SCP-2000-JP 血脈を流れる霊子(仮)

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アイテム番号: SCP-2000-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid Keter

特別収容プロトコル_3.2: SCP-2000-JPは台上に置かれたガラスケース内に保管されます。ガラスケース内は温度18℃、湿度30%に調節してください。SCP-2000-JPの収容室の照明はLED照明を用い、SCP-2000-JPの劣化を防ぐため特に理由が無い場合は照明を消してください。

SCP-2000-JP-2はサイト-8141の標準人型収容室に収容されます。SCP-2000-JP-2は年に数回指定された日にSCP-2000-JP-1へ外出することが認められています。新たにSCP-2000-JP-2に指定された人物はメンタルケアを行った後、それまでのSCP-2000-JP-2と同様に収容してください。

SCP-2000-JP担当財団エージェントは西大平山への登山者を監視してください。SCP-2000-JP-1を中心とした半径100mの円周に「立ち入り禁止」の看板を立ててください。財団と無関係の人物が看板を無視してSCP-2000-JP-1へ接近した場合、速やかにその場から離れるように勧告してください。また、年に数回指定された16日間、SCP-2000-JP-1に電動噴霧器を用いて継続的に血液を散布し、SCP-2000-JP-2を常駐させて「儀式」を行ってください。SCP-2000-JP-2は儀式中、SCP-2000-JP-1から離れてはいけません。期間中にSCP-2000-JP-3のSCP-2000-JP-1への接近が確認された場合は4隅に置かれたメトカーフ非実体反射力場発生装置を起動してください。メトカーフ非実体反射力場発生装置がSCP-2000-JP-3によって破壊された場合、盛り塩およびホフマン携帯型電気除霊ユニットを使って浄化結界を張りその中へ非難してください。

説明: SCP-2000-JPは日本の古代文字で記述された族譜と思われる系図です。また、系図の他に座標を指し示すような図も記述されています。SCP-2000-JPは和紙でできており、放射性炭素年代測定で500年代に作成されたものであることが判明しています。SCP-2000-JPは未知の方法で自身の系図の余白に新たな古代文字を発生させます。文字が発生する間隔は不規則であり、最短で5ヵ月、最長で10年と一定しません。現在言語学と地理学を専門とする職員達で結成された解読班によってSCP-2000-JPの内容の5%13%22%が解読されています。

補遺_1 (15/12/2002): SCP-2000-JPの解読の結果、SCP-2000-JPの図はおおよそ北緯34°43’██’’東経134°8’██’’1を指し示していることが判明しました。財団エージェントをその座標の示す場所へ派遣したところ、基準値を大幅に超える霊子密度(500~1000Mrr2)が検出されました。財団は高いモリス値が検出された約6.5m2の地点をSCP-2000-JP-1と指定し、経過観察を行うことにしました。後の調査によりSCP-2000-JP-1は日本三大龍穴の1つである「備前の龍穴」であることが判明しています。財団はSCP-2000-JP-1への不要な侵入を防ぐ目的で「備前の龍穴」に関するインターネット上の情報を規制しています。

インシデントレポート_1 (20/01/2003): 複数の一般人がSCP-2000-JP-1へ侵入し数日間にわたって滞在する事案が発生しました。財団は直ちにエージェントを派遣、男性2名、女性3名の合計5名の身柄を確保しました。尋問の結果、この内の1名が人員を募り結成したグループであることが判明しました。主謀者(澤木 純真)以外の4名はSCP-2000-JP-1について無知であり、有用な情報を得られそうになかったためクラスC記憶処理を行った後、釈放しました。澤木への更なる尋問の結果、澤木は██神徒であり、以前にも何度かSCP-2000-JP-1を訪れ儀式を行っていることが判明しました。また、澤木のモリス値を計測すると310Mrrと高い数値が計測され、財団は重要参考人として澤木 純真を確保しました。以下は澤木 純真に対するインタビュー記録です。

インタビュー記録_1 (20/01/2003)

対象: 澤木 純真

インタビュアー: エージェント・モーガン

<録音開始>

モーガン: はじめまして、澤木 純真さん。体調はいかほどでしょうか。

澤木: 特段変わりはありません。ですがあなた達は一体何ですか。人を拉致監禁して尋問をするのはおおよそ一般的な団体がすることとは思えません。

モーガン: 申し訳ありませんが、現在あなたにその情報を開示することは出来ません。しかし、あなたの返答次第ではお教しえすることもやぶさかではありません。あなたはあの場所で何をしていたのですか。

澤木: …あの場所で気を集めていたのです。あそこは神聖な場所ですから。

モーガン: 確かにあそこは他の場所には無い特徴があります。何のために気を集めていたのですか。

澤木: 来たるべき時に備えて、です。

モーガン: 来たるべき時?

