団体との関係性が示唆され、酩酊街の性質のみを評価することが困難である。

 ①に関しては、酩酊街のオブジェクトの多くが持つミーム汚染的性質が関係している。現行の財団の保有する人的資源、対ミーム汚染技術、ならびに現実性・次元干渉技術では、酩酊街に関する情報の安定的な獲得、その安全化処理、分析のいずれの点においても多大なる労力を要する。このことを裏付ける一つの証拠がSCP-743-JPにおける要注意団体「蛇の手」との「対要注意団体渉外記録-JP アルファ-19-0543」、正確にはそれによりもたらされた酩酊街研究の大幅な発展である。この記録は今や財団の酩酊街研究の基礎であり、これ以上の重要性を持つ情報が財団自身によって得られた例は少ない。
 ②については、図1に示すような近年の酩酊街関連事象発生の増加が関連している。
財団の基底現実に出現したオブジェクトに関しては

忘れられることは無に帰すことではない。
酩酊は拡大する。忘れることによって再帰的に再生する。
いつか忘れられたものが、今あるものを逆転するときがくる。
酩酊街は現実と周期的な関係にあるのか?
人間が居なければ忘れられない?人間が絶えた瞬間に消滅する?
拡大を防ぐためには、新しく物事を知るのをやめるしかない。
無に帰すことが救いであるならば、

誰によって忘れられるんだ?画面の前の我々か?
人間か?知的生命が仮に別に存在するとして、それらの「酩酊街」はあるのか?
忘却が先にあるのか?酩酊街が先にあるのか?
財団世界には複数の現実が存在するけど、その各々について酩酊街はあるのか?
人々に忘れられるのみならず、自分も忘れる?

人間は殆ど無限の解像度を以て世界を認識している、そしてそれらは多くが忘却される。であれば、酩酊街は無限の構成物でできている?
過去・現在・未来は酩酊街において意味をなさない?それはある人の忘れられた夢さえ内包する?酩酊街は一瞬遅れているんだ。でもそれだと酩酊街は現実のコピーに成り下がるのでは?

酩酊への入り口は基底現実のあらゆる場所に遍在する。御伽噺に見られるような場所(古いツボ、鏡、押し入れ……)
酩酊街は日本だけに存在するのではない?
酩酊街は世界のバックアップ?

酩酊街は時空間的に拡張している異次元のような何かで、だからこそ全ての要素を拾っているわけではない。
一説には力ある存在のいた後の空間に住み着いたのが酩酊街だが、実はそのような存在はいろんな次元に存在しているのではないか?力ある存在と言ってまず思いつくのはscp-2317やscp-1739だが、そのような存在が去った後の次元が酩酊街なのではないか?
例えばscp-3001 red reallityのように極端にヒューム値が低い次元も存在するし、酩酊街みたいな次元が複数存在していてもおかしくはない。
犀賀六巳やscp-1968やscp-3022はどのように世界間を移動しているのか?
どうにも宇宙間の差と、次元間の差は違うように思われる。宇宙は基本的に同じ法則を有しているのに、酩酊街とか放浪者の図書館は全く異なる原理の下に動いている気がする。やはり、性質が異なるのでは?

違う違う違う。蛇の手の考察は間違っている。力あるものの残り香に忘却と酩酊が住み着いたんじゃない!空間そのものが力を持っているんだ!まじりあう空間内のHmの流れが混沌を生み出し、動的な次元浸食を生むんだよ!つまり、こういうことだ。Hmは現実性の尺度だけど、それは要するに次元の強度の尺度で逢って、その流動的な運動は次元を超えた相互作用を及ぼしうる。それが基底現実に酩酊街が侵食してる理由だよ!
確かに、力あるものがすんでいたかもしれないが、それはこの次元との相互作用に過ぎない、相性が良かっただけだ。その怪物をはぐくんだのはほかならぬこの空間なんだよ!
つまり、この次元はまさにSCP-3001RedRealityの反対で、あまりに現実性が流動的(高いわけではない)なんだよ!
スクラントン現実錨と同じようなプロセスに過ぎないんだ!

奴らが「忘却」と呼んでいるのはヒューム流動に過ぎない!「忘れられる」ということは現実性が多少なりとも薄れ、ヒューム値が下がるということ。これが酩酊街のヒューム流動による次元浸食につかまって、酩酊街に流れ着くんだろう。逆に、酩酊街において思い出されるというのは、局地的にヒューム値が高まるんじゃないか?それで酩酊街に流れ着くのとは逆のプロセスが起こっているんじゃないのか?酩酊街においてさらに「酩酊・忘却・停滞」を続けるのは、すなわちRed Reallity同様に現実性が周囲に流出しているんじゃない?だから、酩酊街になじめばなじむ程現実に復帰するのは難しくなるんだよ。

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