このページの批評は終了しました。
アイテム番号: SCP-1402-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1402-JPが存在するアパート及びその周辺を封鎖し、一般人の侵入を防いでください。SCP-1402-JP内部への侵入は可能な限り控え、発見当時の状態を維持してください。例外として、田原氏の遺体はサイト-81██に収容され、研究が行われています。
説明: SCP-1402-JPは滋賀県高島市に存在する「ソレイユ・エスポワール」と呼ばれていたアパートの101号室です。SCP-1402-JPの表札にはネームプレートの代わりに"怪奇部門 (Department of Abnormalities)”という小さな金属製プラカードが嵌め込まれています。また、SCP-1402-JPの窓や換気口といった外界に繋がる箇所は全て溶接加工が施されています。この溶接加工が施された正確な時期1や施した人物、その目的は未だ不明です。また、出入り口となるドアにも同様に溶接痕が確認できますが、つなぎ目部分が破断しているため開閉することが可能であり、SCP-1402-JP内部へと侵入出来ます。SCP-1402-JPの内部構造自体は当該アパートの他の部屋のそれと変わりありませんが、後述するベッドと椅子を除いたSCP-1402-JP内部に存在する物品は全て大量の煙草の空き箱に置換されています。
SCP-1402-JP発見当初、SCP-1402-JP内部には田原 英二の遺体が存在していました。遺体はベッドの上に仰向けの状態で放置されており、口には一本の煙草が咥えられています。この煙草は吸引や排出といった気流の変動が確認されないにも関わらず一定の間隔で点滅しており、先端から白煙を生じさせ続けています。また、この煙草には消費の兆候が一切見受けられません。
ベッドのすぐ傍にはアンティーク調の木製の椅子が設置されています。椅子の背もたれ部分には黒スーツのジャケットが掛けられており、座面には封が切られた煙草の箱が置かれています。箱には煙草が消費されずに入っていましたが、これらには一度水に浸かったような潤けた跡が確認できます。なお、SCP-1402-JP内部に存在する煙草、またその空き箱は全て同一の銘柄です。
SCP-1402-JPは2023年10月2日に一般人からの通報によってその存在が認知されました。当時、当該アパートは2019年に起きた管理者の自殺によって放置された状態であり、加えて所在地が街の周辺部であったため、近隣住民も滅多に近づかない場所として有名でした。エージェントが現場に駆け付けた際、SCP-1402-JPの周辺には通報者を含む多くの人が集まっていました。彼らにはその場でAクラス記憶処理が施され、ネット上に拡散されたSCP-1402-JPに関する情報は全て削除されました。
市役所のデータベース上では田原氏は当該アパートから転居したと記録されており、SCP-1402-JP内部で未だに生活していた詳細な理由については不明ですが、「管理者がいなくなったことで家賃を払う必要が無くなったため、そのままSCP-1402-JPに留まり続けた」という説が支持されています。この行動は、田原氏と血縁関係にある人間が全員他界していることや、友好関係のある人間がいなかったことから、誰からも把握されていませんでした。田原氏の目撃情報や監視カメラの映像、SCP-1402-JP内の状況から、田原氏は2020年9月の上旬~中旬に死亡したと推測されています。しかしながら、死亡日から発見日までの経過時間が長期であるにも関わらず、何故白骨化していないのかは不明です。
また、検死の結果、田原氏の死因は大腸がんによる病死であることが判明しています。
なんとも言えない読了感を目指しています。
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C-
- _
注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。
- portal:4218409 (18 Sep 2019 10:08)
光の形状というのは違和感があるので、光源の形状とした方が良いと思います。また、推測なので「です」と言い切らず、「であると考えられています」などの推測の形で述べたほうが良いと思います。
内容としては、あまり面白くありませんでした。まず、これを読んだときに、SCP-4999を想起するのは難しいと思います。スポイラーを読んで初めて、白煙がたばこの煙であり、赤い光がたばこの火であることがわかりました。
怪奇部門ということもあり、オチでSCP-4999の関与を明示すると雰囲気を壊してしまうことは理解できます。なので、もう少し説明の段階で、たばこの煙だということが想像できるヒントが欲しいです。タバコだということを強調してもSCP-4999だとわからない人も多いと思います。そういった人まで読者層として想定するのであれば、たばこ以外にヒトの死体など、SCP-4999のイメージを喚起するようなものを配置したいところです。
現状だと最後にヒトの死が示されています。おそらくこのヒトが死んだときにSCP-4999が出現したのだと思いますが、これはSCP-4999が関与しているとわかっているから想像できる時系列であって、現状のヒント量では想像できるものではなく、そのヒトの死とこのオブジェクトのどの要素を結び付けて考えれば良いかわかりません。「死体が回収されたときに人型の実体がいて、おそらくその実体がずっと中にいる」というところまでわかれば、多くの人はSCP-4999まで思い至ることができるのではないでしょうか。
また、情報の過去改変等の部分はSCP-4999の異常性の範疇を越えているので、スポイラーを読んだうえで、違和感が残りました。
第一文ですが「は」が重複していることに違和感があります。また、いきなりこの記述が来ると「部屋あかないんじゃなかったの?」となるので、「その貴重性」の前に「この時点のSCP-XXX-JPは異常性を有しておらず、開閉可能であったため」などの前置きが欲しいです。
着眼点自体は面白いのですが、スポイラーを読んだうえであまり感情的に来るものがありませんでした。ただSCP-4999が閉じ込められているというだけでなく、存在意義を失ったSCP-4999が孤独の中で何を思い、どのような行動を取っているのか、それがもう少し想像できる記述がオチの付近にあると、読後感が変わってくると思います。
批評に対するご意見・ご質問で返信が必要なものにつきましては、ディスカッションで返信の形で投稿いただいたうえで、PMにご一報ください。SB3のフォーラムは追っていませんので、ディスカッションへの投稿だけだと気づけない場合がございます。
批評してくださりありがとうございます。
4999に対する掘り下げを行い、4999に繋がるヒントの提示と部屋内での4999の心情を読者に伝えられるよう改稿していこうと思います。