SCP-2176柱脚抜粋
- 霊体(エクトモーフ/Ectomorph)はエクトプラズムで構成される異常実体であり、時に生物の死によって生じます。
- エクトプラズムは通常の状態下では透明であり、室温で蒸発する半有形流体。電流を受けると、”霊的発光(エクトルミネセンス/Ectoluminescence)”と呼ばれる現象を経て可視波長の光子を放出します。
- 霊体は知力と作用力(物理的な行動を取る能力)に基づいて分類されています。知力と作用力を両方持っているのはクラスA霊体のみです。クラスBには知性がありますが作用力はなく、クラスCは作用力を持ちますが知力を欠きます。クラスDには両方とも備わっていません。
様々な機械
- 改良版カーデック計数機: 霊的発光を用いて霊体を検出するための機器。
- 非物質変異無効装置/non-Physical Displacement Neutralizer: 霊的実体を物理的状態に強制的に変化させる装置。
- スラント霊素固着波生成器/SLANT Ecto-Element Fixation Wave Generator: シュタイナー/レヴィ非実体化抑制装置の理論をベースに開発された装置で、実体化した霊体の霊素を固化する。
- メトカーフ非実体反射力場発生装置: 幽体に影響を与える(物理的干渉する)力場を発生させる装置。
- ハイズビル幽体固定法: 詳細不明。GOCとの共同作戦で使用。幽体を実体化させる儀式である模様。
- シュタイナー・レヴィ非実体化抑制装置(Steiner-Levi's Ghosting Restraint Device、またはGNDユニット): 一度完全な物理的実体を得た霊的存在の非実体化を阻害し、永続的な拘束/収容下に置く事を目的として作成された装置。
- スラント霊素固着波生成器(SLANT Ecto-Element Fixation Wave Generator): 実体化した霊的存在に働きかけ、霊体の構成要素を固化して物理的活動を制限する事を意図した装置。
- 防霊(エクトプルーフ/Ectoproof)収容庫: 霊体を収容できるらしい。クラス4ではAクラス霊体(知性と物理影響力ある霊体)を収容可能。
- ハルトマン霊体撮影機: 霊的実体がちょっとだけ青白く写る写真を撮ることが出来る撮影機。
霊子
霊子は一定の大きさと質量を持たない微粒子であり、物質とはほとんど相互作用しない。霊子は阿霊荷と吽霊荷をもち、阿霊荷と吽霊荷は互いに引かれあう。このため霊子は引力を有しており、霊子は集合することで透明ないし半透明のエクトプラズムを形成する。なお同霊荷は反発しない。霊子が高密度で集合すると実体化し、物理的接触や視認が可能となる。霊子は空間に漂っている。生物は生まれつき霊子を保有しておりその値は一般的に100Mrrである。
霊素
霊子からなる物質。霊素は多種類あり、それぞれ固有の諸性質がある。例として広く知られているものに電流を流すと発光する霊素などがある。
エクトプラズム
霊素によって構成される透明ないし半透明の半有形流体。融点は存在せず、沸点はセ氏15度前後。電流を受けると、”霊的発光(エクトルミネセンス/Ectoluminescence)”と呼ばれる現象を経て可視波長の光子を放出する。エクトプラズムはガラス状態であると考えられている。
霊体
霊体(エクトモーフ/Ectomorph)はエクトプラズムで構成される異常実体であり、時に生物の死によって生じる。一部の霊体は表面が高密度の霊子で構成されており視認することが可能である。更に表面の密度が高い霊的実体は物理的接触が可能となる。
霊体は知力と作用力(物理的な行動を取る能力)に基づいて分類されている。知力と作用力を両方持っているのはクラスA霊体のみである。クラスBには知性があるが作用力はなく、クラスCは作用力を持つが知力を欠く。クラスDには両方とも備わっていない。
霊子の観測
- モリス(Morris)値: 生物の平均霊子密度を基準値(100Mrr)とする。この値よりモリス値が高いとエクトプラズムが形成されやすく、生物の場合死後霊体を生じやすい。逆にモリス値が基準値より低い場合、生物は精神衰弱を起こしやすい事が知られている。モリス値が高い場所はいわゆる心霊現象が起こりやすく、霊体が実体化しやすい。
- モリス原器: (生体が基準となりそうなので、個人的にはどこかに基準とする不死の人工生命体が余剰次元/時間溝内に用意されていても良いように思いました。)
- モリス値の計測方法: 計測したい場所/物体を霊子放出機と霊子観測機の間に置き、計測する。霊子には引力があることから高密度の場所/物体では放出機から放出された霊子は観測機に到達しにくく、逆に低密度の場所/物体では到達しやすい。この原理を利用し、観測された霊子数を元にモリス値を計測することが可能である。
- 晴明観測機: 霊子放出機と霊子観測機からなるモリス値計測機器。
霊体の観測
(霊子あるいはエクトプラズムの量が増えると発光が強くなるという自然な理論が成り立つとすれば、光子または照度や発光強度を定量的に測定することで、測定範囲内の霊子の個数がわかりモリス値が測定できると思いました。
測定手法のイメージとしては
モリス値が既知の基準エクトプラズムを改良版カーデック計数機で測定してモリス値と発光強度の相関関係を示す検量線を作成し、同形状同体積の測定サンプルに電流を同量流して発光強度からモリス値を求める)
ページコンソール
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:4120291 (27 Aug 2019 03:58)
カノンの整理と補強、お疲れ様です。完成を楽しみにお待ちすると共に、私にできることがあればお力添えします。
私はヒュームの理論を広げて遊んでいた時に、「霊的存在にとって、ヒューム値の高い場所は居辛く、低い場所は居やすい」というヘッドカノンを組み立ててみたことがあります。もしよろしければお使いください。ただ、“霊体は自然発生し得るが、延々と常世を彷徨うような奴は異常である”という前提に立って組んだものなので、“常人が感知できないだけで霊体はずっとあなたの横に居るし、霊体の分類によらず存在自体はいずれも非異常である”というカノンとはマッチしづらいものになります。