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出典: SCP-5378 - Eternal Sunshine of the Spotted Beetles /
著者:FluffyDog00
作成日(EN): 2021/6/22
Rev: rev.21まで反映済み
ソース: Wikimedia Commons
ライセンス: CC0
タイトル: Forget Me Not (210911317).jpeg
著作権者: Rodrigo.Argenton
公開年: 2017年
補足:
・元ネタと思われる映画作品
Wikipedia『エターナル・サンシャイン』(原題:『Eternal Sunshine of the Spotless Mind』)
・元ネタと思われる映画作品のタイトルの元ネタとなった詩
Wikipedia『Eloisa to Abelard』(『エロイーザからアベラールへ』の意)
SCP-5378のディスカッションの著者FluffyDog00氏のポストより引用
全体のテーマとして、以下のJPop2曲の歌詞を使用しています。
「触れた手と手 もどかしい距離」 - シド『Ster Forest』
「戻れないなら ゼロを楽しもう また始めよう - シド『ほうき星』
tags: alive animal insect neutralized reviewers-spotlight sapient scp sentient
タグ: 生命 動物 昆虫 neutralized 批評者スポットライト 知性 scp 自我

SCP-5378-AとSCP-5378-B。
アイテム番号: SCP-5378
オブジェクトクラス: Neutralized
Special Containment Procedures: SCP-5378-A and SCP-5378-B were kept in a small enclosure with soil, rocks and various flora. They were fed four raisins per day, and had their container cleaned every week.
特別収容プロトコル: SCP-5378-A及びSCP-5378-Bは、土、岩及び様々な花を備えた小型の囲い地に収容してください。SCP-5378-A及びSCP-5378-Bには1日につき4個のレーズンを与え、週ごとに収容場所を清掃してください。
Description: SCP-5378 is the designation for two sapient ladybird beetles,1 which are referred to as SCP-5378-A and SCP-5378-B. Both instances constructed miniaturized versions of manmade structures and objects using natural materials, such as leaves, rocks, and dirt.
説明: SCP-5378は2体の知性を持つナナホシテントウ2への指定です。2体についてはそれぞれSCP-5378-A及びSCP-5378-Bと呼称します。両実体は葉、岩及び土といった天然の素材を用いて、小型の建造物や物体を手作りします。
Addendum 1: Below is a list of every recorded structure built by SCP-5378-A and SCP-5378-B, as well as the context of their creation.
補遺1: 以下は、SCP-5378-A及びSCP-5378-Bによって形成された構造物及びその製作における状況を全て記録した一覧です。
Structure Created | Context |
---|---|
製作された構造物 | 状況 |
A small tent comprised of two propped-up Rose leaves. | SCP-5378-A and SCP-5378-B had just been contained. |
2枚のバラの葉をもたせかけて作られた小型のテント | この際、SCP-5378-A及びSCP-5378-Bを収容しました。 |
A sleeping bag made of leaf petioles sown together. | SCP-5378-A and SCP-5378-B appear to "sleep" together within the sleeping bag for eight hours. |
寝袋 | SCP-5378-A及びSCP-5378-Bは共に寝袋の中で8時間「眠っている」ように見えます。 |
A separate sleeping bag. | After climbing around the enclosure in what is assumed to be an escape attempt, SCP-5378-A and SCP-5378-B meet outside the tent. They start making harsh buzzing noises at each other. After the altercation, SCP-5378-A makes its own sleeping bag. |
別の寝袋 | 囲い地の周辺を登り脱出の試みと思われる行動をとった後、SCP-5378-A及びSCP-5378-Bはテントの外で相見えました。SCP-5378-A及びSCP-5378-Bは互いに、激しく羽音を鳴らし始めました。口論の後、SCP-5378-Aは一人用の寝袋を製作しました。 |
Two two-story cabins. | Probably a result of the former incident. |
2階構造の小屋2棟 | 先述の出来事の結果と思われます。 |
A letter etched onto a woodchip. | After nine months since the cabins were created, SCP-5378-A gives the letter to SCP-5378-B at its doorstep. |
木片に刻まれた手紙 | 小屋を製作してから9か月後、SCP-5378-Aは小屋の前で待ち構え、手紙をSCP-5378-Bへ渡しました。 |
A bench made of twigs held together by twine. | SCP-5378-B slowly walks out of its cabin towards SCP-5378-A's cabin. It taps on the door. When SCP-5378-A comes out, they build the bench and sit next to each other. After an altercation consisting of quiet buzzes, they touch their forelimbs together. |
より糸で小枝を繋いで製作したベンチ | SCP-5378-Bは小屋から出て、SCP-5378-Aの小屋に向かってゆっくりと歩きだしました。SCP-5378-Bはドアを軽くたたきました。SCP-5378-Aが部屋から出てきた時に、2体はベンチを製作し、隣り合って座りました。静かに羽音を鳴らして何かを言い合った後、2体は互いの前肢に触れました。 |
A heart. | SCP-5378-A and SCP-5378-B combine two leaves into the shape of a heart on the enclosure floor. They both lay in the middle of the heart sideways, holding each other's limbs. |
ハート | SCP-5378-A及びSCP-5378-Bは、囲い地の床面でハート形の葉を2枚つなぎ合わせました。2体はハートの内側で横向きになり、互いの四肢を握りました。 |
After SCP-5378-A and SCP-5378-B were observed to be unmoving for several hours, they were removed from their enclosure. It was confirmed that SCP-5378-A and SCP-5378-B had expired, most likely due to old age.
SCP-5378-A及びSCP-5378-Bが数時間動きを見せなかったため、2体を囲い地から取り出しました。SCP-5378-A及びSCP-5378-Bが死んでいることが確認されました。死因は老衰の可能性が濃厚です。
Addendum 2: Below is the letter mentioned in Addendum 1. It was put under a microscope for comprehensiveness.
補遺2: 以下は、補遺1で言及された手紙です。全てを確認するのに顕微鏡を使用しています。
Hello my sweet Rose,
やあ、愛しいローズ。
My limbs are aching, and the world around me spins uncontrollably. I think this is the end.
僕の手足は疼くように痛み、取り巻く世界も制御できないほど回って見えている。もう最期が近いのだと思う。
I'm sorry about the altercation we had long ago. Our jailing here wasn't your fault, and I should have been less harsh.
ずっと前にしてしまった口論、あれは僕が悪かったよ。この監獄に捕まったのは君のせいじゃない。もっと棘の無い言葉を選ぶべきだったよ。
Without you, I have been mournful. I miss your touch, and the fluttering of your wings ringing through my ears. I miss traversing through the blue skies with you at my side. Wherever we were, you made it all the better.
君がいないと、僕は悲しみに明け暮れてしまうんだ。君の感触が、耳に鳴り響く羽ばたきの音が恋しいよ。君の隣であの青い空を飛び交っていた時が愛しいよ。どこにいようとも、君がいてくれればそれで良かったんだ。
I figured since we are taking our last breaths, we might as well take them together. We shouldn't have to die in isolation.
僕らは最期を迎えようとしている。どうせならば一緒に過ごさないか。お互い孤独に死んでいく必要なんてないよ。
Please. Let's talk.
お願いだ。君の声が聞きたいよ。
Sincerely,
愛をこめて、
Harold
ハロルド
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任意A任意B任意C- portal:4052664 (18 Jun 2018 18:44)
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