澤木: はい。そのために私達は代々あの場所で気を集めてまいりました。

モーガン: 詳しい理由をお聞きしても?

澤木: これ以上はあなた方に教えることは出来ません。これは私達██神道の最大の秘密であり使命です。

モーガン: そうですか。それでは私共もあなたにこれ以上お教えできることはありません。インタビューを終了します。

澤木: 待ってください、私はいつになったら解放されるのですか。

<録音終了>

終了報告書: 上のインタビューが行われた後、財団は澤木をSCP-2000-JP-2に指定し、収容することを決定しました。SCP-2000-JP-2はこれ以降口を閉ざし、新たなインタビューを拒否しています。

補遺_2: 3月某日SCP-2000-JP-2がSCP-2000-JP収容担当職員に「情報を教える代わりに取引がしたい」と申し出をしました。以下はその後行われたインタビュー記録です。

インタビュー記録_2 (14/03/2003)

対象: SCP-2000-JP-2

インタビュアー: 井上 徹博士

<録音開始>

井上博士: こんにちは、SCP-2000-JP-2。あなたが話す気になってくれて嬉しいです。

SCP-2000-JP-2: あなた方が私を解放するつもりが無いのはよく分かりました。そして今までの状況やあなた方の行動から、あなた方は師がおっしゃっていた組織ではないかと憶測をつけました。なのでこれは取引です。あなた方に私達██神道の真実をお伝えします。その代わり私の要望を受け入れてください。

井上博士: あなたの要望を受け入れるかどうかは後に議会にて話し合われるでしょう。まずはあなたの持っている情報をお教えください。

SCP-2000-JP-2: …分かりました。ここで黙っていても物事は進みません。私達██神道の使命ははるか昔に封印され眠りについたと言われる鬼の復活を防ぐことです。一般人なら鬼と聞いて何を馬鹿なこと言ってるんだと鼻で笑うかもしれません。しかしあなた達が私が思っている組織であるならばそんなことはしないでしょう。むしろ協力してくださるはずです。どうですか、違いますか。

井上博士: そうですね、あなたの言っていることが事実であるならばそれは考慮すべき由々しき事態だと思われます。

SCP-2000-JP-2: ██神徒は血脈によって約2000年前からあの場所「備前の龍穴」で気を集めてまいりました。集めた気は師から弟子へ脈々と受け継がれております。一時は血脈が途切れかけたこともあったそうですが、幸い途切れることなく現在まで続いております。

井上博士: ふむ、それでは██神徒全員がその使命を負っていると?

SCP-2000-JP-2: いいえ、██神道の秘密は一子相伝、この代で使命を負っているのは私のみです。

井上博士: なるほど。それではあなたの一族は古代からその使命を背負ってきたということですね。

SCP-2000-JP-2: いいえ、私の一族にそのような使命はございません。

井上博士: え?

SCP-2000-JP-2: 私は今は亡き師からこの使命を受け継ぎました。受け継ぐ前まではただの██神徒です。しかしこれは重要なことではありません。あなたは天一神をご存知ですか?

井上博士: 確か陰陽道の神ですよね。

SCP-2000-JP-2: その通りです。通常天一神は下界へ降りてこられ八方を巡っておられます。天一神は様々な場所の気を御霊に溜め、それをお力に変えて吉凶禍福を行います。そのため天一神が下界におられる時は気を集めることが出来ません。

SCP-2000-JP-2: しかし天一神が天上へ上ってご不在の期間があります。それが天一天上の16日間です。そしてこの間は日遊神という別の神が降りてこられます。日遊神は不浄を大層嫌います。ですので私達はその期間不浄の者と共にあの地を訪れ、気を集めるのです。お願いします、もうじき次の天一天上が訪れます。私をあの地へ行かせてください。私の代で途切れさせるわけにはいかないのです。

井上博士: 分かりました。議会に報告してみましょう。

<録音終了>

終了報告書: 上のインタビューが行われた後、井上博士はSCP-2000-JP-2の取引の内容を議会に報告しました。論議の結果、財団職員の監視のもとSCP-2000-JP-2の外出が認められました。また、SCP-2000-JP-2の協力によりSCP-2000-JPの内容は全て解読され、SCP-2000-JPはおよそ60年前の戦禍で失われたとされる ██神道の血脈を記しているものであることが判明しました。一部暗号化されている文があり現在解読中です。

