【その他】レイアウトお試し用

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以下はO5評議会によって作成されたメッセージです。

全職員へ通達。

本日の評議会会議により、SCP-001-JPによるYK-クラスシナリオの回避は不可能であると結論付けられました。以下のファイルを根拠として添付します。

  • 物理系総合シミュレータによるシマダ機構破綻時の解析結果
  • SCP-001-JP関連並行宇宙観測記録#26
  • 未来予知オブジェクト啓示記録一覧

本日をもって、全ての職員はその任に強制されません。来たる時まで各自の生を全うしてください。

お疲れさまでした。


+ Quality of Death


「切るぞ」

開いた鋏の刃を根元につける。ほんの一瞬逡巡する。だが切らなければならない。一息ついて覚悟を決める。

「すまない」

ぐっと鋏を握りこむ。小気味よい金属音と共にぽとりと藤の枝が落ちた。

ここは財団のサイト-8173の第8植物園。財団の施設としては珍しい、アノマリーを一切入れない”ごく普通の”植物園だ。研究機関としての役割を持つとともに、異常が日常になりかねないこの財団において、正常が何かを思い出させてくれる貴重な場所でもある。私は数年来ここの植物の手入れを行ってきた。
今は花の咲き終わった藤の剪定を行っている。開花時期を過ぎた藤は、夏の日差しを存分に受けて枝が際限なく伸びる。好きなように生長させると非常に見苦しくなる。そのため、必要のない枝を断つ。

地面にしゃがみこみ、切り落とした藤の枝を拾う。植物特有の香りが切り口から強く漂ってくる。まだ生きているのにと枝から訴えかけられている気分になる。

「すまない」

このところ、頻繁にこの言葉が出てくるようになった。
やらなければいけないことではある。夏前にある程度枝を切らなければ、思うように花が咲かないことがある。また、藤は生命力がひときわ強く、生存のため周囲の樹木に巻きつき、場合によってはその樹木を絞め上げて殺してしまう。こと植物園においては手をかけてやらないと大変面倒なことになる木だ。
だが、それは人間が育てる場合に限る。野生の藤は手をかけずともたくましく育つ。寿命も長い。放置された藤が周囲を侵食していくことがニュースになるほどには強い。藤が生きるために人間の手は必要ない。

私は余計なことをしてきたのではないか。


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  1. portal:4052664 (18 Jun 2018 18:44)
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