補遺_3: ██神道に伝わる鬼の伝承は以下の通りです。

その昔蠅聲なす荒ぶる鬼あり。その姿常に遷り変り、直視した者皆発狂し狂気に陥りたり。大地を溶かし野原を焼き岩石を降らせ民皆詰まりたり。
北の地より来たる陰陽師大海刀弁オオアマノトベは民を哀れに思い鬼を退治せんとす。大海刀弁と鬼は四日四夜戦い、大海刀弁ついに鬼を屴蔭島に追い詰ることに成功せしむ。星辰正しき五夜目、大海刀弁はその力を以て島ごと鬼を深海に封じ込めん。
しかし鬼強大なりて大海刀弁の力を以てしても完全に封印する事叶わず。星辰そぐわぬ時鬼ふつりふつりと目覚めんとす。
大海刀弁鬼の復活を案じ弟子を採りその技を伝え使命を授けん。これ██神道の始まりなり。

インシデントレポート_2 (23/04/2008~08/05/2008): 通例の儀式の際中、2名の女性職員が腹痛や頭痛、吐き気を訴えました。月経随伴症状の悪化と思われ2名は帰還を命じられ、他の月経中の女性職員が2名補われました。儀式中1名が大量に下血、女性職員は一命を取り留めましたが、安全面の観点から今後儀式に採用される人員は女性Dクラス職員から補充されることになりました。

インシデントレポート_3 (10/10/2010~25/10/2010): 通例の儀式中、SCP-2000-JP-1の周囲にわずかに高いヒューム値(1.5Hm)を検出しました。経過観察を行いましたが異常は見当たらなかったため儀式は続行されました。儀式中頭痛や腹痛、体のだるさ、吐き気を訴える職員が現れましたが、いずれも軽症であったため鎮痛剤の服用をすることで症状を緩和させました。
儀式が終わり、SCP-2000-JP-2と監視員3名、Dクラス職員5名が下山している途中、1団が視認不能のクラスA霊体と思われる実体(SCP-2000-JP-3)に襲われる事態が発生。SCP-2000-JP-3はSCP-2000-JP-2を集中的に狙い、SCP-2000-JP-2の四肢を切断、腹部を破裂させるという重傷を負わせました。巻き込まれた他の職員も重軽症を負いましたが、強襲開始から30分後には止みました。その後、SCP-2000-JP-2の強い要望により監視員の1名がSCP-2000-JP-2の██を[編集済]ことでSCP-2000-JP-2の霊子を継承し新たなSCP-2000-JP-2に指定されました。
この事件を受け財団はSCP-2000-JP-1の周囲を再捜査することを決定、その結果SCP-2000-JP-3がSCP-2000-JP-1を中心として西大平山内を徘徊していることが分かりました。捜査の際、数名の職員がSCP-2000-JP-3と接近しましたが被害を受けることが無かったためSCP-2000-JP-3は霊子密度によって襲う対象を判別しているものと思われます。SCP-2000-JP-3とSCP-2000-JP-2が話していた鬼との関係性の有無は現在調査中です。

補遺_4 (01/11/2010): SCP-2000-JP-3回収作戦
目的: SCP-2000-JP-3の回収およびサイト-81██への収容

特別回収プロトコル: モリス値を200Mrrに調節した人工人型生命体を囮にSCP-2000-JP-3を非物質変異無効装置(nPDN)の有効範囲内に誘き出します。機動部隊ず-4("最果てのゴーストバスターズ")はSCP-2000-JP-3がnPDNの有効範囲に入り次第nPDNを起動し、SCP-2000-JP-3を防霊収容庫に収容してサイト-81██への運搬を行います。また収容の際SCP-2000-JP-3の反撃を受けることが予測されますので反撃された場合は自動小銃を用いてSCP-2000-JP-3を攻撃し弱体化させてください。

事後報告: SCP-2000-JP-3がnPDNにより実体化後機動部隊員はSCP-2000-JP-3の収容を試みましたがSCP-2000-JP-3の反撃にあいました。機動部隊員が自動小銃を用いてSCP-2000-JP-3を攻撃をするも目に見えた損傷を与えることは出来ませんでした。SCP-2000-JP-3は機動部隊員1名に死傷、3名に重傷、6名に軽傷を負わせた後nPDNを破壊して逃走しました。

補遺_5: SCP-2000-JPに記されている暗号文の解読が終了しました。以下はその解読結果です。


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